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『パワー・トゥ・ザ・ピープル:ジョン&ヨーコ・ライヴ・イン・NYC』に投稿された感想・評価

ジョン・レノンが1972年8月にオノ・ヨーコと共に行ったニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデンでのチャリティライブ映像。観たの1か月くらい前(4/29)だけどようやくフィルマ登録された。ありがとうございます。

俺、普段は映画館の隅っこ席にしか座らない弱者男性なのだが、新宿TOHOシネマズのドルビーで、張り切ってプレミアシート……の一つ前の普通席を3日前に予約。

周りが還暦を過ぎた方ばかりで、相対的に自分が若くなった気分になりながら鑑賞。

ジョン・レノン部分の音源自体は「ライヴ・イン・ニューヨーク・シティ」としてアルバム化されているが、映画館の迫力あるドルビー音響で映像込みで「インスタント・カーマ」「マザー」「イマジン」そしてビートルズの「カム・トゥゲザー」といった曲を聴けるの俺得でしかない。早起きして朝9時の回に行って良かった。「マイケル」も絶対ドルビー鑑賞にしよう。

上記「ジョン・レノン部分の音源」と書いたが、それ以外の5曲は、すべてオノ・ヨーコの歌唱によるもの。

観て改めて感じるのは、オノ・ヨーコの「鬼メンタル」。

ジョン・レノンを略奪婚して、世界のビートルズを解散させた魔女とまで言われて、世間の憎悪を一心に受け続けてたのよ。

なのに約2万人の聴衆の前で、自分の歌を披露する……って鬼メンタルすぎるやろ。

例えるなら、俺が「乃木坂46」の東京ドームコンサートにいきなり登場するみたいなもんですよ。メンバーが「走れ!Bicycle」とか「ボーダー」とか歌ってる中で、俺が「無法松の一生」を朗々と歌い上げるみたいなもんですよ。如何に俺が空気読めないという定評があったからといって、ここでパフォーマンスするのは無理だわ。

ちなみにオノ・ヨーコの熱唱、当然のように観客の反応は薄い。

ジョン・レノン曲では熱狂する観客が多数映っているのに、オノ・ヨーコ曲ではおそらく「……」となってる客席を映さないために、ほぼオノ・ヨーコが画面上に出ずっぱり……という状況に。

TOHOシネマズ新宿でも、ジョン・レノン曲でリズムを取る還暦すぎたオッサンたちも、オノ・ヨーコ曲になったら、絶叫する小野・ヨーコを無心になって眺めていた。この光景、シュールすぎるやろ……。

ただしオノ・ヨーコ曲になるたびにトイレ休憩に行くオッサンたちいて、さすがにあからさますぎて草。

それはそれとして、コンサートの終盤。

いきなり漢字の書かれたヘルメットを二人が被ってる、と思ったら

「叛」「人民革命」

ってヘルメットにデカデカと書いてあるのね。これジョン・レノンのMCによると

「日本からわざわざ輸入した」

日本の学生運動(新左翼)のヘルメットを模してデザインしたらしい。俺は学生運動に無縁なので、特に何も思わなかったが、唯一この「人民革命」って文字が

「人間革命」

じゃなくて良かったなー、とどーでもいいことを考えてしまった。こんな誤植をしてたらスティービー・ワンダーみたいにジョン・レノンにも「某宗教の信者疑惑」が出てしまうとこだったので、デザイナーが誤植してなくてホント良かった。

ジョン・レノン、これが事実上、最後のソロコンサート。

最後の曲は「平和を我らに/ギブ・ピース・ア・チャンス」。

ジョン・レノン、これから10年も経たずに銃で撃たれて早逝してしまうことや、現在でも戦争が無くなってないことを考えると、この曲が最後なの、出来すぎるくらいに出来すぎている。

「平和を我らに」の演奏直前、オノ・ヨーコ、いきなり演説を始める

ちょっと長いけど書いておく。

「わが国は混乱に陥っている。大学には反乱を起こし暴動を繰り広げる学生たちで溢れている。共産主義者たちは街を破壊しようとしている。ロシアはその強大な力で我々を脅かし、共和国は危機に瀕している。そう、内外からの危機に直面しているのだ」

耳障りのよいメッセージ。一息置いて、オノ・ヨーコは、これは自分の言葉ではなく、ある政治家のメッセージだとネタバラシをする。

「アドルフ・ヒトラー」

ちゃんとオチのついたメッセージで、オノ・ヨーコ凄い! と感心。

当時、USは共和党のタカ派であるニクソン政権。ベトナム戦争が泥沼化する中、11月にニクソンは大統領選で圧勝して再選するも、1974年にはウォーターゲート事件で失脚。任期途中で辞任した初の大統領となる。

うーん、なんとなくどこかの大統領を思い出すような……。

おっと、誰か来たようなので、このへんで失礼します。

(おしまい)
5.0
ようやく登録されたみたい。ここまで来ると最早過去鑑賞みたいな感じなのでいつものようなレビューはしないことにします。とにかくかっこよくて最高だったとだけ。まだ観るチャンスのある方はぜひ。
4.6
今回は良いかな。とか考えていたのに、明日までとわかったら落ち着かない自分がいました。
ジョンのライブがあったら必ず行くよね。
て考えて立川まで観に行ってきました。
やっぱり観られてよかった。
やっぱりジョンはうまいすねー

みなさんに知ってほしい。
ジョン・レノンはビートルズ解散後にチャリティ以外でライブはしていない。
あの悲しい事件があり、実現しなかったスターティングオーバーのワールドツアーでは、ジョンとヨーコは恵まれない地域に学校を100校作ろうと話しをしていたらしい。
ひとりで見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる。
ヨーコが日本武道館で開催していたジョンレノンスーパーライブでその夢は日本のアーティストとオーディエンスによって実現された。
この素晴らしい事実はあまり有名でないかもしれない。
もし、ジョンが生きていたら、やっぱり世界は変わっていたのかもしれない。

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