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ゆきゆきて、神軍

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ゆきゆきて、神軍

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ゆきゆきて、神軍

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ゆきゆきて、神軍

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  9. これでDMM TVの解約が完了です。

ゆきゆきて、神軍の作品紹介

ゆきゆきて、神軍のあらすじ

ニューギニア戦に投入された独立工兵第36連隊の兵士・奥崎謙三は、後々になって、終戦後23日も経ってから現地で2人の兵士が射殺される事件があったことを知る。義憤に駆られた奥崎は、当時の5人の上官を訪ねて事件の真相を問いただすが、誰の口も重かった。

ゆきゆきて、神軍の監督

原一男

ゆきゆきて、神軍の出演者

奥崎謙三

原題
製作年
1987年
製作国・地域
日本
上映時間
122分
ジャンル
ドキュメンタリー

『ゆきゆきて、神軍』に投稿された感想・評価

kuu
4.0
『ゆきゆきて、神軍』
製作年 1987年。上映時間 122分。
ドキュメンタリー映画監督の原一男が、過激な手段で戦争責任を追及し続けるアナーキスト・奥崎謙三の活動を追った傑作ドキュメンタリー。
神戸市で妻とバッテリー商を営む奥崎謙三は、自らを『神軍平等兵』と名乗り、『神軍』の旗たなびく車に乗って日本列島を疾駆する。
1987年の初公開時は単館上映ながら大ヒットを記録。
第37回ベルリン国際映画祭でカリガリ映画賞を受賞するなど、国内外で高く評価されたそうな。
戦後75年、奥崎謙三生誕100周年となる2020年の8月、全国のミニシアターでリバイバル公開。

ある日、自身がかつて所属していた独立工兵第36連隊で、終戦後23日も経ってから敵前逃亡の罪で2人の兵士が処刑されていたことを知った奥崎は、その遺族らとともに真相究明に乗り出す。時には暴力も辞さない奥崎の執拗な追及により、元兵士たちの口から事件の驚くべき真実と戦争の実態が明かされていく。

日本において、また、現代においては主義主張の右左の境界線は見えない。
以前の日本にはその境界線はハッキリ見えてとれたが、過去の右左には共通項が少なからずあった。
それは、愛国心と人民を想い憂い行動すること。
現代の日本の右左にはそんなものほぼ皆無で、右は左を、左は右をネットワーク上揚げ足をとるだけ。
そないな現代にうすら寒さすら感じる昨今、こないな作品がリバイバルヒットしたと聞けば、日本もまだ捨てたもんちゃうなぁなんて思う。
第二次世界大戦中、当時、ニューギニアに駐留していた日本人にとって、生活は地獄やった。
ジャングルの酷暑の中、四方を敵に囲まれ、食料も水も乏しい中で、兵士だけではなく人々は生き残るために必死で卑劣なことをしなければ生きていけなかった(盗みに強盗、殺人にカニバリズム等々)。
ほとんどの人は、自分の体験を忘れたい、あるいはなかったことにしたいと思う。
『臭いものには蓋をする』
分からないでもない。
しかし、一人、過去を忘れようとしない男がいる。
反主流派アナーキスト、奥崎謙三。
彼もまたニューギニアに駐留していた。
そして、運命が彼に与えた使命は、かつて所属していた部隊の2人の兵士の謎の死の真相を突き止めることだと考えていた。 
終戦から約40年後、奥崎はこの調査に乗り出し、信じられないような、不快な真実を発見する。
原一男監督の今作品は、ある意味、下手なバイオレンス映画より迫力があり、Vシネマなんかの殴り合いなんかめじゃない現場でのドキュメンタリーで、魅力的で予測不可能でした。
今作品は、人物研究であると同時に、日本における第二次世界大戦の退役軍人の経験を痛烈に映し出していた。
奥崎は、起きている間中、無政府主義の理想にとらわれている、ひどく奇妙な人物で、彼の探求には、正しいか否か別として全く説得力がある。
自分の論理のラッパを吹くのが好きな彼は、カリスマ的な変人であり、その調査能力は驚くほど繊細で効果的。
彼は日本中を駆け巡り、殺人事件に関わった様々な元古参兵士にインタビューする。
一時期、被害者2人の兄弟を同行させ、同情を誘うなど、巧妙な心理トリックもみせる。
奥崎は、質問と絶え間ない弾丸トークで対象者の防御を崩し、その過程で長い間埋もれていた真実を明らかにする。
しかし、奥崎は明らかに危険なジジイであり、人に話をさせるために怪しげなことをする。
カメラの存在が彼の暴走を助長しているのではないか、自分の任務を妨げているのではないか、と思うこともある。
取材対象者の大半を攻撃したり、攻撃すると脅したりすることで、奥崎は少なからずバランスを崩しているように見え、彼の調査の妥当性を疑わせる。
彼は正義の味方なのか、それとも自分の思い通りになるまで人を殴り続ける狂気のいじめっ子、いや、いじめっジジイなんか?
今作品は、奥崎をその2つを混ぜ合わせたような、狂気の十字軍のような人物像として描いている。
実際、彼の暴力的な傾向にもかかわらず、あるいはそれゆえに、奥崎は殺人事件を見事に解決し、その過程でさらにいくつかの事件が発覚する。 彼は、被害者の遺族に終結をもたらし、戦時中の日本政府がいかに無関心であったかを示している。
原監督はまた、この映画を通して、戦後の退役軍人の体験に光を当て、生き残った男たちがいかに戦闘の恥や罪悪感を持ち続けているかに光を当てている。
奥崎が尋問する元兵士たちは皆、ニューギニアの記憶に取り付かれた、ある意味で壊れた男たち。彼らが耐え忍び、参加することを余儀なくされた堕落についての話は破壊的であり、そのトラウマの重さがまだ圧倒的であることがわかる。
奥崎が2度訪れ、何度か蹴りを入れた山田吉太郎という名の弱々しい元軍人は、最も多くを語り、彼の暴露は驚異的でした。
クレジットが流れる頃には、多くの人が第二次世界大戦への日本の関与について異なる見解を持ち、生き残るために人間が沈むことのできる深さをはっきりと理解することと思います。
今作品は、ジョシュア・オッペンハイマーからビン・ワンまで、何世代ものドキュメンタリー作家に影響を与え、その力は時が経っても衰えることはない。
狂人と過ごす特別な旅であり、忘れられないユニークな映画体験を提供してます。
洞察力、痛快さ、深遠さ、山下清が『裸の大将』なら、奥崎謙三は『裸の大将軍』であり、彼を撮す今作品は個人的に傑作でした。
正直に言うと、奥崎は“普通にやばいおっちゃん”だと思う。
言動は過激だし、執拗だし、倫理的にも危うい。見ていてヒリつく。
でも、最後まで観て残ったのは、「あの人だけが異常なのか?」って疑問。

