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野性の夜に
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『野性の夜に』に投稿された感想・評価

備忘録
レンタルビデオ

主人公の男はバイセクシュアルで、エイズキャリア。 ある少女と出会い、彼はエイズであることを告白できないまま深い関係に。 その後、自分はエイズだと告白したもんだから、彼女はパニックを起こすが、最後は愛が勝つ…
みたいなお話だった。 映画監督、小説家、歌手でもあった主演のシリル・コラールは、 実際エイズで亡くなっている。 フランス本国で大絶賛を浴び、相手役のロマーヌ・ボーランジェが来日して宮沢りえと対談した番組を見て、興味を持ちレンタルビデオで観た。
彼がエイズで亡くなっている現実を思うと、演じている間どんな想いだったのだろうと切なくなる。 演出が生々しいというか、エイズを隠して(←言えなかったんだけど、嫌われたくなくて)関係を持ったり、女の子の方もコンドームを拒否する場面があったり (←好きだから、私は大丈夫 的な)
はっ⁇ な部分もあり、ジュテームの国は情熱的すぎてよう分からん、と諸手を挙げて絶賛は出来なかった。 フランスほど、日本でそんなに反響があったか覚えていないけど 宮沢りえは絶賛していた。 ただ あの当時、今から25年くらい前の作品で、フレディ・マーキュリーもエイズで亡くなったりした後で、『フィラデルフィア』しかり、センセーショナルな映画だったのは間違いない。
Cem
5.0
『僕は死ぬだろうが先の事はいい。僕は今 生きている』

多才すぎるシリル・コラールの遺作🥺
エイズで亡くなったバイセクシャルのシリル・コラールが監督、原作、脚本、音楽、主演もこなす半自伝的作品。エイズに侵されながらも、愛すること、生きることの素晴らしさを鮮烈に描く✨
セックス後、『俺はエイズだ』と告げるの酷い😭😭😭それでも愛し合ってる2人はゴムをしてセックスをする
少女のような外見で、裸を披露するロマーヌ・ボーランジェが愛らしいが、後半は荒れ狂ってしまい目を背けたくなる
死の影に怯えながらも今を生きぬくという力強いメッセージに感動した
劇中流れる音楽がことごとくかっこよくて素晴らしい🎶サントラ欲しい
エイズに罹ったバイセクシュアルの主人公が、自分の欲求を満たすためだけに、女とも男とも刹那的に関係を結んでいく、とにかく身勝手で退廃的なストーリー・・と批判することは、いとも簡単。

だけど、監督・主演のシリル・コラールが、実際にこの作品の完成直後にエイズで逝去していることを考えると、コラールの愛を求める心の叫びが聞こえてくるようで、切なく、やるせなく、劇場公開から30年近く経った今でも、強烈な印象を残している作品。

ラストシーンでヨーロッパ最西端の岬に立ったコラールが、日没、そして大西洋に再び上る日を、ただただ淡々と見つめるその瞳の奥の感情は、決して演技では出せないもの。一人の人間が、人生の最後に吐出した全ての感情が凝縮したこの作品に対して、佳作or駄作の烙印を簡単に押すことは、ナンセンスでしかない。

相手役を務めた女優ロマーヌ・ボーランジェ。来日時に、日本のメディアからの「実際のエイズ患者とラブシーンを演じることに抵抗はなかったか?」との、トホホな質問に対し、「日本って、エイズに対する知識、理解が本当に遅れてるのね!」と呆れかえりながら答えたというエピソードには、当時、まだティーンエイジャーであったこのフランス人女優にして、ヨーロッパ女性の精神の神髄を見たような気がしたもの。

何とかしてDVD化していただきたい作品のひとつ。

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