ビジュアルは本当に素晴らしい
だけど
キャラクターが一切描かれてないから不完全燃焼っつぅか何つぅか

どういう性格で過去に何があったかを描かずに
こういうシチュエーションにこういう奴いたら面白くね？だけだからず〜っと冷めっ放し

クライマックスにしたって
村人と主人公が協力してという燃える要素をビジュアルで塗り潰してるから同じく冷めっ放し
チャン・ドンゴンも初ハリウッドがこんなので可哀想に・・・

アクションシーンはCGバリバリでバリバリ(笑)　コントローラー手に持ってたらボタン連打と秘技ー！とか言いながらコマンド入れてそう(笑)

追っ手が涌き出てきすぎやけど、ボスキャラがいないのかな？伸び伸びのカップヌードルみたい。歯応えがなさすぎやん。ま、それはそれで美味しいねんけどね。

あまり感動とかストーリーとか求めたらあかん映画かな。赤ちゃんはめちゃ可愛い(笑)

仇敵の娘の命を助けた事で暗殺者集団「悲しき笛」から抜けたチャン・ドンゴンの安息と戦いを描く映画
西部劇ともマカロニとも形容しがたい世界にチャンバラを押し込めた、もはやチャンポンともいえるような濃厚すぎる世界観が最高
…って観てる人少ないな！
（僕も桔梗さんにオススメされるまで知らなかったけど）なかなか面白かったですよ！？

ナレーション混じりのアクションでとっても分かりやすく導入部を解説してくれるのはありがたい
東洋最強の剣士と戦っても、同門の追っ手複数と戦っても傷一つ負わない演出のおかげでドンゴンがズバ抜けた強さであることも分かる
ただ、飛びながらのアクションが少しフワフワしてたのは残念
そのぶん地上戦ではドンゴンの強さを堪能できて良かったです
特にダイナマイトで引き起こした砂煙の中での殺陣はカッコ良かった！

ドンゴンだけでなく酔いどれ爺さんもカッコ良かった
やっぱなー、若くて強い奴よりも老戦士のほうが好きなんだわ
ドンゴンと比べて登場シーンも見せ場も少ないので、逆にカッコ良さが集約されてた気もします

寡黙な剣士ということでセリフの少ないドンゴン
でも最初に英語を喋った瞬間、「ヘッタクソやな！！」と思わず言ってしまいました！
英語が苦手な僕が聞いても分かるヘタクソさ…
これ、東洋の国から19世紀開拓時代の大陸へと渡った設定だから逆に違和感無いけど、現代劇のハリウッド映画だと致命的だろうなあ…

全編シリアスなアクション映画なのに、何故かコメディ要素が地味に多いのは評価点
鳴り物入りで大陸へとやってきた悲しき笛の皆さんが、西部のアウトローの皆さんとどっこいどっこいな勝負を繰り広げる様には思わず大笑い
あんたらが弱かったらドンゴンの強さに説得力が持たせられないからもうちょい頑張ってよ！
あとマシンガン射撃中に腕ごと切り落とされて、どこに銃口が向くか分からない恐怖の全自動射撃装置が誕生した瞬間も個人的に大好き
死んでないのに死後硬直してる…とかツッコミどころは置いといて、こういうバカなの大好きです

• #赤ちゃんが恐ろしくかわいい