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ハーフ2013年製作の映画)

Hafu: The Mixed-Race Experience in Japan

上映日:2013年10月05日

製作国:

上映時間:87分

3.6

「ハーフ」に投稿された感想・評価

大学3年

大学3年の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自分の周りにはハーフがたくさんいるから、こんな苦労してる人たちを見たことなかった。
作中で言ってた通り、今の時代は本当に変化の時期だから、その時代の先駆けにこの映画を撮ったのはすごい意味がある!

祖国と日本をそんな行き来してるのか。

誰かが言ってた、日本嫌だからガーナ行ったらそこでもガーナ人にはなれなかった。てめちゃくちゃ深い。
Hana

Hanaの感想・評価

3.9
日本にはすでにいろんな国籍の人たちがたくさん住んでいて、愛しあい、こどもが生まれる。
とても当たり前のこと。

日本はすでに単一民族でもない。
でも、現実を見ようとせず、まるでその人たちが存在していないかのような世論工作や、政策。

いろんな人種やいろんな言語を母語とする人たちが、どうすればうまく生活していけるかを考えていけばいいのになぁ…。
R

Rの感想・評価

4.4
日本に住むハーフの目を通して日本の社会を見つめるドキュメンタリー。2013年の映画やから、今から約10年前かー。この10年の間に日本の状況もだいぶ変わってきた。2022年からの視点で10年前の雰囲気を見るとどう感じるか、とても楽しみに見た。もちろん変わってることもあれば、変わってないこともある。が、いちばん心に刺さったのは、どことのハーフで、どんな環境で暮らしてきたかに関わらず、みんなハーフであることについての苦悩を抱えて生きてきたという事実、それが国籍というアイデンティティーと深く結びついているということ、そしてその根本に、日本は単一民族国家であるという、純血(?)日本人側に存在する幻想に基づいていること。ガーナに小学校を作ろうと資金集めの活動に邁進しているガーナとのハーフ。ミックスルーツというハーフの団体に関わるベネズエラ国籍のハーフと韓国人のハーフ。オーストラリアで生まれ育ち、自分のルーツを求めて日本にやってきたハーフ。日本の小学校でいじめにあい、吃音症になってしまったメキシコとのハーフ。彼らが経験した苦労、いま抱えている問題、夢や希望、などを記録していて、完全な外国人ではなくハーフだからこそ避けられない問題に焦点が当たってて、いままで考えたこともなかった視点だからめちゃくちゃ興味深かった。なかでもおもしろかったのは、自分は日本にももう一方の国にもどちらにも馴染めなかった、という人もいれば、葛藤の末、やっぱ自分は日本人だと認識した人、トライしたけどやっぱりもう一方の国が母国だな、という人など、いろいろいたこと。単純に「ハーフ」と一括りにすることができないくらい、みんな事情や経験が違っていて、ハーフの中にもダイバーシティがある。これはもちろん純血日本人でもそうなのだが、ただ、やはり誰しもが見過ごせないのは、彼らの多くが純血日本人の中で、ちゃんと仲間に入れてもらえてないという気持ちを抱いていること。同じ日本人として、ほんま早く、国としての度量がもっともっと広がってほしいし、若い人たちに関わる人間の一人として、自ら押し広げていかないといけないな、と感じた。往々にして、日本人は、あらゆることに枠組みを作り、渾沌の内部を差別化することによってマジョリティとして安心したい人たちが大き過ぎる。日本に生きる日本人のボクでさえそう思うし、普通に日本が誰にとっても生きにくい国になってしまってるのは、その偏狭さにあることは自明だ。自分で自分の首を絞めてるとしか言いようがない。このことは『A』というドキュメンタリーを見ても感じたことだ。『ハーフ』で見てて最もつらかったのは、韓国人とのハーフの人で、高校に入学するときに提出する戸籍謄本を見て、初めて自分が韓国人のハーフだということを知るエピソード。韓国人と日本人とのハーフだから見た目じゃ分からない、っていうのが一層問題を困難なものにしていた。打ち明けたらみんなに受け入れてもらえなくなり、嫌われてしまうんじゃないか、という不安。そして、日本人と韓国人が互いに対して持っている悪感情のために、自分のなかに両国の負の側面を見出し、その両方を嫌いになったと言ってた。あまりにも悲しい。悲し過ぎる話で心が痛かった。ほかにもさまざまなエピソードがあり、もちろん、日本にも偏見のない人たちはたくさんいるし、日本以外のどこの国に行っても差別は存在する。また日本人同士の中にも差別は存在する。仏教の開祖であるブッダは、人間の心には見がたき一本の矢が刺さり、その矢によって人間はつき動かされ、苦しんでいる、と語っている。経典には「わたくしは生けるものどもの心のなかに見がたき煩悩の矢が潜んでいるのを見た」とある。この「矢」は「我執」を指すと言われている。「我執」とは、自我への執着を指し、現代的なことばでは「差異へのこだわり」であると言える。ブッダが「見がたき一本の矢」を抜き去れ、と言うのは、「差異へのこだわり」を乗り越えよ、ということにほかならない。人種差別、民族差別、宗教や文化への偏見、男女、老若などへの差別意識の根にある根源的エゴイズムを見抜き、打ち破る。それこそが、ダイバーシティという概念がようやく広がりはじめた人権後進国日本の歩むべき道なのだろうと思う。そのためには、命そのものに絶対的尊極性があり、何人もたりとも、それを蔑ろにしてはならない、という思想を、ひとりひとりの人間のなかに根づかせなければならない。んー。それにしても、なぜ人々は自分の暮らす市町村に対してはさほどこだわらないのに、国だけにはかくも強きこだわりを見せるのだろう。国も行政区分としての役割があれば十分やん。ナショナリズムみたいな極端なものじゃなくて、郷土愛くらいでいいんじゃないの?と思ってしまう。もちろん歴史的な流れがあるのは重々承知な上で、同じ地球に住む地球人ってアイデンティティで、何がいけないのか。しかも人間だって宇宙人なわけだし。宇宙人でええやん。今後はそれくらい広いアイデンティティを持つ人がどんどん増えて、命そのものを尊重できる人たちに世界を動かしていってほしい。それにはやっぱり教育が何より重要。いまの大学生たちは、すでに10年前の大学生たちと、ダイバーシティの感覚がぜんぜん違ってるのをヒシヒシと感じる昨今。おっさんおばはんらの古臭い感覚が淘汰されて、一刻も早く、イジメられてたあの小学生のような子が減っていくことを希ってやみません。そのスピードをもっともっと加速させるには、無意識のうちに子どもたちにイジメ精神を継承してしまってる大人自身が、いろんなことを勉強して経験して頑張って変わっていくしかない。そんなことを考えさせられるドキュメンタリーでした。とても興味深かったです! 是非!
みなみ

