昔ながらのオーケストラサウンド・・😆
スパイアクションらしい音楽です。まるでヒッチコックというかウルトラマンというか・・要は1972年当時は当たり前のBGMってことだ。
音楽のブロニスラウ・ケイパーは、これがほぼほぼ最後の仕事というポーランドの作曲家。他には「バターフィールド８」など。

主演は「バニシングポイント」のバリー・ニューマンと、ゴダールの元嫁アンナ・カリーナ。

当時の社会情勢が色濃く反映した良質なサスペンスミステリーですよ！！
戦時中のナチスの秘密書類をめぐる攻防です。

映画仲間から勧められたんです。「ところどころにある風景ショットがどれも美しい！！」って。



〈2023-348/41〉

オーストリアのザルツブルクが舞台のスパイサスペンス。交わされる言葉は物騒だが、余り緊迫感は感じられなかった。何なら冒頭がピーク。ここぞという場面でスローになったりストップモーションになる演出に時代を感じる。70年代の街の雰囲気。

「ウド•キア追悼映画祭（自主的）③」

冷戦時代、スパイ天国と言われたオーストリアのザルツブルグ。ナチの残党が箱に入れ湖に沈めて隠した秘密文書をめぐって、各国情報部がスパイ合戦を展開する。

元英国スパイで今は写真屋を営むリチャードが、湖からその箱を引き上げるが、森に隠れていたネオ•ナチ党員に見つかって、あせって箱を山中に隠す。

はい、そのネオ•ナチの下っ端で、不気味な暴力男アントンが若きウドであります！
箱の隠し場所を吐かせようとして殺しちゃって、あちゃ〜って顔するんだけど、残念逆光真っ黒泣

ナチの残党は、再び立ち上がる時の為に、箱の中にナチ協力者たちのリストを残したのだった。
罪を隠してのうのうと生きているお偉いさん達の為に、CIA、ロシアスパイ（しかも二重スパイ）、ネオ•ナチ、警察なんかが、わちゃわちゃ入り乱れての、口封じ殺し合戦。

写真屋を訪れた主人公のアメリカ人弁護士と、アンナ•カリーナ演じる死んだ夫の妻アンナとそのむさい弟が、殺人合戦に巻き込まれる。

とにかく誰がなんなのかがよく分からないので、美しい古都ザルツブルグの観光映画だと割り切って観た方が楽しめるかも。

ウドは血の気の多い若造で、なんせずーっと森に潜んでるのでなんだか薄汚れてる。でもオメメはキラッキラ。
いつも暗い森からぬっと出てくるんだけど、画面が暗くて美しいお顔がよく見えないのが残念。

ウド•キア満足度　星3


レビューは前に書いたのですが
「ブラッドヘル」1975年も再見してみた。
これはもうウドの美しさ、変態さが堪能でき大満足。
本作ではエロ女優さんとのガッツリ（？）まぐわいもあるのだが、う〜んやっぱ女は苦手なのかなぁ？というホンネが垣間見えるという、素晴らしい作品でした。

ウド•キア満足度　星5＋
ただね、残念ながらセリフ（英語）は吹替泣