今日から始まるこの作品の為に名古屋から再び岐阜の柳ケ瀬へ🚃


10:00 自由席 👨15👩3
今日は始まる前のSEは多分タモさんのアルバムから流していた🎵



瀬川昌治 監督作品


港金一通称、芸利九八(愛川欽也)は一旗あげようとラビアンローズ(園佳也子)という踊り子についてドサ廻りをしているた
ある晩、北京放送から英語放送と花モゲラ語をあやつる苦楽芸振(タモリ)と出会った金一は妙にウマが合う彼とコンビを組もうと浅草に連れて帰った
ストリップ小屋の支配人である松井(笑福亭鶴光)の計らいでストリップの合間にコントをやることになった金一と芸振は観客の人気を得ていく。。






以下ネタバレ


芸人2人の友情を描く後半は実際に少し早送りでドタバタする喜劇
4ヶ国語麻雀等のタモさんの芸がたっぷり🀄
あき竹城さんのオッパイもたっぷり😅

秋野大作、鈴木ひろみつ、東てる美、財津一郎、湯原昌幸、笑福亭鶴光、三木のり平と懐かしい昭和を彩った人達
そして赤塚不二夫先生もおでん屋のおやじで出演🍢

タモさんが精神病院から抜け出た設定で最後も精神病院に送られてED🏥
漫画｢デロリンマン｣もそうだけどこの設定では中々ソフト化は難しいのかな。。





柳ケ瀬では人証実験中の無人バスが走っている
今日は帰りに乗車してみた🚍️
無人を目指してはいるが今は若い人が1人サポートで乗っている
路駐の車があると止まることは出来るがかわすことは出来ない
その場合はサポートの人が操作しているのだとか😅
車両がフランス製で操作がXboxのコントローラー🎮️笑
国産の車メーカーは余り協力的ではないのだろうが。。
正直乗り心地はまだまだだが無料なので実証は続く様子、今で半年だそうです
東京でもいよいよ始まると聞いたけど。。
取り敢えず路駐ばかりの京都は暫くは大丈夫かなと思った😅笑

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◎密室芸人タモリの原点と限界が分かる喜劇映画

タモリ、ビートたけし、明石家さんまをお笑いビッグ３という言い方は、1988年ごろに始まるそうだが、その出自や笑いの質は大きく異なる。

最も瞬発力に富み、現在も「お笑い偏差値」では明石家さんまがトップを誇っているのかも知れないが、いわゆる世間一般の尺度でも「偏差値が高い」という意味ではタモリとビートたけしは芸能界でも指折りの知的なタレントだと言えるだろう。

今回、シネ・ヌーヴォの瀬川昌治特集で、奇しくもタモリとビートたけしの芸歴初期における主演映画を観ることができた。

【以下ネタバレ注意⚠️】









結論は、あらかじめ予想していた通りではあったが、タモリは俳優としての才能は皆無と言って良く、反対に、たけしは映画初主演作においても、俳優としての傑出した才能を観せつけてくれた。

本作は公開２週間で打ち切りになったことで有名な、興行史に残る失敗作だという。

だいたい、当時は多かったという「精神病院オチ」自体、今では不適切にも程があるとしか言いようがない。

だからと言って、タモリが知的でないということや笑いのエンターテイナーとして劣るということを意味するのでは全くない。

タモリの芸は、極めて知的に構築されているが、劇場の大衆向けのお笑い芸ではなく、しばしば「密室芸人」と呼ばれたように、その芸の内実を知的に理解できる少数の「通」を対象としたものだったのだ。

対する、たけしは、曲がりなりにも寄席芸としての漫才師だったのであり、ストリップ劇場における幕間コントを含めて、基本は一見の不特定多数の客相手に笑いの芸を磨いて来たのだ。

ツービートの漫才が、いかに世間の常識をコケにし、非常識を売りにしようと、彼らの漫才は劇場に集まった大衆の人気に支えられていたのだ。

それに、小説も盛んに書くことになる北野武本人が持っていたドラマへの志向（嗜好）が、彼をして、俳優へ、そして映画監督への道を歩ませることになったのだと思う。

だが、タモリの方は、俳優としての能力はゼロだと言って良い。

本作の失敗は、相方を演じた愛川欽也が芸人を演ずるには、あまりにも力不足だったということも確かにあるが、いわゆる初期のタモリの本芸とされる４ヶ国語マージャンや、寺山修司のモノマネさえ痛々しくスベッてしまっているのだ。

当時、確かタモリの密室芸を吹き込んだLPが発売されていて聴いたはずだが、音源だけで聴くそれの方が、はるかに面白いのだから、本作における「失敗」は明々白々だ。

本来、邦画監督に多かった、芸人俳優を放任して、持ちネタをやりたいようにやらせる演出を瀬川昌治は避けていたはずなのに、珍しく本作のタモリに関しては、瀬川もその旧弊に陥ってしまっているのだ。

その原因は、ある意味、今までの日本に無かったタイプのタモリの密室芸に瀬川が魅了されていたためか、逆に、タモリが俳優としては「使えない」ことが分かって、結局、作中でも本芸をやらせるしかなかったか、のいずれかと考えられるが、おそらくは、その両方なのだろう。

ただ、終盤で披露される、タモリ扮する苦楽芸振（クラク・ゲイブル）の『君が代』の替え歌ならぬ替えメロだけは、初めて接したこともあって爆笑した。

これを聴けただけでも、本作を観た甲斐があったという気になった。

《参考》
＊1 松竹シネマPLUS
cinemaplus.shochiku.co.jp/titles/detail/2855/

＊2 ミニシアター行こう　2010年05月25日更新
タモリが“4ヶ国語マージャン”披露『喜劇役者たち　九八（クーパー）とゲイブル』
mini-theater.com/2010/05/25/4535/#google_vignette

＊3 日の当たらない邦画劇場　1999年05月24日
喜劇俳優たち　九八（クーパー）とゲイブル
home.f05.itscom.net/kota2/jmov/1999_02/990217.html

＊4 積読日記　2016-04-17
『喜劇役者たち 九八とゲイブル』＠神保町シアター(16/1/23(sat)鑑賞)
yoshitada.hatenablog.com/entry/2016/04/17/180010

＊5 世界映画博　2016年04月27日
「喜劇役者たち 九八とゲイブル」俳優タモリの痛快人情(ネタバレなし感想)
ameblo.jp/kitaco127/entry-12148899843.html

＊6 塵人えむ俗記帳　2024-06-19 07:55:25
愛川欽也＆タモリ主演作品『喜劇役者たち 九八とゲイブル』
ameblo.jp/zinzinemu/entry-12856685097.html

＊7 キネノート
www.kinenote.com/sp/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=18796

《上映館公式ページ》
生誕百年
喜劇映画の名手 瀬川昌治
2025.1.2〜1.31 シネ・ヌーヴォ
www.cinenouveau.com/sakuhin/segawamasaharu2025/segawamasaharu2025.html

備忘録。