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トニー滝谷
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目次

トニー滝谷の作品紹介

トニー滝谷のあらすじ

孤独でも平気だと思って生きてきたトニー滝谷はある時、1人の美しい女性に恋心を覚える。彼女が妻となり、彼の人生の孤独な時間は終了したが、束の間の幸福は妻の事故死で失われてしまう。残ったのは、衣装部屋いっぱいのサイズ7の服だけだった…。

トニー滝谷の監督

市川準

原題
TONY TAKITANI
製作年
2004年
製作国
日本
上映時間
75分
ジャンル
ドラマ

『トニー滝谷』に投稿された感想・評価

孤独を抱えて成長したトニーは、イラストレーターとして才能を発揮し、その道で成功を収める。やがて、着こなしの美しい娘に恋をし結婚するが、妻の度を越した衣服に対する執着は彼女を死に追いやってしまう。トニーは亡き妻の大量の衣服を着てくれる女性を雇おうとするが、やがて部屋いっぱいの衣服は妻の存在の影に過ぎないことを感じ、女性に断りの電話を入れて妻の衣服をすべて売り払う。父の死後、彼はその遺品である膨大なレコード・コレクションを売り払い、本当に独りぼっちになった。
劇中ずっと流れてるピアノの音が良かった。
映画思い出し鑑賞記憶Vol.30

一日一生。今日という日は2度と戻っては来ない。この24時間内にクリップさせて頂いた過去鑑賞作品をその日中にリリース❗️そう朝に誓って、、今日に限って多過ぎました😭でも皆様のレビューから記憶が溢れたり、溢れなかったり、人生と映画はあざなえる縄の如く繋がっていたと改めてしみじみ感じます。

現在、過去、未来。
誕生、人生、死。
映画、映画、映画。

記憶も身体(脳)の一部なら
現実生きても、映画を観ても、
死ぬ時、みんな一緒くた。

フォロワーさんのレビューを観て、あっ、この映画観てる!とクリップ&リリースするというパラサイトレビューでごめんなさい🙇‍♂️その瞬間、記憶に甦ることだけ綴ります。あまりにひどい記憶違いがあればご指摘ください。。

本作はプティリスさんのレビュークリップ✨ありがとうございます☺️

私にとって村上春樹さんは永遠の神。なかなか映画化を承諾しないことは有名ですが、この短編の映画化は市川準監督のセンス溢れる静逸な映像美学とイッセー尾形と宮沢りえの硬質な演技でしっくりくる。
でも肝心なストーリーが、、🙇‍♂️

再見したい度40%
今はまだ。。いつか羊🐏3部作を映画化して欲しい。
4.8
【遺された…】

今日、2021年8月20日夕方に観に行く予定にしている村上春樹原作の「ドライブ・マイ・カー」も、この「トニー滝谷」も、妻を失うという話がベースになっている。

この「トニー滝谷」は、なかなか上手い表現は見つからないが、村上春樹作品の雰囲気を非常によく伝えているように感じる。

短編をモチーフにして、物語の幅を大きく広げて作られた作品はあるが、これに対して、「トニー滝谷」は、雰囲気が非常に村上春樹作品的なのだ。

そして、この作品を特徴付けるのは、故人の遺したものと向き合うというところではないのか。

妻の遺した膨大な洋服。
父の遺した貴重なレコード。

それらは、故人そのものなのだろうか。
それとも、故人の何か生きた証のようなものなのか。
或いは、故人を補完するもの…。

家族を失った喪失感、或いは、故人と向き合うというより、遺されたものに囚われてしまうことで感じる孤独。

処分してしまったところで、その意味を考え続けることからは決して逃れられず、それは、まるで、亡霊のように付き纏う。

そして、もう一つ、残された自分自身は、彼等にとって、どのような存在であったのか。意味はあったのか。

自分も遺されたものであることに違いはないはずだ。

ずっと、考え続けなくてはならない。

洋服やレコードは、実は、遺された自分自身のメタファーではないのか。

村上春樹作品に、よく取り沙汰される喪失感や孤独といったものと少し異なるフレーバーが加えられた作品のように感じる。

オウムのテロや、阪神淡路大震災を経たから、少し作風が変わったという人もいたりするが、それは、作品を読んだ人や、こうした映画を観た人が、それぞれ感じるものだろう。

ただ、エピローグに加えられた原作にはない部分に、映画としての解はあるのかもしれない。

結局、答えを見出せず、愛した人の幻影を、人混みのなかに探してみたり、見つけてしまうことは、僕にはある。

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