我が聖典『カムイ伝』の掲載誌で、前衛的 且つ難解漫画が多かった(らしい)雑誌『ガロ』掲載劇画であり、あがた森魚自身のヒット曲『赤色レイジー』の映画化作品を、原作と曲も知らずチャレンジ鑑賞。


漫画家を目指すアニメーターの主人公とその恋人との同棲が軸の神田川四畳部屋的物語。

大方の予想通り難関映画…。

昭和のレトロ感と哀愁漂う作風だが、どこかポップな感じもあったりする独特な世界観。

映画終了後のあがた氏自身が語る解説を観ても良く解らん…(?_?)

…相当、前知識無いと厳しい作品でした…(*_*;


知ってる主演者は泉谷しげるに桃井かおり等の個人的苦手な人達…。

後、横尾忠則先生も出演。

昔のフォークやニューミュージックに造詣は無いですが、真島マーシー とジャムってた友部正人さんは唯一知ってる歌手でした～😅


そして、カメオ主演の岡本喜八先生の演技が微笑ましかった～😁

ガロに連載されていた「赤色エレジー」を元にフォークシンガーあがた森魚による自身同名曲を題材にした意欲作。

カラーであったり白黒であったり、
途中で差し込まれる謎の映像等々難解で、
完全に理解するのは難しい。
けど、幸子とのラブストーリーそのものは凄く好きだった。

70年代の4畳半裸電球夢を追う若者と恋人との生活といういかにもジャパンフォークという感じがたまらなくいい。

大滝詠一のそれは僕じゃないよが流れてる時のふたりの多幸感あふれる映像がすっごい好き。


冒頭だけだけど大滝詠一が出てるのがすごい。その他にはあがた森魚ご本人、鈴木慶一初めはちみつぱいのメンバー、友部正人は本人が夕暮れを歌い、泉谷しげる、大好きな三上寛が一瞬だけ(エンドロールのクレジットに名前なしｗ)井上堯之、山本コウタローなどなど愛しの70年代の音楽シーンを作ってきた素晴らしいメンバーが出演してる。
あとわっっかい頃の桃井かおりが出てて初めは全然わからなかった笑

音楽面ではもちろんあがた本人と大滝詠一の曲が大半で、その中にはちみつぱいやティンパンアレイ、はっぴいえんどから大滝と松本大先生のアレンジやバックもあり、なんとも心が満たされる映画だった。



壁に立てかけてあったProcol HarumのA Salty Dogも一瞬見えた。これまた素晴らしい名盤。

ジャケとキャストを見てください。正直言いたいことは以上です。自分にとっちゃ、カレーライス、ハンバーグ、ラーメン、焼き肉、寿司みたいなもんですから嫌いなわけないです。

林静一、あがた森魚、ティンパンアレー、林茂、大滝詠一、横尾忠則、鈴木慶一、岡本喜八、緑魔子、他。泉谷しげるとか。

その頃のその周辺のお遊びと言われたらそうかもしれないですが、 好きなもんは好きなんですよ。好きな人ばっかなんでね。

貧乏の何が悪い。幸せについて考えさせられます。