
青森県の下北半島で母とふたり暮らしをする少年は、恐山の霊媒に会いにいき、死んだ父を口寄せしてもらうことが唯一の楽しみだった。ある日、村にサーカス団がやってきて、少年は団員からよその街の様子…
>>続きを読む大正末年の1926年。新派の劇作家・松崎春孤は、落とした付け文が縁で品子という美しい女と出会う。その後も3度続いた奇妙な出会いを、パトロンの玉脇に打ち明けた松崎は、品子と一夜を共にした部屋…
>>続きを読む百年村の地主である時任家の息子・大作は、少年の頃、本家の柱時計を除く村中の時計を海岸に埋めた。以来、村の時間は時任家の本家が所有し、成長した大作は時任家の当主となった。一方、いとこ同士であ…
>>続きを読む悪夢にさいなまれている画家・竹久夢二は、駆け落ちを約束した恋人・彦乃と待ち合わせている金沢へ向かった。しかし待てども彦乃は現れず、夢二は湖上で出会った美女・巴代に惹かれ、逢瀬を重ねる。そん…
>>続きを読む士官学校の教授・青地豊二郎と、元同僚で無頼の友人・中砂糺は、旅先の宿で弟の葬式帰りだという芸者・小稲と出会う。1年後、結婚したという中砂の家を訪ねた青地は、新妻の園を見て驚く。彼女はかつて…
>>続きを読む旅役者の小平次と太九郎、その妻・おちかは同じ寺子屋で学んだ幼馴染み。だが小平次がおちかへの想いを口にしたため、3人の関係はぎくしゃくし始める。ある日、太九郎は小平次を釣船から突き落とした。…
>>続きを読む過去とも未来とも思える終末戦争下の日本。映画制作を志す伊沢は、ゆがんだ長屋が並ぶ場末の路地裏に間借りをしている。娼婦やスリ、大陸浪人たちが自堕落な生活を送る路地で、伊沢は隣に住む木枯とその…
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