前代未聞の開発をした情報テクノロジーの社員ベン。
そんな彼に近寄ってきたヘッドハンティングのヴィンセント。
ベンは拒絶するも、ヴィンセントは次第に妻や子供にまで接近していきヘッドハントを即していく。

クリスチャン・スレイターがまるでストーカーのように相手に付きまとい、なんとしてでも契約させようとしてくる。
このやり方が度を越してくるという状況を生むのだが、いかんせんこんなやり方で契約するやつなんているわけないと思うのだが（笑）

徐々に嫌らしさを出した方がキャラとしては定まったと思うのもマイナス要因。
スレイターが最初から危うい奴という感覚は、この手の作品としてサスペンスを高めようがない。

【誇張しすぎたビズリーチ】

そうそうこういうの、こういうクセのあるクリスチャン・スレーターが見たかったのだ！　終始イキイキとしてて楽しそうだったわ。
映画としてはツッコミどころ満載で、そんなアホな…な展開ではありますが、わたし的には大満足😊

ターゲットを転職させるために、文字通り手段を選ばず強引に過激なことをやるヘッドハンター。割に合わなすぎるのに、そんなことまったく気にしないサイコみがハマってました。
キンキンに冷えたパイナップル・ウォッカを、クスリでもキメテるかのように飲む姿がたまらない🍍

ターゲットにされた主人公が開発した技術、20年前の映画とはいえ、全然たいしたものじゃなくて笑った😂
体内に取り込むGPS薬（液体）的なもので、これで誘拐犯は一網打尽だぜ！ワォ！みたいに盛り上がってたけど、犯人に飲ませなくちゃならない時点でハードル高すぎでは？

もっと工夫してツイストきかせれば、すごく面白くなりそうな作品だったなぁ。
まぁ、わたしはクリスチャン・スレーターが見たかっただけだし、わりと飽きずにハラハラしながら楽しめたので🙆‍♀️

＊せっかく「いいね」をたくさんの方に押して頂いたのですが、本レビューの内容は、ノルウェー版『ヘッドハンター』の方でした。
ジャケットを間違えてしまいました。すみません(-_-;)。


身長１６８センチのロジャーは、パリコレモデル並みの高身長美人の妻がいて、CEOクラスの人材を他企業にヘッドハンティングする人材派遣業の社長をしている。
ロジャーには愛人も居るが、妻が一番大事。
愛人が人に彼を紹介しようとすれば、関係がバレない様にと即別れるし、
本来は俺は何でも出来ると強気の男なのだが、ただ一つ、彼に足りていないのは身長だと思っている。身長のせいで妻に自信が持てないのだ。
そのせいでロジャーは、妻のために贅沢な生活を維持する為、美術品泥棒という裏の顔も持っているのだった。
そんなところに、クロスという高身長でハンサムな男が現れ、なんと妻と浮気をしている事に気付いたロジャーは、クロスに嫉妬の炎を燃やして…、という展開。

これだけ書くと、ラブコメかと思われそうですが、本作はノルウェーのサスペンスなのです。
俺って天才！ 俺って全知全能！
くらいに思っていた男が、あれよあれよとかわいそうなくらい窮地に立たされていきます。

私はロジャーに全く親近感が持てなかったので、ふうんという感じで観ていたのですが、最後のどんでん返しがこれまでの似た様なサスペンスの中でも意表をついていたので、最初は６０点くらいだったけど、ラストで１０点アップしました。