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死霊の罠
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『死霊の罠』に投稿された感想・評価

これはずっと見たかった作品なので、WOWOWが不意打ちで放送してくれて大感謝。

さすがに映像は粗いが、80年代後半に、邦画でここまでアメリカ映画並みにスプラッター描写に拘った点はお見事。但し、WOWOW規制で極度の残酷描写にはフィルター掛かってる可能性も有りだが、自分にはこのくらいが丁度いい。特殊メイクも時代は感じさせるものの結構頑張ってる。
ストーリー性としては若干弱さを感じるが、ジャケ写の謳い文句にある「日本初!本格的スプラッター・ホラー」に偽り無し。

ただ、所々で繰り返される安っぽいBGMだけはいただけない。

主演の小野みゆきを筆頭に当時のテレビマンたちの髪形やファッションも面白い。小野みゆき、「アウト×デラックス」で、最近でもちょこちょこ見るけど、老けないなあ。
horahuki

horahukiの感想・評価

3.9
怖くなんかないわよ!
あんたなんかに絶対負けないわ!

日本初の(本格的)スプラッターということで前々から見たかったのだけど、OSOREZONEに続編と一緒に入ってたので再入会しちゃった😅地味にホラー短編がたくさんあって、ここでしか見れなさそうなのもあるから有難い!ついでに『マインズアイ』も見れたし👍

TVリポーターの名美のもとに送られてきたビデオテープ。中身は残忍なスナップフィルムだったが、何故か最後の方に自分が写っていた。テレビクルーたちと撮影場所を探して辿り着いた廃墟のような場所。そこで次々にスタッフたちが殺されていく…。名美は廃墟から無事に脱出することができるのか?って感じの内容。

『アンダルシアの犬』みたいに目ん玉切り裂いて液体噴出させたり、四方八方からの木の杭が体を貫いたり、飛び縄からの首吊りビクビクだったりと残虐な演出のもと次から次にスタッフが消されていくスピーディな前半はすごく景気が良い!

和製作品でありながら、人里離れた場所に訪れた集団が1人ずつ消されていくというアメリカのスラッシャーなりスプラッターなりの文脈を踏襲し、露骨な『死霊のはらわた』オマージュなカメラ移動を何度も取り入れていることからも本作の目指す方向性が見えてくる。ただ、それでいて単なる模倣には留まらない「うまさ」が至る所に散りばめられていて、製作陣の…というより邦画ホラーの意地を感じた。

背後で閉じられる門と直前の会話から、どちらの勢力なのかを曖昧にすることによるスリル。引きのカメラで2人の人物の行っては戻る演劇のような移動と背後の赤い倉庫に青白い照明+煙という色彩センス。下弦の月まではいかない更待月くらいの月をバックに煙が登る中を女を中心に据えた構図の美しさ。柱に括り付けられた死体を中央に配置しての爆発しながらの横移動。キメるところで長回しを使い、役者たちの動きを途切れさせずに映し続けることによって人としての感情がのっかった生々しさが伝わってくる。そして地味に良いのが悲鳴。顔ドアップなんてありがちなことはせずに引きのカメラ+長回しを徹底した「叫び」の破壊力がすごい!

そして後半、全ての職場関係を取っ払った2人だけのパーソナル空間に移行させてからの舞台の象徴化。クローネンバーグとかヘネンロッター要素を取り込みつつ、マザコンなのも含めて根本的にはアノ超有名映画で、視点を変えたらこうなるのかという驚きと笑いがあって良かった。あんなデロンデロンな物体と触手プレイ見せられたらサイコー!って感想しか出てこないですわね。

それにしてもフィリピンのツアーか何かの取材で銃の扱い方を完全にマスターしたと語る主人公さんからは、通信教育で空手をマスターしたってのと同じ臭いがして面白かった🤣
元気の良すぎる赤ちゃん、生まれました!


