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ニホンジン
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上映館
 - 6館
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ニホンジンの作品紹介

ニホンジンのあらすじ

ノボルは、自らのルーツを探し求める 10 歳の日系ブラジル人の少年。家族について知りたいと思い、祖父の秀雄に話を聞くことにします。これまで過去と向き合うことを避けてきた秀雄でしたが、ノボルの思いを受け止め、自分の物語を語る決心をします。ノボルが家族の歴史をたどっていく中で、彼はこれまでまったく知らなかった“ある叔父”の存在にたどり着きます。

ニホンジンの監督

セリア・カトゥンダ

原題
Eu e Meu Avô Nihonjin/My Grandfather Is a Nihonjin
製作年
2025年
製作国・地域
ブラジル
上映時間
84分
ジャンル
アニメ

『ニホンジン』に投稿された感想・評価

月
3.8
セリア・カトゥンダ監督
原作:オスカール・ナカザト
(2012年、ブラジル出版界の文学賞「ジャブチ賞」を受賞した同名小説)
脚本:リタ・カトゥンダ
美術着想:大岩オスカール(現代美術家)

ヒデオ:ケン・カネコ
(横浜出身の日系一世、画家)
ノボル:ピエトロ・タケダ

ブラジルに暮らす日系移民三世代の人間ドラマを描いたアニメ映画
(2026年公開 ブラジル 84分)

すごく良い作品でした
めっちゃ考えさせられたし
あたたかい気持ちにもなりました

頑固ジィチャン!
頑固すぎるやろっ!とは思いましたが 笑

祖母のお味噌汁の味が口の中に広がり、
もっと飲みたかったなぁ〜
と胸があつくもなりました✨

物語は
ブラジル日系移民三世である10歳の少年ノボルは、小学校で自らの文化的アイデンティティについて調べる宿題を与えられ、祖父のヒデオのもとを訪れ、なぜ日本人なのにブラジルに来たのかなどをしつこく尋ね…
寡黙なヒデオが渋々
自分の半生を語りはじめる…
と始まります

日系一世と呼ばれるヒデオが
遠く離れたブラジルの地で
日本のアイデンティティを守る…
それは並々ならない苦労と覚悟があったんやろうなぁ
ましてや戦時中でもあったわけやし…
と感慨深く

その子ども世代のハルオの苦悩や葛藤、
「これから」を生きる孫世代のノボルの思いも
また胸に響きました✨

日頃、日本にいると感じない、考えない「日本人としてのアイデンティティ」に思いを馳せることのできる良作でした✨


〈備忘録〉
1900年台、多くの日本人が新聞の公募により遠く離れたブラジルへ渡った
その際、「家族単位での移民」が条件だっため、見ず知らずの男女が形式上の夫婦となり家族が構成されるケースが多発し「構成家族」と呼ばれた

1908年以降で約26万人の日本人がブラジルに移住し現在約200万人以上の日系人が住む(「日系」の定義が難しくなってきているとのこと)


26-386-174
minavo
2.0
ブラジルの日系三世のノボルくんが、学校の宿題で自分のルーツをおじいちゃんに聞くアニメ。

実はおじいちゃんは再婚だったとか孫がはじめて知るじいちゃんの色恋に、途中までおもしろく観てたけど、いつしか意識をなくした。

もう少し、日本独自の文化の話を絡めてもよかったかもしれない。

実際の三世世代は二世と一緒に、おじいちゃんの国、日本での生活を体験しにきてる。お友達の日系人は、ブラジルではモテるけど、日本にきたらモテなくなるとぼやいてる。そりゃそうだ。
pa4
3.9
今から30年ほど前、ブラジルへ出張した折、サンパウロのホールで、日本人会主催のイベント「紅白歌合戦」をやっているのを知り、見に行った。
日本のそれと同じく、男女の組に分かれ、出演者の大半はアマチュアで、「与作」「涙の連絡船」とかを歌って競っていた。日本で売れていた日系ブラジル人歌手マルシアさんのお母さんも出演していた。

二千〜三千人の日系人で盛り上がっていた会場を後にすると、本作でもチラリと出ていたように、高さ15メートルはあろう立派な朱色の鳥居がすっくと立っていた。
近くには、三重県出身者が造ったのか「みえけんはし(三重県橋)」という名が彫られた橋が架かっていた。日系人社会の団結力の強さや望郷の念、日本文化への矜持が感じられた。

のっけから脱線。wikiなどによると、明治期以降の100年余で、約26万人の日本人が労働者不足に悩むブラジルに移住し、現在同国に住む日系人は200万人以上。
この間、第二次大戦で敵国同士となった日本・ブラジルが国交を断絶した時期もあり、日系人は艱難辛苦を味わったようだ。

そして、本作でも描かれていた通り、第二次大戦の終戦直後、日本の勝敗をめぐり、日系人社会が「勝ち組」「負け組」に分裂してテロ事件が頻発したという。今では信じられない話だ。

またもや脱線…。上記のようなことを思い浮かべながら観ていた本作では、「家族史を調べよ」との宿題が出た孫が、ジッチャン(祖父)から少しずつ「日本」を聞き出していく。
コーヒー農園での強制労働、妻の死、国交断絶、次男との気まずい別れ…最初は昔のことを話したがらなかったジッチャンが徐々に心を開いていき、孫との語らいを機に、音信不通だった次男を探し出す。

その過程で、日本人であることや日本文化の継続を大切にするジッチャン世代と、大切にしようにも日本語も日本文化も知らない孫世代のギャップ、そして両世代に共通する「自分はナニ人か」というアイデンティティーの悩みなどが浮き彫りにされていく。
作中、「母国はブラジル、祖国は日本」というセリフがあった記憶だが、彼らの心中を投影した言葉だと思う。

客席には、日本に住む日系ブラジル人と思しき人たちが大勢いた。その人たちのために、そして彼らと共生していく私たちのためにも、本作と逆の映画〜日本に住む日系ブラジル人と日本社会を描いた映画〜も観てみたい。

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