
時は未来。人類はついに宇宙への進出を果たし、植民地惑星の拡大を始めていた。〈ダーク・スター号〉は、その開拓ルートを確保するため、「不安定な惑星を破壊する」という非常に地味で危険な任務を担う特殊部隊船。だがこの船は、20年前に出発してからというもの、ほぼ放置されたまま宇宙を漂い続けていた。乗組員たちは、かつての理想を忘れ、機械の故障と慢性的な退屈のなかで次第に“何のために働いているのか”すら分からなくなっていく。ある事故をきっかけに、命令を受けて爆破されるはずだった20号爆弾が、“自分とは何か?”、“本当に爆破すべきなのか?”と考え始める。人間よりも真剣に存在を問う爆弾。思索の果てに、爆弾が出した結論とは?
23世紀、大宇宙に天体規模の大きさの雲が発生。調査に赴いた惑星連邦の宇宙艦船を破壊消滅させ、地球に迫る。この未曾有の危機を阻止できるのは、かつて5年間の調査飛行で全宇宙に勇名をはせたカーク…
>>続きを読む1982年の冬、南極基地にいる12人の隊員が10万年以上も氷の中に埋まっていたエイリアンを発見する。氷が溶け出てきたエイリアンは、次々と形態を変えながら隊員たちに襲いかかる。