怖いのは、奥崎よりも、彼が追い詰めていく“普通に生きている元上官たち”。

彼らは家庭があって、穏やかに暮らしていて、社会の中で何事もなかったかのように存在している。でも、戦時中に起きた出来事は消えていない。語られないだけで、地層の奥に眠ってる。

真相に近づくにつれて、「何の不自由もなく普通に生きている」ことの重さを感じた。

それは幸せというより、“誰かの犠牲の上に成り立っているかもしれない現在”の重み。

奥崎は狂ってるようにも見える。でも彼は、自分の人生を壊してでも過去を暴こうとする。あれは正義なのか、自己満足なのか、それとも贖罪なのか。分からん。ただ、あの執念だけは本物だった。

観ていてずっと不快だった。でも、その不快さこそがこの映画の核心なんだと思う。

ドキュメンタリーって、どこか“正しさ”とか“教育的な価値”を押し付けてくる気がして、今まで少し距離を置いてきた。でもこの作品は結構違った。

「突きつける映画」だった。

戦争の話でありながら、結局は“今をどう生きるか”ってテーマが敷かれていた気がする。

自分は何も背負っていないと思って生きているけど、本当にそうなのか?歴史と無関係な場所で、無傷で立っていると言い切れるのか?

観終わったあと、世界が少しだけ重くなった気がした。でもその重さは、たぶん忘れちゃいけない類の重さなんだと思うのねん。
この映画は、過激な活動家のドキュメンタリー。
​自らを「神軍平等兵」と名乗る過激なアナーキスト、奥崎謙三。
彼は、第二次世界大戦末期のニューギニア戦線にて、
終戦後に起きたとされる兵士2名の射殺事件の真相を暴くため、当時の元上官たちを訪ね歩く。
(((((((((((っ・ω・)っ ブーン

​事件の責任者を特定しようと執拗に、時には暴力も辞さない態度で、元兵士らに詰め寄る。
(°ε°((⊂(*°ω°* ∩)
沈黙する者、曖昧な証言を繰り返す者。
奥崎の追及により、戦場での飢餓や人肉食という衝撃の事実が徐々に明らかにされ、、、というお話。

噂には聞いていたが、凄まじいドキュメンタリー作品だった。
(゚A゚;)ゴクリ

​主人公の奥崎謙三とかいうオジサンは、
見た目が芸人おぼん・こぼんのおぼん師匠に似ていて、明らかに気難しそうなツラをしている。
実際は、気難しいどころか、完全にイカれたアブナイ人。
「田中角栄を●す」と書かれた、思想や主張強めの文字だらけの看板を街宣自家用車に貼り付け、乗り回す。
なんだか、右翼演説アングラ芸人の鳥肌実の鳥肌スーツを彷彿とさせる(笑)

ニューギニア戦線の処刑事件の真相を糾弾するために、元上官達に突撃するのだが、
その行動エネルギーが尋常じゃないパワフルさ。
ドキュメンタリーの域を超えて、一つのアート作品を見ているかのよう。
​奥崎は、ほとんどの日本兵が死んだと言われる、ニューギニア戦線の生き残り。
その過酷な戦争体験に戦後30年経ってもなお、とらわれている。
それは、神の元に皆平等という、「神軍平等兵」なる行動原理に繋がっており、
真相解明の為なら暴力も厭わない。剛腕でありカリスマ性すら感じる。

