いかにもテネシー・ウィリアムズなお話!
主人公アルマ役にジェラルディン・ペイジをキャスティングした時点で大勝利!彼女の表情のひとつひとつに震える。
「私の名前はアルマ、スペイン語で"魂"という意味…
このレビューはネタバレを含みます
録画していたものをようやく鑑賞。「欲望という名の電車」に続いて二本目のテネシーウィリアムズ作品だったが、ヒステリックな女性を描くのが彼の作風なのだろう。ある1人の男の成長と、1人の女の堕落を描くよう…
>>続きを読む牧師の家に生まれたがためにこんな苦しんじゃって。かわいそうに。
宗教や家事や賛美歌、みんなが求めるものに応えて頑張ってきたアルマ。
やんちゃな隣人のジョンに小さな頃から片想いのアルマ。
アルマ…
オープニングで美少女と美少年の初恋物語で勝手に「小さな恋のメロディ」のような作品かと思いきや。成長してから美女とイケメンの恋愛物語となるところをすっ飛ばして、いきなりおばさんとおじさんに。作品の良し…
>>続きを読む名作「欲望という名の電車」と同じテネシーウィリアムズ。テーマはキリスト教。肉欲や貞節。少女は宗教心と初恋の欲望との間で悩み苦しむ。現代の日本なら変わり者の世間知らず。「キリスト教が素晴らしい」だけで…
>>続きを読む原作はテネシー・ウィリアムズの『夏と煙』(どうしてこんな邦題になった)。この人の作品はだいたいいつも女性の狂気が描かれるのだが、本作もまたなんともやり切れない気持ちになる物語だった。終盤でかつてはそ…
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