【健康診断】
久々に、無関係ネタ。

実は、今日、人間ドックなんですよ
。
あー、結局、ダイエット、あまり成果出てないや。
腹減った～。
来年こそは、いい数値出したい。

などなど、朝です。


では、作品について。

蔵出しレビュー。
時は、2001年3月22日。


邦題「小さな目撃者」
原題「Ｄｏ　ｎｏｔ　ｄｉｓｔｕｒｂ！」


評者 ほーく
評価 ３
ひとこと 強いわ、このコ。


＜コメント＞


　サスペンス・アクション作品を紹介するときは、いつも困ってしまう。油断するとすぐネタバレになるからだ。しかも、ネタバレすると面白みが激減するし。
　ということで、今回は本筋とは関係ないところを紹介するしかない（爆）。
　大体、脚本自体があまり練られていないので、ことは予想の範囲内でしか動かないのだ。そこを救うのが、メリッサちゃんである。
　メリッサの度胸は並大抵じゃない。設定上、耳は聞こえるけど声が出せないということになっているが、行動は実に大胆だ。周りの大人たちのほうがおろおろするばかりで情けない（笑）。笑いを抜きにした「ホーム・アローン」のような機転で次々と反撃する姿に、自然と観ている観客が声援を送ること請け合いである。
　ま、小娘ひとりに翻弄されるあたりが場当たり的でプロとは思えないんだよなー。笑わせようとして、失敗しているカットも少なくないし。
　さて、今作品はオランダ・アメリカの合作ということで、舞台はアムステルダムなのだが、アムステルダムの昼間はジャッキー･チェンの「WHO　AM　I　？」でちょっとだけ観た覚えがある。しかし、今回のメインは夜である。これがまた全く違った顔を見せる。湿っていて、猥雑というより、どんよりとした、停滞しきった、澱のたまった空気に満ちている。そのよどみのなかをひとりメリッサは逃げ続けるのだ。これは意外と最近のアメリカ映画では感じられない雰囲気だ。
　もちろん、屋内でも逃走＆反撃があるのだが、それはハリウッドスタイルなのでそれほど目をひくようなシーンはない。
　また、その夜が明けてかすみがかった朝から昼間への顔、名物の網の目のように広がる水路に仕切られた街、それらがエンディングで垣間見えるのは、地元出身のマース監督の街への愛情ってことだろうね。


　ひさしぶりに、シンプルなサスペンスを観たいときにはいいかも。

• #サスペンス
• #アクション
• #シンプル

マイケル・チクリスが大暴走！


アムステルダムを訪れた少女が殺人の目撃者となってしまうサスペンスアクション。
主演は、ケイティ・ペリーに似すぎて困っているらしい英国女優のフランチェスカ・ブラウン。
もっとも、本作出演時はわずか12歳の子役でした。


事故の後遺症から口がきけないという障害をもつ10歳の少女メリッサは、両親と共にアムステルダムに家族旅行で訪れた。
ひょんなことから両親とはぐれ、ホテルから外へ出てしまったメリッサは、偶然から殺人を目撃してしまう。
執拗に殺し屋によって狙われるメリッサだったが、持ち前の度胸と機転をきかせて逃げ続ける。
どうにか両親とは再会できたものの、諦めない殺し屋とその依頼主は眠っているメリッサの命を狙ってホテルに侵入する。
しかも、事件はメリッサの両親にも無関係ではなかった。
はたして、メリッサは殺し屋の魔の手から逃れることができるのであろうか・・・！？

アムステルダムという美しい建築と水の街を舞台に、口がきけないというハンディキャップを背負った幼い少女がたった一人で殺し屋と渡りあうのがウリというわけで、DVDのパッケージには「超反撃！ウルトラカウンターアタックアクション」という勇壮な煽り文句が踊ったりしているのですが、実際は反撃というより逃げるが勝ちといった感じの鬼ごっこが続く展開です。
たまにキックを食らわしたり、ハサミで刺したりするといった具合で、終盤になると、なんと父親役のウィリアム・ハートがアクションに挑戦、父親が娘に格好いいところをみせる、といった風になります。
救急車にしがみつくウィリアム・ハートは、他では見られない貴重なアクションシークエンスかもしれませんね。
パッケージ裏には「少女版ダイ・ハード」とコピーがありますが、これもちょっと違う気が。
「ダイ・ハード」というよりも、ヒッチコッチ作品みたいな巻き込まれサスペンスといったほうがしっくりきます。
「裏窓」や「めまい」みたいに主人公にハンディを与えることでサスペンスを盛り上げることができるわけです。
口がきけないから助けを求めるのも一苦労なんですな。

前半はコメディ風味が強いのですが、後半は若干ながらハードテイストにシフト、いきなり人がガンガン死ぬようになりますよ。
主人公と同じホテルにはマンソン（マンソンファイブから独立したという、マイケル・ジャクソンとマリリン・マンソンをくっつけたような設定が笑える）というロックスターが滞在しているんですけれど、この人も巻き込まれて悲惨な目に合います（汗）
あいつ、幼女趣味だったんだなあ。メリッサは10歳だよ？
普通、グルーピーと間違えないよね？


クライマックスは、マイケル・チクリス演じる悪党が救急車をジャックして逃走、アムステルダム市街で派手なカーチェイスを巻き起きします。
それまでがどちらかというと地味な映画だったのに、このカーチェイスは意外と弾けていて、爆発したり、市電が脱線しちゃいますよ。
それでもちょくちょくギャグをはさんでくるのは、監督の「映画にはユーモアが必要」という信条かららしいです。

アムステルダムという街の雰囲気を味わいながら、程よいスリルとアクションを楽しむ手堅いつくり。
テレビで放映されていたら、ついつい最後まで観てしまう、そんな一作です。
（主に夜のアムステルダム）観光気分でどうぞ。


セルDVDにて

• #おまえはそれでも殺し屋か
• #頑張るお父さん
• #飾り窓の女

合鍵

口のきけない少女が知恵と勇気をふりしぼって大活躍する痛快アクション

設定は面白い

ストーリーはまあまあ
ツッコミどころあり

ひとりでスゴい
親も少し頑張ります