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おさるのベン
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おさるのベンの作品紹介

おさるのベンのあらすじ

ハワイの森に佇む高級別荘地の実家に、友人と帰省した大学生ルーシー。家族と、幼い頃から暮らしてきたチンパンジーの“ベン”との再会に心躍らせる。プールにパーティ、楽しい休暇――しかし、いつもは賢くてかわいいベンの様子の何かがおかしい・・・。

おさるのベンの監督

ヨハネス・ロバーツ

原題
PRIMATE
公式サイト
https://osaru-ben-movie.jp/
製作年
2025年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
89分
ジャンル
ホラーパニック
配給会社
東和ピクチャーズ

『おさるのベン』に投稿された感想・評価

RaMu
3.5
タイトルに騙されるな!
狂犬病めちゃくちゃこわいぞ!
破傷風ホラーに続き狂犬病ホラー。
発症すると水が怖くなるというのを逆手にとってプールに逃げ込むというシチュエーションが◎
ヨハネス・ロバーツ監督は、狂気に染まったチンパンジーを通じて、紀元前から人類を脅かしてきた狂犬病(恐水病)の恐怖を現代のスクリーンに蘇らせた。舞台となるのは、丁寧にデザインされた絶海の豪邸。そこで繰り広げられるのは、狂犬病に感染したチンパンジーによる、緩急自在のスリルと衝撃的なバイオレンスだ。

傷口からの感染が命取りになるというリスクは出血描写に凄まじい緊張感を生み、いかに知能があろうとも、武器も防具も持たない一般人が凶暴化した動物に太刀打ちできないという人間の無力さも突きつけてくる。隣の部屋への移動すら、携帯電話を取りに行くことすら命がけ——そんなリアルで切迫したシチュエーションが、細かな伏線とともに練り上げられた脚本によって、主人公たちと観客を等しく恐怖のどん底へ引きずり込んでいく。​​​​​​​​​​​​​​​​

ジョーダン・ピール監督の『NOPE/ノープ』にも似た要素があるが、本作の恐怖の源泉は、言語コミュニケーション研究者に育てられたチンパンジーという設定にある。人間とある程度の意思疎通が可能な高い知能を持つベンだからこそ、その行動は予測不能かつ、観る者を不安に陥れるのだ。

人間の動きに対応する知能、言語デバイスを使って挑発してくるサイコパスめいた邪悪さ、そして遊び心や好奇心がなければ決してやらないような残虐行為——「ここまでやるか?」と思わせつつ、「やらないとも限らない」とギリギリ納得させるバランスで描かれる“狂ったチンパンジー”の挙動は、圧巻というほかない。そこに動物ならではの筋力と容赦のなさ、耳をつんざくような鳴き声が加わることで、本作は息もつかせぬスリルと、思わず顔をしかめるほどのバイオレンス/ゴア描写を実現している。​​​​​​​​​​​​​​​​

そんなベンだが、驚くべきことに基本的にVFXではなく、生身の人間がスーツアクターとして演じているという。この手法が功を奏し、緻密な”人間味”と研究され尽くしたチンパンジーの動きが絶妙なバランスで融合。共演者たちからも”そこに実在する恐怖”への生々しい反応を引き出すことに成功している。

そして本作の魅力をさらに一段階引き上げているのが、主人公姉妹の父親役を演じたトロイ・コッツァーの存在だ。​​​​​​​​​​​​​​​​

『コーダ あいのうた』でアカデミー助演男優賞を受賞したコッツァーは、聴覚障がいを持つ父親として、娘たちや友人、そしてベンと手話で意思疎通を図る。作中では既に亡くなっている主人公の母親が言語コミュニケーションの研究者だったという設定や、知能の高いチンパンジーとの英語のみに頼らないコミュニケーションといった要素を繋ぐ重要な役どころだ。

耳が聞こえない彼が、迫りくる脅威をどう感じ取るのか——その描写は他のキャラクターとは明らかに一線を画している。さらに、聴覚にハンディキャップはあるものの、肉体的には作中で最もたくましく、戦闘能力も高そうに見える点も興味深い。コッツァーは卓越した演技力はもちろん、彼にしか体現できない多様な身体性によって、本作に奥行きと豊かさをもたらしている。​​​​​​​​​​​​​​​​

また、本物の姉妹かと見紛うルーシー役ジョニー・セコイアとエリン役ジア・ハンターの息の合った化学反応や、利己的なずる賢さと最低限の正義感を併せ持つケイト(ヴィクトリア・ワイアント)の人間臭いキャラクター造形、そして兄ニックが襲われた際の狂乱・憤怒の表情で強烈な印象を残すハンナ役ジェシカ・アレクサンダーなど、若手キャストたちもそれぞれ存在感を発揮している。

もちろん細かく見れば、「なぜチンパンジーの言語学習デバイスに『DEAD(死んだ)』なんて単語が登録されているのか」、また「そこまで接近して主人公に気づかないベンって……マジックミラー越しじゃあるまいし」といったツッコミどころはある。やや演出過多な部分も否めない。それでもホラーパニック・エンタテインメントとしては、最初から最後まで画面に釘付けにされる一本だった。

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観た回数:1回
狂犬病に罹患した動物と閉鎖空間というと『クジョー』なんだろうし
本作は『クジョー』を連想させることを想定している……はずなんだけどなぁ。
見せ場は猿が徹底的に人体をぶっ壊すところだけ。
登場人物は頭が悪すぎて、ひたすら殺されるだけなので風情が無い。
猿もほぼ迷いのない殺人マシーン。悲しみ苦しみもなにもない。
今のアメリカ映画らしい、短絡的で超弩級に頭が悪い映画。

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