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猫を放つ
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目次

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猫を放つの作品紹介

猫を放つのあらすじ

写真家の妻マイコ(⾕⼝蘭)との距離に悩む⾳楽家のモリ(藤井草⾺)は、かつての友⼈アサコ(村上由規乃)と、思いがけない再会を果たす。 その出会いは、とうに過ぎ去った愛情を、ふたりの間に呼び起こす。しかし思い出はすれ違い、期待や欲望を含んだ記憶は、ぼやけ、歪み、それぞれの中で都合よく書き換えられながら現れる。 そして⻑い散歩の終わりに、モリとアサコは、もう既に軌道を外れてしまった⼆つの⼈⽣と、それぞれが⽴つ〈今〉を、あらためて⾒つめ直すことにー

猫を放つの監督

志萱大輔

原題
Leave the Cat Alone
公式サイト
https://hutpictures.jp/Leave_the_Cat_Alone/
製作年
2025年
製作国・地域
日本
上映時間
102分
ジャンル
ドラマ恋愛
配給会社
イハフィルムズ

『猫を放つ』に投稿された感想・評価

音楽家のモリは、写真家である妻マイコとの距離を埋められず悩んでいた。ある日モリはかつての友人アサコと思いがけない再会を果たし、彼女への古い愛情を呼び起こされる。アサコもかつて自分がモリに惹かれていたことを思い出す。しかし、ふたりの記憶は期待や欲望を含みながら、ぼやけ、歪み、それぞれの中で都合よく書き換えられて現れる。そして長い散歩のあと、モリとアサコは既に軌道を外れてしまったふたつの人生と、それぞれが立つ現在を改めて見つめ直していく……

26ー109ー02ー01
(志萱大輔監督舞台挨拶付き上映・聞き手クリエイティブプロデューサー三好剛平氏)

非常に引き込まれて余韻の残る良作でした。これはなかなか他に類を見ない手法で作られた、ちょっと珍しい作品といっていいんじゃないでしょうか。それはどういうことかというと、少し志萱監督の舞台挨拶での言葉をお借りすると、実は今作は2018年に中編映画として完成していたとのこと。ただ監督自身が「何かが足りない」「少し理想とは違っている」と、疑問を抱いたことから公開には至らず、その時の”記憶”や”想い出”を都合よく上書きして新しいものに作り直したかったとのこと。それを裏付けるように今作は今から7年前に撮影した当時のままのアーカイブ映像に、現在に撮影した映像を重ね合わせる、付け加えるといった、ある意味斬新な手法での作品となっています。これには目から鱗でした。とにかく今作には”記憶”に纏わるエピソードが所々に点在しており、それが観る者に考察させてくれるんですよね。いくつかの同じシーンで、男からの視点、女から視点それぞれの”都合”、つまり記憶の曖昧さによって捉え方が変わってくるというもの。このことは舞台挨拶時、監督への質問コーナーで理解出来たこと。(実はこれ、私が質問させて頂いたのですが😅)
そしてタイトルの「猫を放つ」。本編には猫どころか動物一匹登場しない。ではどこからこのタイトルが?実はこれも質問コーナーで観客の方からの問いだったのですが、志萱監督はタイトルを付ける際、あまりかっこよくラッピングするような付け方はしないとのことで、(映画を)作っている時間の中で、自分の中にふと頭に浮かんだことをタイトルにすることが多いとのこと。今作も全く猫は登場しないが、それは「猫って自分にふっと近づいてきたと思うと、ふっといなくなる」それが、ふとした瞬間に消えていく”記憶”と同じように思えたとのこと。振り返ればこの映画は「曖昧な記憶に纏わる物語」って聞くとなるほど納得でした。
最後に。役者さんの、ほんとに日常にもありそうな自然な演技に魅了させられました。特に個人的に妻マイコ役の谷口蘭さんが気になりました!

(余談)
聞き手であるクリエイティブ・プロデューサーの三好剛平氏からタイトルの考察で、”このタイトルと記憶に関する過去と現在の映像の重ね合わせの話し”ってことを聞いて直ぐに、「あ!これは量子力学の”重ね合わせ”と観測問題を説明するために、箱の中の猫が観測されるまで、生きている状態と死んでいる状態が同時に存在すると仮定する思考実験の″シュレディンガーの猫″からきてるでしょ?」との問いに「いや~さすがにそこまでは無いなぁ~」と驚愕されていたやりとりは見ててとても微笑ましかったです。
トム
2.4
猫どこ。たまに入るオカルトなに。てか芸術まわり世界せま。
3104
3.6
寿司と餃子。


谷口蘭が出ているとそれだけでいい映画になる(主観)ので、もっと色々出演してください。

記憶の勝手さと“滲み”・・監督のインタビューを読んで作品の構造や深慮を理解したものの、読まないとわからんよという部分もあり。二度ほどあるホラーチックなシーンとかね。
過去回想のシーンを先に撮っていたことが、結果的に作品の強度を増すことになった思う。


あ、猫は放たれたりひどい目に遭ったりしません、そもそも出てきません。どこかで鳴く声はしたけれど。

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