「ワイルド・アット・ハート」のスピンオフでもあるバイオレンス作品です。
主役のロメオ&ペルディータは、あくまでも純粋であったセイラー&ルーラやミッキー&マロリーと違いかなりの極悪カップルで、その道行きも死の匂いが充満しております。

ハビエルが演じたロメオの“変な髪型のバイオレンスキャラ”は、10年後の彼の主演作「ノーカントリー」に受け継がれたりします。

ハビエル・バルデムが気持ち悪すぎる(誉め)バイオレンス&ロマンス&クライム&ホラーごちゃ混ぜ映画。
ハビエル・バルデムの兄カルロス・バルデムも出てた。

なんだこれと思いながら見ていたが、バリー・ギフォードの「ワイルド・アット・ハート」原作小説シリーズ(「セイラーとルーラ」シリーズ)の3作目を原作としてるみたい。

サンテリアの司祭のフリをした犯罪者ロメオと偶然出会った女性ペルディタのとんでもないロードムービーの趣。
レイプはするわ、謎の儀式で人は殺すわで、巻き込まれたドウェインとエステルが悲惨すぎ😅
麻薬だけでなく、運んでいるのは山積みになったアレ…

狂気の二人の他にもギャングや麻薬捜査官も入り乱れ、裏切りあり惨殺ありでまぁ血生臭くギラギラした映画だったな。

とにかくハビエル・バルデムがキョーレツ。「ノーカントリー」のシガーもおかっぱ頭だったがひたすら怖い系、この映画のロメオはあのストレート長髪前髪パッツンに白目剥いて雄叫びあげて儀式で暴れる姿や、動物的レイプシーンはちょっと直視できないくらいだった😵

ナチュラルに気が狂ってる系のバイオレンスコメディ(？)