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『にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活』に投稿された感想・評価

昨日逝去した長谷川和彦監督が駆け出しに時代に助監督についた作品。合掌。

被差別部落出身で横須賀の米兵向けバー“おんぼろ”を営んできた女性に、戦後25年間のニュースフィルムを観せながら彼女自身の戦後史をインタビューするドキュメンタリー。今村昌平監督の東宝第一回作品。

1970年。今村監督は国際電話でアメリカに滞在中のマダムこと赤座エミコ(40歳)に出演交渉をする。彼女の横須賀の実家に赴き母親のタミとギャラ交渉をまとめた。彼女たちは地方の被差別部落“吉倉”の肉屋一家だった。エミコが15歳の時に終戦。高校に進学したが周囲から部落出身であることを揶揄され中退。農業信用金庫に勤め始めた時に警官シミズと知り合い最初の結婚をする。そこには実家の稼ぎ口である牛革闇取引のガサ入れ情報を仕入れようという打算もあった。娘も二人生まれたが、夫が結核で退職したのを機に離婚、上京して横須賀で水商売を始める。赤線にも関わった。。。


日本の戦後25年を、同時代を社会の裏で生き抜いてきた女性の証言と共に捉えなおそうとする試み。分け入った事情にも関わらずどのような質問にも臆すること無く答えるマダム。彼女は今村監督が言うところの“国家のご都合主義の犠牲となって放り出された人々=棄民”であり、日本の“キレイごと”に対峙する存在と言える。

マダムの非知性的な厚かましさは苦手だったが、ドキュメンタリーの主役としては抜群の凄玉で、今村監督の過去作「にっぽん昆虫記」(1963)のドキュメンタリー版といった様相。彼女の赤裸々な証言により日本の戦後史を実感として味わうことが出来た。

バー“おんぼろ”の壁に投影されるニュース映像は、玉音放送に始まり、下山事件、日米安保闘争、朝鮮戦争など日本を震撼させたものばかり。しかしマダムにとっては他人ごとに過ぎない。彼女が強く反応したのはベトナム戦争で虐殺された農民たちの映像。夫が米兵である彼女は“紳士的なアメリカ兵がこんなことするわけない。このニュースは捏造だと思う”と語る。一方、“創価学会に入信し救われたことがあった”とも言うマダム。

ベトナム戦争被害者の映像は、映画の冒頭に布石として登場する。それが、マダムの出自を象徴する牛の屠殺映像との切り返しで挿入されるので相当にエグいインパクトがある。長谷川和彦監督は助監督として屠殺の撮影に立ち合い“肉が食えなくなった”と語っている。

マダムの非知性的なキャラクターは1970年当時の批評家からは好まれず、本作はあまり評価されなかった。それから半世紀以上が過ぎた現在、日本にとって本作の記録としての重要性は非常に大きいと言える。

マダムは棄民として生き抜くために非知性の道を歩んだ。問題なのは、当時よりずっと豊かになった現在の日本人の多くが、非知性どころか反知性に転んでいる事だ。ここ数年の反知性に満ちた選挙結果について、今村監督が生きていたら何を発しただろうか。

※長谷川和彦監督について
監督作は「青春の殺人者」(1976)と「太陽を盗んだ男」(1979)の日本のみ。1980年には三作目「連合赤軍」の構想が発表されたが、それから40年経っても脚本は完成に至らなかった。しかし、昨年時点での完成稿が送られてきた映画人がいるとのこと。何とか引き継いでもらいたい。本命は高橋判明監督だと思う。こんな有様の日本に感傷抜きの挑発を期待したい。
ニュース映像とマダムの私生活を対比させ、ドキュメンタリーとフィクションへの問題提起をする意図があったように思えるが、見事に破綻している。マダムの個性に振り回され女三代記の様相を呈する。被差別部落問題や屠畜業への差別が影を落とす。
U子
3.6
戦後から1970年ぐらいまでのニュース映像と、バーのマダムが語る人生と交互に流れていく。
今村昌平のインタビューも結構遠慮ないけれど、
マダムは期待以上にいろいろ話てくれる。
自分の家庭事情、初めて付き合った男、
結婚、商売、宗教などなど。
その付き合った相手も出てくるのはすごいなと思った。だいたいが浮気や暴力など絡んでるのに、
男も平気でしゃべってる。
今だとありえないことばかりで面白い。
激動の時代にまけないぐらい、マダムの人生もすごかった。
最後はアメリカに行ってしまったが、
その後どうなったのかすごく気になる。。
長女のあけみさんが可愛かった。

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