サテリコンを配信している動画配信サービス

『サテリコン』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

サテリコン
動画配信は2025年7月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
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目次

サテリコンが配信されているサービス一覧

配信サービス配信状況無料期間と料金
TSUTAYA DISCASレンタルなし 【宅配レンタル】旧作:399円~、新作:630円~
今すぐ観る

サテリコンが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM

サテリコンが配信されているサービス詳細

TSUTAYA DISCAS

サテリコン

TSUTAYA DISCASで、『サテリコンはレンタル配信中です。

TSUTAYA DISCAS
配信状況無料期間と料金
レンタル
なし 【宅配レンタル】旧作:399円~、新作:630円~
今すぐ観る
月額料金無料期間見放題作品数ダウンロード同時再生可能端末数ポイント付与
【宅配レンタル】旧作:399円~、新作:630円~なし-不可能1-
支払い方法
支払い方法 ・クレジットカード ・携帯決済 ※単品レンタルではSoftBankのキャリア決済はご利用いただけません。
対応画質
DVD/BR

TSUTAYA DISCASの特徴

  • ・DVD・CD・コミックの取扱国内最大級の宅配レンタルサービスです。
  • ・DVD:41万タイトル以上、CD:31万タイトル以上、コミック:11万タイトル以上
  •  の作品を取り揃えております。
  •  ※2025年2月時点
  • ・新規会員様は単品レンタルチケットを1枚付与され、好きな作品を1枚無料で楽しむことができます。
  •  ※単品レンタルチケットとはDVD/CDのレンタルで1回1枚ごとにご利用いただける電子チケットです。入会後30日以内に付与します。

TSUTAYA DISCASに登録する方法

  1. TSUTAYA DISCASトップページから「今すぐ無料レンタルする」を押します。

  2. 名前、メールアドレス、パスワード、生年月日、電話番号、決済方法を入力し、「サービス利用規約と個人情報の取り扱いに同意する」にチェックし「次へ」を押します。

  3. 登録内容を確認し、問題がなければ「登録する」をタップする。

  4. これで無料会員登録は完了です。

  5. 続いて有料プランの登録をする場合、TOPページ右上の「マイメニュー」を押しメニューを表示します。

  6. メニューから、「登録情報の確認」を押します。

  7. 「プラン変更する」を押します。

  8. 登録するプランを選択し、「プラン変更内容を確認する」を押します。

  9. 内容を確認し、「プランの変更を申請する」を押します。これで有料プランの登録完了です。

TSUTAYA DISCASを解約する方法

  1. TOPページ右上の「マイメニュー」を押します。

  2. メニューから「登録情報の確認」を押します。

  3. ページ下部の「サービス解除申請」を押します。

  4. 各確認事項にチェックをいれ、「次へ」を押します。

  5. アンケートの該当事項にチェックを入れ、「申請を完了する」を押します。

  6. これで退会完了です。

『サテリコン』に投稿された感想・評価

OSHO
3.1
『ホーリー・マウンテン』という私史上最大の衝撃を受けた映画。みなさんのレビューを読んだら、この『サテリコン』と比較する人が何人かいたので、この『サテリコン』観てみた。

『ホーリー・マウンテン』とは全然違うように感じた。
『ホーリー・マウンテン』も大島渚監督の『愛のコリーダ』もスタンリー・キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』も同じだけど、映画芸術の表現の限界を探った作品だと私は受け取ったけど、

この『サテリコン』のフェデリコ・フェリーニ監督は本当の天才で、天才の監督が天性の感性のまま制作してしまったため、芸術的な意味不明な映画になった…という印象です。

舞台は古代ローマ、
ストーリーは私はちゃんと理解できなかったけど、とにかく死生論的な宗教色が強く、エログロで、少年への性愛もある映画。

人々が刃物で殺し合うシーンでも、演者の芝居や小道具の感じから、偽物の刃物だというのが明らかだし、
映画でなく芝居を観ている感覚になってくる。

とにかく私には刺さらない映画でした。
これは個人的に文句なしの満点。フェリーニは学生時代にレンタルしまくって結構見た筈なのに、何故にこれを見落としていたのか・・逆を言えば、若い頃に見たら別の評価になりかねない作品。いやあ、衝撃的なまでに素敵な映像体験だった。

全編通して、“美”という存在の表現に対する拘りが強く感じられ、フェデリコ・フェリーニという監督が、真の芸術家なんだなあと再認識させられる。

古代ローマを時代背景に、冒頭の公衆浴場から岩窟で出来た宿、詩人が開催するケバケバしくも鮮やかな色合いに満ち満ちた饗宴、実物大に作り上げた波がうねる海岸に浮かぶ海賊船と奴隷船、“両性具有の神”の豪華な神殿、ギリシャ神話に登場するミノタウロスを彷彿させる仮面を被った謎の剣闘士に追われる主人公の青年が彷徨う迷路とその二人を逆光が照らし出す大きな岩山の頂上から見物する観衆たち、火の魔女が棲む洞窟などなど、次から次へと壮大なセットやロケーションが登場し、斬首された皇帝の生首が海に浮かぶシーンさえも美しく、まさにどのシーンを切り取っても画になるという、とてもピカレスクでその芸術性の高さに完全にやられた。エキストラ一人一人の衣装、ヘアメイクも凝りに凝っている。

