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周遊する蒸気船
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『周遊する蒸気船』に投稿された感想・評価

kazu1961

kazu1961の感想・評価

4.0
▪️JPTitle :「周遊する蒸気船」
ORTitle:「Steamboat Round the Bend」
▪️First Release Year : 1935
▪️JP Release Date : 1996/02/03
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-264 再鑑賞
🕰Running Time : 82分
▪️Director : ジョン・フォード
▪️Writer : ダドリー・ニコルズ、ラマー・トロッティ
▪️MusicD : サミュエル・ケイリン
▪️Cast : ウィル・ロジャース、アン・シャーリー、ユージン・バレット、ジョン・マグワイヤ、バートン・チャーチル、ステッピン・フェチット
▪️Review
🖋巨匠ジョン・フォード、西部劇や開拓時代の名作の監督のイメージがとても強い監督ですが、同時期の古き良きアメリカを舞台にしたノスタルジー漂うライト・コメディを撮っているんですね。牧歌的でとても心温まる作品です。蒸気船が舞台になっているのもアメリカならではですね。

🖋主演の伝説的な名優ウィル・ロジャースの遺作にもあたります。本作でも数場面ありましたが投げ縄で見せ場を作った名優です。助演女優賞のアン・シャーリーもとてもキュートで良かったです。

🖋人情ドラマとクライマックスのミシシッピ川の蒸気船レースが見どころ。何と言っても最初に出てくるポカホンタスが伏線になっているのはオッとなりました!!

🖋物語は。。。
19世紀末、ミシシッピー川を往来するおんぼろ蒸気船を買ったドク・ジョン・バリーは甥っ子と組んでそれで一儲けをしようという魂胆。ところが、頼みの甥は誤って人殺しとなり死刑判決を受けてしまいます。彼の窮地を救うべく、その許婚者とドクは奔走。正当防衛を証明できる目撃者の存在を突き止め、また、弁護費用を捻出すべく船内を蝋人形館に仕立て上げ川を下ります。。。

▪️Overview (映画. comより)
巨匠ジョン・フォード監督がアメリカの国民的スター、ウィル・ロジャースを主演に迎え、アメリカ南部を舞台に繰り広げる笑いと涙にあふれる一連の人情喜劇〈ウィル・ロジャース三部作〉最後の作品。ロジャースはこの後まもなく飛行機事故で急逝し、本作が遺作となった。三部作の2本目「プリースト判事」に引き続き、製作はソル・M・ワーツェル、脚本は「男の敵」「駅馬車」など30年代のフォード作品の大半を手掛けたダドリー・ニコルズと、のちに「若き日のリンカン」を書くラマー・トロッティ、撮影は「アイアン・ホース」などのジョージ・シュナイダーマンがそれぞれ担当。美術はウィリアム・ダーリング、音楽は南部などのアメリカ民謡をもとに、サミュエル・ケイリンが監修。共演はジョン・マクガイア、アン・シャーリーほか、「天国は待ってくれる」「レディ・イヴ」などの名性格俳優ユージン・パレット、監督の兄で「太陽は光輝く」までほとんどの作品に顔を出す元西部劇スターのフランシス・フォード、三部作のレギュラーの黒人俳優ステピン・フェチット(「プリースト判事」のリメイク「太陽は光輝く」でも同じ役を演じた)、長年ロジャースと組んで舞台に立ち、また作家で「プリースト判事」の原作者でもあるアーヴィン・S・コッブなどが脇を固める。
のり

のりの感想・評価

4.6
ジョン・フォード監督の個人的なイメージ(硬派な西部劇や開拓物)にそぐわない喜劇。約80分でも大満足。表現が拙いけどつなぎが上手い。シーンのつながりに一貫性を持ったまま突っ走ってるから退屈な場面がなかった。

マーク数が少ないものの平均スコアの高さにも納得。おもしろいだけでなく南部の人々を中心に南北戦争直後のアメリカのパワーを感じる。アメリカを知ってほしい感じてほしいっていうメッセージに見えた。

80年前の映画だけどギャグには声出して笑った。特にラストの船レース。
暴力映画やサスペンスも良いけれど、やっぱり時には殺伐としていない、心がゆったりするような映画が無性に観たくなってくる。

「周遊する蒸気船」は、1890年代のミシシッピー川が舞台の人情喜劇。監督は巨匠ジョン・フォードであります。

甥っ子と一緒に買い取ったオンボロ船で余生を過ごそうと思っていたドクおじさん。ところが甥っ子は愛する女性を守ろうとして暴漢を殺してしまう。

正当防衛だから自首しなさいと甥に諭して、保安官事務所に連れていったが運の尽き。
裁判を絞首刑だいちゅきな判事が担当したものだから、甥っ子には死刑判決が下される。

甥を助けるために事件を目撃した新モーゼを名乗る頭のおかしな……もとい聖職者を探すドクおじさんと助けられた女性は、修理したオンボロ船でミシシッピー川を捜索する。

こう書くと、ハラハラドキドキのサスペンス?と思いきや、あにはからんや弟はかるや、アメリカ南部の舞台らしく何とも牧歌的な雰囲気の作品でありました。

そして白眉はなんといっても、蒸気船のレースシーン。知事に死刑を止めるように嘆願するためレースに参加したドクおじさんたちは、途中、新モーゼを発見してかなり荒っぽいやり方で捕まえる。

おじさん、娘、呑気な乗組員たち、そして新モーゼを乗せたオンボロ船がミシシッピー川をばく進する場面はまさに必見。

主演のドクおじさんを演じるのは、アメリカを代表するユーモリストのウィル・ロジャースで、フォード映画は「プリースト判事」に続いての出演になる。

淀川先生の「私は嫌いな人とまだ会ったことがない」は元々この人の発言である。

投げ縄しながら漫談するというスタイルで絶大な人気を博し、ユーモアあふれる新聞コラムなど才人として活躍したが、残念ながら本作の公開された年に飛行機事故で不帰の客となった。

脇役も個性あふれる役者ばかりで、甥っ子の恋人を演じたアン・シャーリーは仕草や衣装がとっても可愛らしい(この人は「ステラ・ダラス」の娘役も良かった)。

相変わらず飲んだくれ爺さんを演じるフランシス・フォード(監督の実兄)、頭のあまりよろしくない黒人役という今じゃ完全アウトなステピン・フェチット、浪花節のような声が印象的なユージン・パレット、新モーゼを怪演したバートン・チャーチル(「駅馬車」の因業な頭取も印象的)など、ほんとまあ強烈な役者が揃っている。

■映画 DATA==========================
監督:ジョン・フォード
脚本:ダドリー・ニコルズ/ラマー・トロッティ
製作:ソル・M・ワーツェル
音楽:サミュエル・ケイリン
撮影:ジョージ・シュナイダーマン
公開:1935年9月6日(米)/未公開(日)

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