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痴人の愛
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『痴人の愛』に投稿された感想・評価

たむ
3.6
京マチ子さんが一躍戦後の新世代女優として脚光を浴びることになった谷崎文学の映画化です。
この翌年が『羅生門』とここからグランプリ女優として日本映画史上特別な存在となりますが、内容的には今観ると若干物足りない印象もあります。
年下の女性がかなり年上の男性を手玉にとっていく『嘆きの天使』のような題材が日本映画でも描かれるのですが、踏み込みが足りず…。
同じ監督と主演で2年後『牝犬』に同じような題材に挑みますが、その練習編という印象ですが、当時としてはスキャンダルな内容です。
今の映画であれば、もっと過激な描写にする事も出来るでしょうが、それが出来ないからこそ面白い表現も出来ます。
日本映画黄金時代の足音が聞こえてくる作品ですね。
◆鑑賞前の予想◆

① ナオミ史上最強のナオミ
② パパ役、宇野重吉さん? 大丈夫?
③ どうせ原作の crazy さには届いてないだろな。。


◆観てみて◆

予想完全的中。
これは『痴人の愛』じゃない。『ナオミ ──performed by 京マチ子』って題が適切。crazy な魅力がなく、cloudy な映画。痴人感がないんだな。

宇野さん、ただ威張り散らしてるだけ。「出ていけ」の連呼がずっと耳障り。半端な二枚目半っぽさも結局、目障りに。
彼は、相手に恋しすぎちゃってる感を出せてない。まるで「兄」が「奔放で甘えんぼな妹」に説教ばっかりしつつ憎からず、にしかなってない。兄感なんて誰も求めてないよ。相手の顔と肉体には限りなく惹かれてる感、もない。オスとして威張ってるだけ。
京マチ子さんとのツートップ映画には全然ならず、マチ子頼りに終わる。だったらいっそ、不細工な小太り男優なんかを出させた方がよかったかも。

1920年代の男尊女卑日本社会でナオミという当時西洋っぽかった名のメス猫が高飛車にオノコを翻弄することの、爽快感。そして狂ってるけどこれも大人の世界の一端なのぉー感。そんな特異要素でまずは現代女性読者ウケしまくってるのが原作なんだよね。(その小説をきっかけに谷崎にハマってった子は私の周りじゃ女子ばかりで、谷崎好きな男子とは私は一度も出会ったことはない。わが男友達の一人は、全然主人公男性に共感できずカミソリ場面で「ナオミの顔を切っちまえ」と願ったそうな。そのカミソリは映画には出てこない。)“女尊男卑”場面連発でついには主人公の痴人感のゲテモノ性がオモシロすぎてパパを女子みんながゲロゲロと応援したくなる話だってのに、、この映画では、男が単に女を屈伏させるだけじゃん。
そして世の映画に多い、文学コンプレックス。説明台詞わんさか。ネームを描けない漫画家、みたいな残念な脚色力。

それでもね、演出は雑でもなくて、京マチ子さんのビジュアルの説得力! 
このマチ子こそが世の美の“本体”であり、現代の例えば中条あゆみちゃんなんかは“縦伸ばしした影”にすぎない。ふとそんなことを思った。メイクや限定角度でごまかしてるんじゃない。全シーンで大輪薔薇なナオミ! 鎌倉大仏をバックに歯が痛い、のとこ、邦画の贅を尽くしてる。
口から煙をピューーッと速く直線状に吐く彼女は、まるでゴジラ類。
別次元的なまでにハマリ役の彼女に、台本も他キャストもついてこれない。みんなの手に余ったマチ子。ひたすらナオミな映画。
ただし、彼女の演技力はいつもどおり。良い(良すぎる)のは顔かたちと関西弁とサイレントシーンと独り言だけなんであって、基礎的な言い動きがやっぱり単調。しかも『羅生門』のホラー風味とあまり変わらない?
ともあれ、踏切待ち~職探し、のサイレントタイム。そこだけ別の者が台本書いたみたいに完璧魔法映画だった。ラスト近くの長回し(踏切)の方はそんなでもない。

[角川有楽町]
3.0
‪「痴人の愛」‬

‪冒頭、スクーターをパパに強請る娘。
天性な情婦、無邪気で、哀愁で情痴。

海辺で寛ぐ男女、生々しい関係、奔放な肉体、彼女の名はナオミ、問題大有りのヒロイン、日夜苦闘する…

本作は谷崎 潤一郎原作を木村恵吾が昭和二十四年に京マチ子と宇野重吉を主演に撮った娼婦との関係を浮き彫りにした作品で、

物語は技師の男は若いナオミと言う女子を家に入り浸たせ、

毎日抱いたり関係を持つ。

所がナオミはダンスホールで知り合った男などを二人の愛の巣だった彼の家に泊まらせたり、

飲んだりと押し掛ける様になる。

やがて彼は愛欲の為にナオミを監視し半ば探偵じみた行為をし始める…

まぁ〜チラ見せする女神のマチ子姉さんの脚が綺麗のなんのって…

煙草を吸う彼女のカッコよさは赤線地帯を観た時から虜で本作にも一瞬ある。

髪を結んでもおろしても似合う彼女の渾身の芝居は良い。

これ東京舞台になってる様だがナオミが大阪弁で話すのが滑稽だ。

マチ子が大阪出身だから中々抜けきれなかったのだと思うが…

ロケ地は途中から鎌倉へ移るも海岸など風景が綺麗だ。

余談だが原作者はこの話を朝日新聞に連載するも余りの過激さに掲載禁止になったらしい。

ナオミズムって言葉も流行したとか…‬ ‪

やはりマチ子の魅力爆発してる一本だなと。

エロティシズムとはこの様な事を言うんだろう…正に肉體文學の秀作だろう。‬

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