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セバスチャン
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『セバスチャン』に投稿された感想・評価

デレク・ジャーマン監督の長編デビュー作。キリスト教の聖人サン・セバスチャンの殉教を独自解釈で描く同性愛要素の強い一本。音楽ブライアン・イーノ。世界唯一の全編ラテン語映画。※「パッション」(2004)は全編アラム語とラテン語

古代ローマ、キリスト教信者の大弾圧が行われていた時代。宮廷の親衛隊長セバスチャンは皇帝の逆鱗に触れ、危険な前線基地に送られる。そこは男しかいない荒涼たる世界で、やがて彼と司令官シベリウスとの間に愛憎関係が生じていく。。。

ジャーマン監督がケン・ラッセル監督の弟子筋(美術担当)だと知り、ずっと気になっていたのをやっと初鑑賞。きっかけは四方田犬彦氏が本作を東大講義で取り上げていたこと。

冒頭の奇天烈なダンス(演者リンゼイ・ケンプ)からラッセル監督の強い影響を感じる。まもなく舞台が荒野に移ると、まるでパゾリーニ監督のような映像が頻発する。それもそのはずで、本作はパゾリーニ監督がセバスチャンの映画企画を抱いていたことをジャーマン監督が知り、その遺志を継ごうと実現させたもの。

インタビューによると、ジャーマン監督が尊敬するアーティストは、バロックの画家カラヴァッジオ、三島由紀夫、パゾリーニの3人で、「全員がセバスチャンに入れあげていた」とのこと(確かに自分が初めてセバスチャンを知ったのは三島が扮した写真だった)。

物語はセバスチャンがホモソと同性愛に縛られる中で神への純愛を貫くというもので、哲学的ではありながらパゾリーニのような深さや難しさは感じられず、逆説と皮肉を効かせたわかりやすい一本だと思う。師匠のケン・ラッセルの作風と同じく見世物的な側面もあり面白く観ることが出来た。ラストのセバスチャン視点のカットが秀逸。

全編に渡って男たちが性器を露出したまま演じていて、自然な姿だとは思いつつも映画では見慣れない光景なのでギョッとした。これだけ男の全裸が続く作品はラッセル監督もパゾリーニ監督も撮っていない。その点だけ切り取れば、本作は先輩たちの表現を越えたとは言える・・・。
日本語字幕で観れなかったから、大半内容わからなかった。
浴室で剃毛してるシーン印象に残ってる

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