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草迷宮
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『草迷宮』に投稿された感想・評価

【寸評】
「寺山修司」が監督した、アイデンティティ探しをしている少年が、過去と現在を交錯しながらも旅をし、最終的に自らの幻影に打ちのめされる様子を、幻想的かつサイケデリックに描いた作品。
スタッフがほぼ『田園に死す』と同じということもあり、比較的『田園に死す』に近いものとなっている。
かなり好き嫌いが分かれそうな作品で、『田園に死す』がダメな人は本作もダメだと思うし、いいと思う人は本作を高く評価すると思う。
個人的にはかなり好みな作品だ。

よく『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』が伝説的なカルト映画と言われているが、個人的にはそこまでの作品ではないと思う。
カルトといった面、見世物小屋館といった面でも本作や『田園に死す』の方が遥かに上をいっているのではないだろうか??

物語は相変わらず分かりにくい。


・母と共に暮らしながら、娼婦にハマっていく主人公の話。

・存在しない手毬唄を探す主人公の分身。

・手毬の球体が乳房や月などのイメージに変換される悪夢を見る主人公。

・夢の中を旅する主人公。


これら4つの話を時系列バラバラかつ重層的な複合をしており、更に「寺山修司」監督の独特な演出もあいまって非常に把握しにくい。
頭の悪い私には物語を整理するだけでも困難だった。

だからと言って、本作はクソ映画というつもりは毛頭なく、むしろこの訳の分からなさが良い!!
この映像表現で分かりやすい物語だったら、逆に作品の質が下がるというものだ。

個人的に何の不満もない作品だが、あえて言うならば、これだけ贅沢なスタッフなのに、上映時間が45分の短編は勿体ないように思える。
普通に90分くらいの長編映画として仕上げて欲しかったな・・・。
東京国際映画祭2発目。

寺山修司特集の中編映画『草迷宮』
何故見たかと言えばレンタルに置いてなかったので…

噂に違わぬ意味不明さ。どうやらフランスのオムニバス映画の一つに組み込まれてたらしいがフランス人もビックリでしょう。。

そして、まさかの三上博史少年のデビュー作である。

三上博史少年は序盤に淫乱女に犯される。。。まぁギリッギリで全裸で逃げ出しますが・・・ここまら見事立派な俳優になりました。

どうやら主人公・明の少年時代と青年時代の2つの時系列で話が進んでいく訳だがとにかく分かりづらい。

『書を捨てよ町へ出よう』も『田園に死す』も見ましたが40分という尺もあって余計 抽象的・幻想的で一番分かりづらい。。
でも何故か一番好みでした!!

画ヂカラがスゴイ!!鈴木清順っぽい色鮮やかさ。途中、妖怪大戦争みたいなシーンがありますが圧巻です!!

マルホランド・ドライブを見た感覚にも似てます。

理屈じゃないんでしょうか… 結果的に40分という時間も丁度良いし、もう1回見直したいな。

22時上映開始というのも良い効果になってました。。
寺山修司(1935~1983)の監督。

フランスのプロデューサーが製作した、オムニバス映画の3編のうちの1編。

よって、まずフランスで1979年に公開され、その後83年に、寺山監督の本作だけが日本で公開された。

本作は、滅多に円盤というものを買わない私にしては珍しく円盤を持っていたので、そちらで再見しました。

これも相米監督がらみ。本作で助監督を務めています。

プリミティブで、おどろおどろしく、そして、思春期の原風景。

寺山ワールド全開の、肉体全開。

男女とも、肉体が美しい。ほれぼれする。

フィルムの色合いと肌の色との、相性のいいこと。

40分と短いのがもったいない。もっと見ていたい。

1979年、フランスでの公開当時、弱冠17歳の三上博史少年が一糸まとわぬ、あられもない姿で、

あんなことやこんなことをされています。

(うらやましいような、一歩間違えば、トラウマになりそうな)

『ピーター・グリーナウェイの枕草子』を見たときにも思いましたが、

映画の中で男性の裸を見るのは、同性としてとても不思議な、いたたまれない気持ちになります。

強制羞恥とでもいうのでしょうか。

女性を裸にしたがる映画監督は山ほどいますがw、

男優を全裸にするのは、女優より大変なような気がする。

伊丹十三さんが何役も兼ねていて、感慨深い。

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寺山監督はこの映画のフランス公開から4年後の1983年、47歳で病死した。

そして、このとき助監督を務めていた31歳の相米慎二は、

翌1980年に『翔んだカップル』で監督デビュー、

1981年に名作『セーラー服と機関銃』を撮り大ヒット、一躍人気監督となったが、

彼も2001年に53歳で死去する・・。

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