ベトナムから遠く離れての作品情報・感想・評価

「ベトナムから遠く離れて」に投稿された感想・評価

かす

かすの感想・評価

3.0
ベトナムについての多角的な思考
フランス人がそれをしていることがおもしろい
ベトナム戦争をフランスが始めたことを知っている日本人はどれだけいるのか
ベトナムとカンボジアについての勉強はかなりしたがベトナム戦争賛成のデモなどは知らなかった
実際ベトナムに行っていろいろみてきたこともあって感覚的ではなく理解ができた
けどゴダールの言い訳はうざったるい
しかし彼のキャメラを回すことしかできない自己を撮るということが本質であることもわかる
アメリカ人には撮れない映画だ
kontarou

kontarouの感想・評価

4.0
書籍の中でしか知らなかったジャングルの中でのゲリラ戦、防空穴などが映像として見ることができ、興味深かった。
ベトナムを植民地としながらもアメリカの攻撃に心を痛める仏人の葛藤、北爆に対するアメリカでの反戦、「国の政策=国民の総意」ではないことを改めて思った。
yuuki

yuukiの感想・評価

3.5
「アフガニスタンから遠く離れて」を先に観た。
タイトルが指し示す通り。ゴダールの映画につきる
パリという場所においてベトナムについての映画を作ることをテーマにした作品であることは分かる。
しかし、当事者であるベトナム市民の言葉に字幕が付かないのはどうしてか。
この映画においてベトナム人は「撮られる者」であって「語る者」では決してない。

アメリカでのデモの風景のなかにドナルド・トランプにめちゃくちゃ似てる男が写ってるんだが、真相は。
takandro

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4.1
ニューヨークでの国民同士の言い合いは非常に興味深かった。
なかなか観る機会がない映画だ、と思っていたが、TSUTAYAのアクションコーナーにあったし、フツーに。

ゴダール的邂逅。

60年代のゴダールはベトナムへは行かなかった(『カメラ・アイ』に依れば、正確には、ハノイへ撮影の要請をしたが断られた)。彼は「ベトナムから遠く」離れたパリに残り映画を撮った。そのことが決定的に重要だ。

チェ・ゲバラの言葉を引用しつつ「ベトナムを作れ」と、ゴダールは言う。ベトナムに介入するのではなく、逆にベトナムを受け入れること。日常に、劇映画に「ベトナム」を差し挟むこと。それが例えばABCのカメラマンみたいに、戦場へ赴き、目前の実に戦争の顔をした光景を、戦争らしく撮ってまおうとする欲望に抗う方法だからだ。

スクーリンに大写しされる撮影機。あたかも観客に向けられたようなレンズ。『カメラ・アイ』の冒頭。観客とは誰か?「自分の中にベトナムを作る(ゴダール)」こと、そして考えること。

ゴダールの問いは、未だにアクチュアルである。
Gen

Genの感想・評価

4.5
ベトナム戦争反対というイデオロギー的に一方的な立場から映画を撮ると宣言した上で展開される映画だからこそかえって複層的な世界(戦争に対する重層的な視点)を描くことに成功しているよなぁ。いまここで当事者であることと遠く離れていること、肉や血と抽象的概念、アメリカとフランス、愛国と揶揄。これは観る価値のある映画。
cotie

cotieの感想・評価

3.7
つくり手が発するそれぞれのメッセージ。今、おそらく語るべきは、ゴダールの「カメラ・アイ」の箇所
主にヌーヴェルヴァーグの監督が参加したベトナム戦争についてのオムニバス映画ですが、いま別の戦争をテーマに撮ったとしても、視聴に忍耐が必要とされる怠さです。
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