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セバスチャン
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『セバスチャン』に投稿された感想・評価

1976年、イギリス、歴史映画。
古くからゲイアイコンとして文学・絵画でモチーフにされてきた『聖セバスティアヌス』
監督独自の解釈で映像化。
再鑑賞。

リンゼイ・ケンプのダンス、水辺でじゃれ合う2人の兵士(裸)のスローモーション、お風呂場での毛剃、ラストシーン、断片的に覚えてる記憶。今回は物語を把握できた感ある。昔は男裸のインパクトが大きくて他に意識が行かなかった。

当時は、ら、ラテン語?とただ訝しんだが、ローマ帝国時代だから英語が不自然という監督の拘りだったのかも。

物語はキリスト教信者弾圧真っ最中の時代、宮廷の親衛隊長だったセバス(キリスト教信者)が皇帝の怒りを買い地位剥奪の上に前線(男性兵士のみ)に飛ばされるが、そこの司令官シベリウスは彼に愛欲を抱く。しかし彼を跳ねのけたためセバス(崇高な信仰心故に肉体的な愛を拒んだ)がため処刑される迄を描いたもの。

今観れば、神への崇高な愛(精神性)に直向きなセバスは甘んじて罰されてるように思えるし、シベリウスは残酷というより、ままならない相手への苛立ちなんだな……と。
音楽、ブライアン・イーノ。



古代ギリシャの神聖隊なら違ってたのかもね……とぼんやり考えてた。意味のないif。
デレク・ジャーマン監督の長編デビュー作。キリスト教の聖人サン・セバスチャンの殉教を独自解釈で描く同性愛要素の強い一本。音楽ブライアン・イーノ。世界唯一の全編ラテン語映画。※「パッション」(2004)は全編アラム語とラテン語

古代ローマ、キリスト教信者の大弾圧が行われていた時代。宮廷の親衛隊長セバスチャンは皇帝の逆鱗に触れ、危険な前線基地に送られる。そこは男しかいない荒涼たる世界で、やがて彼と司令官シベリウスとの間に愛憎関係が生じていく。。。

ジャーマン監督がケン・ラッセル監督の弟子筋(美術担当)だと知り、ずっと気になっていたのをやっと初鑑賞。きっかけは四方田犬彦氏が本作を東大講義で取り上げていたこと。

冒頭の奇天烈なダンス(演者リンゼイ・ケンプ)からラッセル監督の強い影響を感じる。まもなく舞台が荒野に移ると、まるでパゾリーニ監督のような映像が頻発する。それもそのはずで、本作はパゾリーニ監督がセバスチャンの映画企画を抱いていたことをジャーマン監督が知り、その遺志を継ごうと実現させたもの。

インタビューによると、ジャーマン監督が尊敬するアーティストは、バロックの画家カラヴァッジオ、三島由紀夫、パゾリーニの3人で、「全員がセバスチャンに入れあげていた」とのこと(確かに自分が初めてセバスチャンを知ったのは三島が扮した写真だった)。

物語はセバスチャンがホモソと同性愛に縛られる中で神への純愛を貫くというもので、哲学的ではありながらパゾリーニのような深さや難しさは感じられず、逆説と皮肉を効かせたわかりやすい一本だと思う。師匠のケン・ラッセルの作風と同じく見世物的な側面もあり面白く観ることが出来た。ラストのセバスチャン視点のカットが秀逸。

全編に渡って男たちが性器を露出したまま演じていて、自然な姿だとは思いつつも映画では見慣れない光景なのでギョッとした。これだけ男の全裸が続く作品はラッセル監督もパゾリーニ監督も撮っていない。その点だけ切り取れば、本作は先輩たちの表現を越えたとは言える・・・。

『セバスチャン』に似ている作品

忍者武芸帖 百地三太夫

製作国:

上映時間:

117分

ジャンル:

配給:

  • 東映
3.3

あらすじ

伊賀忍者の頭領・百地三太夫の一族が、秀吉の腹心・将監に滅ぼされて10余年。三太夫の遺児・鷹丸は中国で武芸を修行し、百地家残党と共に豊臣への復讐と一族の再興を誓う。将監らの急襲で危地に追い詰…

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