激動の戦後を一人で生きぬいた女のドキュメンタリー
女がどんな変遷をたどって生きてきたか。インタビュー主体で作品が進んでいく。でも、所々ではいる、彼女の周りの人々のインタビューが、彼女が見ている視点…
今村が赤座家の戦後史に密着、日本映画新社のアーカイブからもチョイス。なんて面白いんだ。『人間蒸発』のトリッキーな手法も用いず、ある意味、『日本昆虫記』のドキュメント版の趣き。繰り返し観るほどに新発見…
>>続きを読むベルリンで開催されていた日本映画の特集上映で初見。
実は国内の映画館では観たことがない。今村昌平作品としてはなかなか観る機会がないものかもしれない。
記録映画の映像を挿入しながらの日本戦後史のスケッ…
終戦前後からベトナム戦争まで横須賀のバー「おんぼろ」のママの自分史と「正史」たるニュース映像が交差するドキュメンタリー。押し出しがつええ…。
ニュース映像のコラージュの編集がやたら上手く、それも下…
戦後から1970年ぐらいまでのニュース映像と、バーのマダムが語る人生と交互に流れていく。
今村昌平のインタビューも結構遠慮ないけれど、
マダムは期待以上にいろいろ話てくれる。
自分の家庭事情、初めて…
冒頭の出演交渉シーン、今村昌平のしゃべり方が演技っぽかったのは気のせいかな。
『赤い殺意』とか『にっぽん昆虫記』とか、今村昌平の好きそうな女性像がこのドキュメンタリー作品でも前面に出てる。
芯が太…
営みは社会とそりゃまあ密接に関わっているのだろうけど、じゃあ世界とはどうだろう。直接まぐわうことは殆どない。でも。毛穴の一つ一つに湿気みたいな存在感でまとわりついたりはすることはあるのだろう。拭き取…
>>続きを読むニュース映像とマダムの私生活を対比させ、ドキュメンタリーとフィクションへの問題提起をする意図があったように思えるが、見事に破綻している。マダムの個性に振り回され女三代記の様相を呈する。被差別部落問題…
>>続きを読む