映画撮影の仕事だと勘違いした俳優3人組が村を救うために本物の悪党に立ち向かう話。西部劇を特に知らなくても何も考えずに楽しめるほっこりとした歌と踊りが多めのコメディ映画だった。もう少し強めのギャグがあった方が良かったかもしれない。

悪党一味から人々を助ける三人のハリウッド俳優の活躍を描いたコメディ作品。
スティーブ・マーティン、チェビー・チェイス、マーティン・ショートらが共演。

1916年、メキシコのサンタ・ポコ村は、悪党エル・ワポ一味から度々略奪の襲撃を受けていた。
村の娘カルメンと少年が用心棒探しのために町に出かけ、たまたま入った教会で上映されていた映画を観る。
その映画ではスリー・アミーゴースと名のる3人のヒーローが貧しい村を襲う強盗を撃退し、10万ペソの報酬を村人に返して去ってゆく。
スリー・アミーゴースを実在の人物だと勘違いしたカルメンは、ハリウッドの俳優スリー・アミーゴースに助けを求める電報を出す。
丁度その頃、“スリー・アミーゴース”を演じた三人の俳優、ラッキー、ダスティ、ネッドは所属するゴールドスミス映画社をクビになり、電報を受け取った三人は撮影依頼かと勘違いしてサンタ・ポコ村にやって来るのだが……　　

ヒーロー役の三人の俳優が、本物の悪党一味を前にして下した決断は？
「男か？ネズミか？」
作品随所にユーモアが散りばめていて笑えた。
カメやフクロウ、ピューマ、ウサギ、コヨーテがストーリーにアクセントを加えます。
カメはしゃべり、馬や木は歌います。
ドイツの真赤なタブマン601飛行機もストーリーを盛り上げます。
三人の役者たちは、決め台詞のように悪を倒すことが出来るのか.....
村民の最大の武器、お裁縫で強盗団に挑みます（笑）
「正義が行われたことが我らの報酬」
「忘れないで　不正あるところ　我らあり」
「苦しむ者のいるところ　我らあり」
「自由が脅かされるところ」
「スリー・アミーゴス！」　
最後は派手ないでたちで決めて、爽快な心地よいラストが待ってます！　

2022.11　NHK BSP で鑑賞（字幕・松岡葉子）
2021.12　NHK BSP で鑑賞（字幕・松岡葉子）

• #映画「恋の銃撃戦」
• #10ペソの電報
• #コウモリの手羽先
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• #ピニャータ
• #早撃ちの決闘
• #刺繍
• #懐中時計のプレゼント

コメディ映画の中で1番好き。

頭を空っぽにして楽しめる。

スティーブマーチン全盛期のコメディです。

チェビーチェイス、マーチンショートも当時それぞれ主役級で活躍してました。

3人揃ったら、相加相乗効果で、めちゃくちゃおもしろくなったなぁ。

リバイバル上映で『7人の侍』を観ていた後だったので、余計に刺さったかも。



20世紀初頭、メキシコの小さな村が、無法者集団から略奪と凌辱の脅威にさらされていた。

村長の娘と村の少年は、村を守る用心棒を探すために町に出る。

本物のガンマン達からは相手にされないが、映画出演の依頼と勘違いしたスリーアミーゴスはオファーに飛びついた。

映画の撮影と勘違いしていたから。

ラッキー、ダスティ、ネッドのスリーアミーゴスは、パフォーマンスとはったりで無法者集団の襲撃を一旦は退けた。

しかし、さすがに彼らも本物の悪党達だと気づく。


真実に気付いた時は、一旦逃げ出しかかるけれど、最終的には勇気を振り絞って、村人たちのために戦うことを決意する。

戦うとはいっても、スリーアミーゴスには刀や銃はない。

3人にあるのは、サイレント映画でつちかったパフォーマンス力とそれを活かす知恵だけ。

果たしてスリーアミーゴスは、村を救えるのか。


悪党に蹂躙される村人の声に応えて、勇者たちが心意気で助けに向かうというのは、『七人の侍』『荒野の七人』などなどで知っている。

そのテンプレートをコメディとして成立させるのがすごい。

音楽担当は、『荒野の7人』のエルマーバーンスタインだから、西部劇テイストでそれもまた愉し。

本物と間違われた偽物が、弱者のために勇気を出して敵に立ち向かうという話はそれだけで映画的。

散りばめられたギャグ、スリーアミーゴスの決めポーズに笑いながら、心を動かされる。

くだらないけど、ちょっとこじゃれたアメリカンギャグは、日本のコメディにも影響を与えてましたね。