日中戦争が勃発した年に上海を舞台にして、ジャック・ベッケル『七月のランデヴー』と見紛うような、若者の悲喜こもごもを描いたモダンな喜劇が撮られていたことに驚くばかり。就職祝いの人形壊し、壁を破壊しなが…
>>続きを読む主演が森雅之に見えた。シャツのシミ→ブタの目印はすごく良かった。隣室の二人がすれ違うのは路面電車の中という第三項も良かった。狭い路地とか室内は、たいていはセットの壁を取っ払って撮影するんだろうけど、…
>>続きを読む ☑️『十字路』及び『紅色娘子軍』▶️▶️
特に前者はそうだが、日本でもこの30数年変わらぬ人気の(後者は中国国内はともかく日本では?かな)、中華民国と中共(期)を代表するポジティブにカラ…
1930年代後半の上海。大学を卒業したけれど仕事がない男達。ある者は仕事がないので田舎に帰る中、主人公の趙は新聞社での職を得て・・・という話。
洗練されたやり取りでのコメディが中心だけど、新聞の記…
「バスでよく見かけるあの人素敵…それに比べて隣のアイツはサイテー!サイテー!(※同一人物)」のくだり、『街角 桃色の店』(1940)じゃん…!!
バスに揺られて近づく距離、ナンパされてるところを救出…
1936年の上海にこんなにも素晴らしい青春メロドラマがあったのかと感動した。小津や山中貞雄も彷彿とさせる物語に、ジャン・ヴィゴ的に飛躍した神秘的映像が映り込む。壁越しのやり取りを漸く破壊したかと思え…
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