みなみの感想・評価

4.0
異質であることを極度に認識させられる学校教育に問題があると思う。国籍に関わらずあの「均質と同一尺度=善」となる空間は誰にとっても良くない気がする。
樹

樹の感想・評価

-
日本人×外国人の間に生まれた「ハーフ」に焦点を絞ったドキュメンタリー。

共感できるところが沢山あって、かなり自分と重ねながら見てしまった。

どちらの国にも住んだことがあるけど、どちらでも外国人扱いをされたことがある。

今でこそ、2つの国のルーツを持ってることを誇りに思えて日本とフィリピン両方の文化と言葉が分かってラッキー!って思えるけど、
子供の頃は人と違うことでからかわれたり、違うことが恥ずかしいって思ったり、言葉の壁にぶつかったり、人との関わり方、偏見や差別にかなり悩んだし傷ついた。

ハーフはもう全然珍しくなくて、1クラスに1〜2人くらいはいたりするけど、みんなが同じであることが好まれる日本ではまだまだ生きづらさを感じるだろうし、理解されてないことも多いと思う。

ハーフであることに悩んでる子供たちに見てほしい。
そしてそういう子たちへの理解が深まるよう、多くの日本人にも見てほしい。

これ、学校の授業で見せてくれないかなあ..
Chiarums

Chiarumsの感想・評価

3.7
 前々から気になりつつ、やっと観たこちらのドキュメンタリー💁🏻
“ハーフ”の方々のリアルな体験から、”多様性”のあり方について改めて考えさせられる一本でした。
悪気はないにしても、何気なく口にしてしまう”ハーフなのに〇〇”みたいな偏見を持った発言ってわりとお年を召した方々たちじゃなくて若い子たちも結構無意識に言いがちな気がします。いまだに。

