オープニングの長回しで傑作を予感したら
見事に大当たり

セットの撮り方からして
多分低予算だと思うんだけど
全く感じさせない簡潔な説明と
船内が舞台となる中盤の
少なくない登場人物の完璧な整理
グレアムの命を狙う人間の上品な出し方も好き

ラスト１０分の対決のテンポが７０年前の作品とは思えない素晴らしさ
ホテルの外壁を見事に使った追跡も見事

殺し屋に命を狙われた男が暗殺を避けるために急遽船での帰国にチェンジしたのに、その船内に彼の命を付け狙う悪い奴らが乗り込んじゃってておぉやべぇ…ってなるお話。冒頭のレコードの音飛びから何やら意味ありげだなと思ったら当然後で伏線として機能していく。終始紙一重で、後はもう引き金引いたらTHE ENDの状況をギリギリ搔い潜っていくスリリングな演出、低いとこからエゲツない角度で捉える強靭なショット、闇夜の豪雨の中に浮かび上がるウェルズの怪人ぶりも生きる（けど彼は味方側）。最後なんで向かって行ったの？の返答が「キレたから」って、ヤンキーかよ。なんせ70分、超面白い。

パンク

第二次大戦下のトルコでトラブルに巻き込まれた米国人エンジニア
秘密警察は彼を国外に逃亡させようと船に乗せるが……

時代を感じる

船内での話

クライムドラマ

ハラハラ
最後もスゴい展開になる

雰囲気ありました