一言で言うと、学習用記録映画という感じ。第二次世界大戦終了時までの50年間、日本が台湾を統治していたことは多くの日本人が知っていると思うが、その後の台湾がどのような歴史を歩んできたかについてはあまり…
>>続きを読む(1) 名前が複数ある、言語が複数その人のなかで生きている、という事実は、ナショナリズム・戦争を背景とした激動の歴史のなかで、その人が生きてきたという、象徴であるように思った。
(2) 特に男性の…
台湾で知り合ったおじいさんを思い出す。運命といえば運命。
時代が悪かった、生まれた場所が悪かった、としか言えない。
誰のせいにもできない。
この先自分に起こらないとも限らない。だとしても、人にあたら…
自分が属する国や文化やイデオロギーに迷うことなく生きられることの幸運に気付かされた。しかし、それら全てが揺らぐ環境に生まれ、自分の意思で自分のアイデンティティを形作らなければならなかった人たちが、不…
>>続きを読むドキュメンタリーということで淡々と進むが、誰を撮るのかということで主張が違ってくる。
このドキュメンタリーの主題は、敗戦後の台湾、日本の占領に変わって蔣介石など外省人が入ってきて統治するが、本省人と…
この人たちは決して解決することのない霧のような思いを胸に生きてきた。それは、日本人にとっても大きな忘れ物だ。なぜここにそれがずっと置き去りにされているのか。それは日本人自らがこの忘れ物を取りにいかね…
>>続きを読む三部作の二作目とは知らず、観ました。
台湾の歴史は、旅行をキッカケに多少勉強していましたので、おさらいのような感覚でした。悲情城市などの歴史をテーマにした名作に比べると淡々としているので、よほどの興…