日本という国が今後本当の意味で、”先進国”として世界的に認められ、活躍・繁栄していく為にもこういう意識から変えていかなければいけないんじゃないかと感じます。
sumicco

sumiccoの感想・評価

3.5
日本において
日本人と外国人の間に生まれる人、
つまり
"ハーフ" を追いかけるドキュメンタリー。

通訳が職業のあたしには
有益な意見がとにかく豊富でした。


彼らにとって
"ハーフ" という呼び名はどう響くのか、
どのタイミングで
自分は日本人だと感じたか
または
自分は日本人じゃないと感じたか。

日本での住みにくさ、
もう一つの国とどこが違うと感じるか、なども
なるほど…の連続で。
その大半が苦情混じりになってしまうのが
もどかしいんですけどね。


ガーナ人との間に生まれた男性が
今作のジャケットにもなっているので
日本在住のガーナ人に

「この人ミックスだけど
 完全にガーナ人の血が強いよね」

と写真付きでLINEを送ったら

「私の目から見たら
 アジア人だってすごく思うよ。
 目と鼻がガーナ人じゃない」

と返ってきました。
どちらにもなりきれない、というのは
そういうことなんですねえ。


国際化が進んでいる、とはいっても
外国人というだけで
ジロジロ見てくる人がまだ多い日本。

迎え入れる外国人の増加に伴い
更にミックスも増えるはずですから
1人でも多くの子に
日本人のルーツも持っていてよかったと
思ってもらえるように
受容の柔軟度を高めていきたいものですね。
おにぎりやめろて変なせんせ( ˙³˙)
鈍いって何?何ヶ国語も喋れてすごいじゃん( ˙³˙)
先生の存在って大きいよね。
頭が固い先生に出会ったらアウト。
私も小学生の時ある事をいいふらしたという
冤罪容疑をかけられ何を言っても信じてもらえず
いまだに思い出す( ˙³˙)
日本語を教えている先生でさえ違和感( ˙³˙)
正しくきれいにつかえないといけないのかな?
もっとフランクでもいいのに。伝わるのに。
49人に1人がこういう子どもって多いね😄
語弊があったら悪いけどミックスとミックスの
間に子どもが産まれていくのおもしろいなって☺︎
離婚とかいじめとかなんでかなぁ。
私は娘に男の人が女の人になることもある、
男の人が男の人と結婚することもある、
白い人も黒い人もいるというようなことを
言い続けていたら娘はLGBTQ系について
普通に受け入れられているかんじがする。
何が正解かなんてわからないけど
みんながまぁるい心でいれたらいいのにね。
この映画を観てハーフって言葉がそんなに
すてきなものじゃないと知れ勉強になった。
動物につかってただって!和製英語だって!
ダブル?ミックスってつかったらいいのかな。
見た目が日本人らしくなくても
日本語を話せない人もいる。
見た目だけでいつも説明、大変そう。
どこでも外国人あつかいをされる。
大坂なおみ選手を初めて見た時
え?日本人となったの反省ですね。
日本語を喋れない、あの見た目の彼女を
日本人と受け入れるのは?だった。
これからも精進します。
自殺問題もほんと重いですよね。
xingyuan

xingyuanの感想・評価

3.6
国籍、人種、何においても住みやすい環境になるといいなと思った。
Mizuki

Mizukiの感想・評価

5.0
この映画が公開されてから約9年。
その間に日本はどれだけ変化したのだろう。
「多様化」「ダイバーシティ」という言葉が流行り言葉のように使われるようになっている世の中で、その言葉の意味を真剣に考えたことがある人はどれだけいるだろう。
私は約7年前にこの映画を初めて観て、7年後の今再び見返しても日本が本当の意味で「ダイバーシティ」を受け入れられているようには思えない。
「日本人が形成する日本人の為の国」はもう既に存在していないのに、古びた慣習やそれに伴う固定概念からなかなか抜け出せないでいる。
この映画はそんな世の中に一石を打つ。
ぜひより多くの人に観てもらいたい作品。
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