1997年5月に「42年ぶりのインド娯楽映画」として日本公開され、日本でのインド映画紹介が本格化する契機となった作品。ラージ・カプール監督・主演の名作『詐欺師』(1955)をベースに、経済発展直前のボンベイ(現ムンバイ)で庶民目線のドラマが繰り広げられる。シャー・ルク・カーンのデビュー3作目で、本作の成功により後年、シャー・ルク、ジュヒー・チャーウラー、アジーズ・ミルザー監督は共同で映画製作会社を立ち上げた。1993年の第38回フィルムフェア賞では脚本賞を受賞したほか、ナーナー・パーテーカルが助演男優賞にノミネートされた。 ダージリンの大学を出たラジューは、建築技師になることを夢みて大都会ボンベイへ。下町の人々の人情に支えられ、就職活動を始めたラジューだったが、結果は不採用ばかり。ラジューを住まわせてくれた大道芸人ジャイは、そんなボンベイの非情さを人々に説く。恋人同士になったレヌのおかげで、彼女が勤務する建設会社の採用面接を受け、やっと就職できたラジュー。就職後社長令嬢サプナに気に入られ、どんどん出世していくラジューにレヌは不安を覚えるが、その不安は現実のものになる…。
大地主ラージャーの屋敷で働くムトゥは、ラージャーに仕え、専属の執事兼馬車の御者兼ボディーガードとして、常に行動を共にしていた。 ひょんなことから彼は旅回り一座の女優ランガと恋に落ちるが、彼…
>>続きを読むムンバイに暮らす天涯孤独の青年シヴァは、見知らぬ科学者が何者かに襲われる不思議な幻視を見る。その理由を探るうちに、古 代ヴェーダの時代から秘密裏に受け継がれる神々から授かった武器“アストラ…
>>続きを読む『バーフバリ』2部作(2015、2017)のS.S.ラージャマウリ監督が、『RRR』のNTR Jr.を主演に2007年に発表した監督第6作で、NTR Jr.とは3度目のタッグ作品。NTR …
>>続きを読む1609年、ウダイガル王国。近衛軍の伝説的戦士バイラヴァは、国王の娘ミトラ姫と愛し合っていたが、王国とミトラ姫を我が物にしようと企む軍司令官ラナデーヴの邪悪な陰謀により、非業の死を遂げる。…
>>続きを読む政府高官に手腕を見込まれ、ムンバイ市警察長官に就任したアーディティヤ・アルナーチャラム(ラジニカーント)。最愛の娘ヴァッリ(ニヴェーダ・トーマス)とともに赴任したが、ムンバイでは麻薬がはび…
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