追及される元上官のジジイどもは「知らん」「覚えてない」「処刑された者の名誉の為に語らない」の一点張り。

​奥崎は憤る。言葉が通じない相手には、暴力しかないんや!と(笑)

相手の自宅に土足で上がり込み、殴る!蹴る!投げる!
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
病人相手にも、なんだその態度は!とブチギレ、殴る!蹴る!投げる!
オラァ(p゚皿゚)==p)`д)グハッ

これはアクション映画なのか?ホラー映画なのか?当然のように警察沙汰。

奥崎謙三にとって、これが戦争責任の取り方なんだろう。
法治国家のルールは、彼の中ではどうでもいい事なのだ。
┐(´д`)┌ヤレヤレ

こういう、自分こそ唯一のルールみたいな着地点しか見つけられなくなる、人間を生み出すのが、
戦争のもう一方の悲惨さかもしれない。

​そんな彼からのプレッシャーに、元兵士の口からポロポロと証言が出てくるが、それも相当エグすぎる。

「食うものがなくて、兵士を処刑して人肉に手を出した」
「上官の命令に逆らえば、今度は自分が食われる番」

地獄である。
(TдT)

殺すのも地獄、殺されるのも地獄、生き残るのも地獄、生き続ける事も地獄。
隠蔽する事も地獄。真相解明糾弾する事も地獄。

戦後30年頃の日本には、まだこんな地獄絵図があったのだ。
舞台は1982年頃。私が幼少期の頃。
確かにあの頃は、戦争のニオイ、戦後のニオイがまだしていたかもしれない。
おじいちゃん達が戦地に行ったという話も、うっすら耳にした事もあった。
直接面と向かって聞いた事は無かったが、たとえば、祭りのテントの下とか、公民館の会合とか、葬儀やら3回忌やらの酒の場で、
おじいちゃん達が集まって、何やら密談している。
孫の自分には何の話だったか覚えていないが、もしかしたら、戦時中の話をしていたかもしれない。
今考えると、そんな気もする。

戦後80年経った今、体験談としての戦争話を聞くことはほぼゼロだ。
もはや戦後のニオイは一切しない。だって、死んだ私の母ですら戦後生まれなのだから。
奥崎謙三のような人間は、仮に生きてても、
老人ホームで「あ〜」とか「う〜」と、うめき声しか出せない。

奥崎の行動は決して暴力だけでは片付けられない、ある種の義憤だとは思う。
しかし、異常だとも思う。どちらかというと、
現代人がこの奥崎謙三の行動を見て、真っ先に思い浮かべるのは、
「私人逮捕系YouTuber」の独善的な正義感だと思う。
同情よりも、嫌悪の方が強いのではないだろうか。

​奥崎謙三のインパクトも強いが、彼の奥さんの存在もなかなか印象的だ。
あの常軌を逸したイカれた旦那の横で、献身的にサポートし続ける。なぜ離婚しないのだろう?(笑)
メンタルが強すぎる。そういえば、昭和の女性はこんなタフなオバチャン、結構いたなあと思い出す。
奥崎の暴走を許し、支え続けた奥さんの愛。
イカれた狂人は一人だけでは成立しない。​二人で一人だなあと思った。

最後まで見ても、誰が正しいかなんて答えは出せない。
みんな悪くみえるし、みんな悪くない被害者にも見える。

ただ一つ気になったのは、この奥崎謙三、真っしぐらに行動する直情型の人間だが、
カメラの存在をめちゃくちゃ意識している。
映り方を相当、気にしている。演じてる意識を感じる。
過激に振る舞う己を演出してるフシが散見される。

なんだか、昔のニコ生配信者と同じ雰囲気を感じる(笑)
(ΦωΦ)フフフ…

だとすれば、配信者の大半がそうであるように、
彼もまた、承認欲求の塊だったのではないだろうか。
彼はカメラを通じて、映画を通じて、承認欲求を満たそうと利用していたのではないだろうか。

その根源にあるのは、自己愛性人格障害もあるのかなと思った。
( ゚Д゚)y─┛~~

戦争被害者の憤りの代弁者、というのが大義名分なのは間違いないが、
その大義名分の裏側には、彼の表現者としてのパフォーマンスに、
どこか彼自身が酔いしれてるフシも感じ取れる。
他者から賞賛されたいという承認欲求、自分の目的達成の為に利用できるものは、
何でも利用するという意識を感じる。
​尋常ならぬ戦争体験で、人格的な歪みが生まれてしまったのかもしれない。
過激行動をする事で、己の壊れた部分を補い、自己救済していたのかなあと思った。
(-_-;)

そう考えていくと、なんだか、過激な事を書いて、いいねボタンを押してもらって、
まあね〜とか思ってる自分にも、少しは似ているのかなあと思ってしまった、ソビエト氏なのだった(笑)
(゚∀゚)アヒャ

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