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危険なめぐり逢い
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『危険なめぐり逢い』に投稿された感想・評価

["僕のフィアンセは世界で一番可愛いんです"] 60点

マリア・シュナイダー映画祭その3。美術学生マリア・シュナイダー=ミシェルがタクシーに乗って、飛び出してきたアメリカ人女優アンを車で轢く冒頭の疾走感がまず良い。真珠のネックレスが吹っ飛んで壁にぶち当たるお約束も見事(これは事故の影響ではなく回想みたいだが)。ミシェルはアンと事故で親しくなって一緒に暮らし始め、家賃のためにベビーシッターの仕事を始めたことで誘拐事件に巻き込まれていく。誘拐されたのは冒頭でアンをこっぴどく捨てた富豪フランクリンの一人息子ブーツなんだが、色々あってミシェルを敵と勘違いしていた際にバイオリンを握りしめていて、"このブルジョワめ!"と思った。いなくなったミシェルを恋人のジャンニが探すんだが、"黒髪の世界で一番可愛い人です"と紹介してて草。主観入れたら探せないだろ(世界で一番可愛いのは異論ないけど)。真っ赤なコートが世界一似合うマリア・シュナイダーが後半にかけて少年を守るためにボロボロになっていくのが辛い。でも、サスペンスとしてはそこまで完成度高くない気がする。
3.6
ベビーシッターが誘拐事件に巻き込まれていくサスペンスであるが、まずクレマンがおねショタ映画撮ってたことに驚き。馬乗りになってガキに無理やりココア飲ませるシーンとか、そのまま犯してしまいそうな勢い。
フランシス・レイの劇伴も展開から絶妙にズレ続けててこの居心地悪さこそ美点なのだが、今度のクレマンはそうした観客心理の翻弄を、裸体や死骸を映すことでいとも容易く達成できてしまう時代と(その潮流に従いつつも)葛藤しているように思えた。
ルネ・クレマン晩年の四本はすべて「唐突に平凡な日常が揺れ、犯罪に巻き込まれる」サスペンス映画。ルネ・クレマン最後の映画。売れない役者のシドニー・ロームとベビーシッターのバイトをしている彫刻家のマリア・シュナイダー、事故で「偶然」出会った二人、ロームは金持ちのオッサンに裏切られた過去があり、シュナイダーには冴えない恋人がいる、この二つの軸で物語が走りだし誘拐事件が映画の中心。
同居しているロームとシュナイダーの関係性がほとんど語られず誘拐のくだりに雪崩れ込むので、物語を掴めず困惑するのも当然。最低限のヒントしか与えずに騙し絵のような構成、キャラクターは少ないのに映画をかなり複雑にしている。誘拐された子供と巻き込まれたシュナイダーが過酷な状況で心を通わしていくドラマと誘拐犯グループのどん詰まり感、ただ利用されただけだったロームの深い哀しみ、どれもそこまで描き切れていないが、物語が進むにつれそれぞれのキャラクターの目的が見えてくるルネ・クレマンの歪さを理解していれば楽しめると思う。
冒頭の車との事故、老婆の殺害、冷蔵庫に犬の死体、ボコボコに殴られて髪まで切られるシュナイダー、車の爆破、風呂場での自殺。名のある作家が老い、表現者として限界を感じながらも絞り出した作品はグロテスクな輝きがある。傷だらけのシュナイダーが終盤に呟く「みんな死んだよ…」。ルネ・クレマン晩年の四本だと本作が最も地味で冷たく寂しい。だからこそ偏愛したくなる一本。

『危険なめぐり逢い』に似ている作品

パリは霧にぬれて

製作国:

上映時間:

98分

ジャンル:

3.4

あらすじ

2人の幼い子供たちと共にパリで暮らすアメリカ人夫婦のジルとフィリップ。一見幸せな生活を送る一家だったが、ジルは記憶障害に悩み、仕事優先の夫とはすれ違いの日々を送っていた。そんなある日、子供…

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