ポリフォニーからホモフォニーへ。
大正浪漫三部作と称される『ツィゴイネルワインゼン』(主演:原田芳雄, 1980年)、『陽炎座』(主演:松田優作, 1981年)、『夢二』(主演:沢田研二, 199…
夢二とその周囲の人々は皆、刹那的で抒情的で、まるで夢二という芸術家が見ている世界を追体験しているようだった。作品全体には、この世のすべてをどこか軽んじているような飄々とした明るさが漂っており、倫理観…
>>続きを読む驚きと心地よい違和感のある画面設計、子供のような無邪気な演出、湿り気と艶かしさ、曲線美。
この映画を構成する全ての要素が、夢二という人間を体現しているようでした。
浪漫三部作の中では、個人的に今作が…
この浪漫三部作で女の髪の線の美しさを改めて学んだ。赤子の頃、母に抱かれている時その母の髪の毛でよく遊んでいた。母親が髪の毛を切ってもいいか自分に聞いた時ダメだと答えた理由が今まで分からなかった。でも…
>>続きを読む浪漫3部作の前2作に比べると、とっつきやすい感はあったが、やはり陽炎座が良過ぎた。
夢二役の沢田研二はモテ男を演じるには文句無し。
宮崎ますみと広田レオナという豪華キャストも見逃せない。
着物を…