メインストーリーに挿入される短い逸話(エピソードではない!)の再現シーンだけのために実寸大で10メートルはあるかと思われる石造りの塔を作ったり、本物の象を登場させながらも、アップシーンなどはなく、画面の片隅に小さく配置するだけとか贅沢過ぎる。フェリーニは、本作では自身がやりたい事を全てやり尽くせたのではないかと感じさせる。

このジャケ写にフェリーニの意向がどこまで反映されているのかは不明だが、ここに主人公の青年を登場させていないという裏切りもいい。

主人公は男色をも好む美青年。享楽的な他のフェリーニ作品にも共通する事だが、決してあからさまな性行為などは描かれずとも、男性同士の性行為を明らかに暗示するシーンが登場する。と、同時にエキストラ陣に半裸の筋骨逞しい奴隷や兵士など、女性キャラより男性キャラが多数登場するのは、彼の作品にしては珍しい。前述した“両性具有の神”のキャラクターは本物か否かは不明だが、まさに二つの性器が描写されるし、何とアルビノ設定。四肢欠損の障害を持つ実際の俳優が演じたと思われるキャラクターまで堂々と描かれる。

これらを理由に本作をフェリーニの最大の問題作、タブーに触れたなどと安易に評するのは、個人的には大間違いだと思う。本作でも小人のキャラや、クライマックスで登場する、ふくよかな身体を持った大柄の女性キャラが他の作品でも象徴的に度々登場するように、人間の美醜の判断の根拠や、愛の形なんてどんなスタイルでも祝福されるべきだとのメッセージ・・というより、あるがままをそのまま受け入れて人生を享受するのが結局、幸福なんだよなあと、個人的には解釈した。

観衆を前に女性との性行為に及びインポテンスに陥った青年が、治癒の為に複数の女性陣に曝け出した臀部にムチ打ちを受けるシーンとか、ほのかなエロシティズムを暗喩しながらコミカルなテイストに溢れていて実にフェリーニらしい。

また、主人公の青年の台詞のみがシェイクスピアばりの古典劇の調子、それでいて賢者のポエムのような深みのある内容である点なども、実に凝っている。

とにかく最初から最後まで目が離せない圧倒的な美しさと愛に溢れた作品でとても幸せな時間を過ごせた。但し、このFilmarksで、“似た作品”として「ソドムの市」が出てくるのは、見たことないけど、いかがなものか?

と、毎度のごとく、ここまでダラダラと長文を書いてきて最後まで読んでいただける方は殆どいないと勝手に解釈して最後にプチ自慢。

実は、会社員時代・・まだ新人の頃に、フェリーニ監督とご婦人のジュリエッタ・マシーナにお会いした事がある。ある芸術賞に監督が受賞され、来日した際、授賞式前夜のパーティーで、自身は別のイギリスの芸術家の通訳とアテンドを担当していたのだが、どうしてもこのお二人にはお会いしたくて、担当していたイギリス人が中座した際にさりげなく、フェリーニ夫妻を囲むグループに加わった。イタリア語の通訳さんを介しての談話に参加させていただいだだけで、自分が直接話が出来た訳ではないが、とにかく明るくユーモア溢れる面白い話をされる饒舌な方で、人生で忘れがたい至福の体験になったことは間違いない。
4.3
 富、ぜいたく、女、饗宴、悦楽、したい放題の悪癖の数々、幸福が人々を貧しくする様をグロテスクに描く『サテリコン』。
 俗悪で退廃的な現代のローマを映した『甘い生活』から再びローマという町を描いた本作『サテリコン』は、『甘い生活』から時を遥かにさかのぼり、古代ローマを物語の舞台にします。本作がフェデリコ・フェリーニ監督にとっての初めての時代劇となりますが、フェリーニは舞台が古代ローマであることを利用し現代のローマを誇張して描いた、本作を現代劇とも捉えることができます。
 カラー映像という武器を手に入れた「映像の魔術師」・フェリーニの、鮮烈な、グロテスクで、エロティック、凶悪、目に毒な映像は必見です。

 『サテリコン』、本作は西洋最古の小説と呼ばれる詩人ペトロニウスの『サチュリコン』を原作にした作品。親友のアシルトに恋人の美少年ジトンを奪われた青年エンコルピオの、数奇すぎるアシルトとジトンを探す旅がストーリーの軸となります。
 しかし『甘い生活』同様、ストーリーはあって無いようなもので、本作『サテリコン』は『甘い生活』における狂言回しのマルチェロを青年エンコルピオに置き換え、グロテスクで退廃的なローマを映し込む古代ローマ版『甘い生活』と見る事ができると思いました。

 兎にも角にも、「考えるな感じろ」と言わんばかりの映画。映画の脚本家になる前はカリカチュア画家として生計を立てていたフェリーニらしい誇張された悪魔的ビジュアルが全編を包みます。
 何より最も印象に残るのは中盤の「トリマルキオの饗宴」のシークエンス。文字通りな「酒池肉林」な世界をそのまま映像にし、巨体、肉塊、豚の腸詰め、と夢にまで出てきそうな圧巻の映像が展開しました。

 何とも俗悪で凄まじい映像のパワーを持っている『サテリコン』。本作で提示される幸福と悦楽が逆に人間を下落させるというテーマは、フェリーニがローマを舞台にした三作「ローマ三部作」で一貫したものです。そして本作『サテリコン』は舞台を古代ローマに設定したことで、そのテーマの普遍度を強調させた一本と言えると思います。

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