カルマーとルビーといえば、"Thinking of You"、"I Wanna Be Loved by You"、"All Alone Monday"、"My Sunny Tennesee"、そして"Who's Sorry Now"などとにかく名曲をたくさん送り出した伝説的コンビ。1920年代〜1960年代に映画やポップス界で何度も色んな人たちによって焼き直しされ、国民的に愛された楽曲ばかりなので本作におけるミュージカルシーンも圧巻。思わず口ずさんでしまうくらいには有名な歌詞ばかりでした。
同じミュージカル伝記物の『ワーズ&ミュージック』と展開や構成、雰囲気が似ていますが、こちらの方がテンポがより良くて、ラストも爽やかな印象。各ナンバーが世に出るきっかけとなったエピソードも毎回拾ってくれるので興味深かったです。 "I Wanna Be Loved by You"誕生のシーンでは、当時18歳のデビー・レイノルズが出演しています!一躍時の人となったヘレン・ケイン役はめちゃめちゃ可愛いけれど、声はヘレン本人のものなので何だか違和感でした(笑)。