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プライベート・ケースの作品紹介

プライベート・ケースのあらすじ

パリで精神分析医として成功を収めているアメリカ人医師のリリアンは、長年診てきた患者ポーラの突然の死の知らせを受ける。診察を通してそんな兆候は一切なく、違和感を覚えたリリアンはその死が単なる事故ではなく、殺人ではないかと疑い始める。しかし患者の“プライベートな領域”に関する守秘義務の関係上、警察を頼ることはできない。自ら真相を突き止めるしかないと決意したリリアンは、ポーラの死について調べ始める。 一方で、ポーラの死をきっかけにリリアンは、状況に関係なく涙があふれ出る異変に悩まされるようになる。 やむなく眼科医の元夫ガブリエルの元を訪ねるが、涙の原因はわからないものの、事件の捜査を手伝ってもらうことに。 元夫を相棒に従えたリリアンは、益々大胆に探偵まがいの捜査に乗り出し、やがて危険な真実へと足を踏み込んでいく――。

プライベート・ケースの監督

レベッカ・ズロトヴスキ

原題
Vie privée/A Private Life
公式サイト
https://cinema.starcat.co.jp/private-case/
製作年
2025年
製作国・地域
フランス
上映時間
107分
ジャンル
ドラマミステリークライムスリラー

『プライベート・ケース』に投稿された感想・評価

sonozy
4.0
ジョディ・フォスターがフランス映画の主演かつ全編フランス語で挑んだ作品。

パリで成功を収めるアメリカ人精神分析医リリアン(ジョディ・フォスター)が、長年の患者ポーラ(ヴィルジニー・エフィラ)の突然の死を知らされ、その謎を追ううちに自分自身の内面(Private)についても同時に解き明かしていくことになる物語。

怪しげなポーラの夫サイモン(マチュー・アマルリック)と娘ヴァレリー(ルアナ・バイラミ)。
リリアンの元夫で眼科医のガブリエル(ダニエル・オートゥイユ)とのコミカル&ハートフルなやり取り。
懐かしいMD(Mini Disk)がキーアイテムに。

原題/英題『Vie privée/A Private Life』(私生活・プライベートな人生)
邦題『プライベート・ケース』(事件としてのケース(事例)、精神/医療でのケース(症例))といったニュアンスを込めた?

コメディ&ロマンティック要素ありのミステリーを通じてポーラ自身が内面/深層心理と向き合い他者との関わり方を変えていく。
なかなか面白かったです。

流暢なフランス語で複雑な心理変化を演じたジョディ・フォスター、出番少ないながら強力な印象を残すヴィルジニー・エフィラ、味わい深いダニエル・オートゥイユが特に良かった。
ねね
2.5
日本公開前にパリの映画館で観ました。ジョデイ・フォスター目当てでかなりの集客でした。ごく自然なフランス語で演技していますが、それ以上に感心したのは、フランス人らしい仕草です。もちろん演技ですが、これも98%フランス人ぽくも残りはふんわりと違和感。つまり2国の文化の狭間を生きる人間を演ずる絶妙な上手さです。

面白味はそう言ったところでしょうか?シナリオには期待しない方がいいです。はてな❓と思う事ばかり。まるでAIが種々の材料をミックスして編み出した一連のシーンが繋がっているだけという感じ。そのせいか、フランスの批評家からの高評価にもかかわらず、一般人からのそれは辛辣です。

ボトックスとは無縁の素のまま歳を取ったフォスターさん63歳のお顔を始終拝めます。元夫を演じる70代のフランス人人気男優との熱いキスシーンまで。フォスターさんにとってはチャレンジ甲斐のある珍しい役だったのでしょう。
3.5
 ジョディ・フォスターが全編、流暢なフランス語でパリ在住の精神分析医を演じた『プライベート・ケース』は、今年3月に渋谷で開催されたフランス映画祭でオープニング作品としてジャパンプレミア上映され話題となった。同作は、昨年のカンヌ国際映画祭に正式出品された一本だが、共演者として今年のカンヌで岡本多緒とともに『急に具合が悪くなる』での演技により主演女優賞の栄誉を得たヴィルジニー・エフィラが重要な配役で登場する。夏の公開時にはそのことも加わり広く関心を集めることになるだろう。
 作品はミステリー仕立ての心理劇である。冒頭いきなり禁煙治療の無力を責め立てられ、それに輪を掛けるようにして長年治療を続けてきた患者の自死を告げられ葬儀の場で患者の夫から責任を追及、罵倒される。物語は、この自死が実は夫か娘による殺害ではなかったかと不審を抱き、それを突き止めようとする精神分析医の行動が主軸となるのだが、これに精神分析医自身の内面の自縛が大きく絡み合ってくる。ジョディ・フォスターらしい濃密で緊迫した内実葛藤シーンの連続で観ていて息が詰まる。パリ在住のアメリカ人医師という設定がもたらす日常の微妙な違和感も見事なスパイスとなって物語に深みをもたらしている。別れた夫、関係が思わしくない息子家族、事件担当の警察官、殺害を疑う患者の夫、治療のありように疑義を差し挟む恩師、静謐をかき乱す階上の住人等々、関わるいずれもがひと癖もふた癖もあるよう男たちばかりで、精神分析医は翻弄される。アメリカ映画にあるようなステレオタイプな展開にはならず、物語はエスプリ豊かに進行し上質感に満ちたフランス映画らしい仕上がりで結末に向かう。
 日本公開は7月24日予定。詳細は以下の公式サイトで。  cinema.starcat.co.jp/private-case/  

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