邦画初の本格的スプラッター映画として公開された、池田敏春監督、小野みゆき主演の和製ホラー映画。
公開当時、すでに「ギニーピッグ」シリーズなどのグロリンチョなホラー作品がニッチな層に受けていたと思いますが、劇場公開を念頭に置いた物語性のある劇映画とすると初めてに近いかもしれませんね。
何か他にもあったと思うけれど。


深夜テレビでキャスターをやっている名美(という役名からして脚本は石井隆です)の元へ一本のビデオテープが届きます。
それを観てみると、なんと拘束された女子の目ん玉をえぐったりする拷問ビデオだったので吃驚!
しかし、番組のネタにも視聴率低下にも困っていた名美は、スタッフを連れてビデオに映っていた場所を訪れます(カーナビがまだ無いのか、わざわざビデオに看板やら目立つランドマークを撮影して誘導しています。いまならグーグルマップで一発です)
それがどんなに愚かな行為かを知らずに・・・


前半は、謎の男によってスタッフたちが順番に殺されてゆくスラッシャーテイスト。
やっぱりエロも必要だろということで、超人気AV女優であった小林ひとみが濡れ場を披露、直後に豪快な串刺しをくらって殺されてしまいます。
そこからは首チョンパやワイヤーで首絞めからの首折れ、ブービートラップによる斬殺と、小野みゆき以外は早々に全滅です。

そこからの後半は趣がズバッと変わって、モンスター襲撃系にチェンジ!
サイコ、オカルト、SF・・・なんでもござれのごった煮状態!
驚愕のどんでん返しで小野みゆきを苛め抜き、もともとルックスからして強そうな小野みゆきなので当然のごとく反撃を開始・・・するのかと思いきや、そんな単純には済まない展開が待ち受けているのでした。

ものすごく昔にレンタルして観て以来、久しぶりに気になって調べたら某サイトに全編がアップされているではありませんか。
少々、気兼ねしながらも当時はレンタル代金払って観たという言い訳を自分にきかせて(汗)何十年かぶりに観てみました。
するとどうでしょう。
細かいところは忘れてましたけど、意外とおぼえていましたよ。
一番覚えていたのがエッチなシーンというのはアレですが、ほら、当時はまだ若かったから!

・・・それはさておき、テンポの良い前半と比べて後半はやや冗長。驚かしもクドい。
そういった意味ではバランス感覚が少々おかしいかも?

しかし改めて観てみると、なんとも露骨なマカロニホラーへのリスペクトぶりに痺れますねえ。
どこかダリオ・アルジェントっぽい。
蛆虫おちてくるし。
後半からはカナディアンと言うかデビット・クローネンバーグ風味かな?
いや、ネタ元はヘネンロッターかもしれない。
何にしろ、全体的にグチャグチャとした粘着質な意匠が気持ち悪くて良い感じ。
おっと、音楽はジョン・カーペンターをいくぶん明るくしたようなホラーサウンドで、ここぞというところではサスペリアっぽくなる。

光と影を利用した画づくりがこれまた恐ろしくも美しく、美術関係も凝っているので、そこらへんの廃墟を使って撮っている低予算映画とは(安っぽい花火なんかも使われますけれど)途中から思えなくなってきます。
予算を凌駕するセンス!

特殊効果もまずまずで、特に目玉をブスリ!は、やり過ぎなぐらいにレベルの高い職人仕事。
血糊は明るくて作り物めいてしまっていますが、ヌメヌメなモンスターの造形などは概ね良好であります。

とにかく海外のホラー映画の雰囲気をだすことに全力投球だったのではないでしょうか。
そこに当時の熱を感じます。
何事も模倣から始まりますからね。
但し、模倣で終わってしまったら仕方ない。これをいま観てもあまり古臭く感じない(勿論、VHSテープだったり、携帯が無いなどはありますが)という事は、逆を言えばこういった和製スプラッターホラーがそんなに進化していないのではないかとも思えるわけで、それはどうなのかな、と。
模倣の域を越えた作品との出会いが、はたしてコンプライアンスが煩くなったこの国で果たせるのであろうか?
久しぶりに本作を鑑賞した後、ふと、そんな思いが頭をよぎりました。


あ、そうそう、ほんのちょい役なので頼まれ仕事なのでしょうけれど、島田紳助がテレビプロデューサー役で出演していますよ。
いまは究極の遊び人らしいですね。なんとも羨ましい限り。


*期せずして、これをアップした2/23が池田敏春監督の誕生日でした。何かの力が働いたのかな(苦笑)


レンタルビデオ、動画サイトにて

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