どついたるねんの作品情報・感想・評価

どついたるねん1989年製作の映画)

製作国:

上映時間:110分

ジャンル:

3.4

「どついたるねん」に投稿された感想・評価

しゅん

しゅんの感想・評価

4.1
引退したものの現役への未練がたらたらで、部屋で一人ワセリンを塗りシューズを履きグローブをはめなぜかパンツは履かず、フルチンで行うシャドーボクシング。両親に見られても動じない。中学生のとき、部屋で全裸でリビドーを発散していたらいつのまにか寝てしまい、起きたら布団が一枚、申し訳なさそうにかかっていたことを思い出してゾッとした。
半分ドキュメンタリーのようでもあるし、闘いの裏側にあるものは見たいからね。興味がある人にはかなり面白いんじゃないだろうか。
「自伝なんて読まなければ良かった」
映画監督を目指す一人の青年は後悔をしていた。
自分が憧れた元ボクサーとの面会をである。
男はデビューから12戦連続KOを飾り、ビッグマウスや関西人らしい明るいキャラクターで浪速のロッキーと呼ばれた。彼は大阪の期待を一身に背負っていたが、
大一番の世界挑戦で敗れ、復帰戦でもKO負けをくらい意識不明の重体となる。
手術で一命をとりとめたが、生存確率は搬送時20%、手術後50%、まさに生死の境からの帰還であった。

経歴も実力もキャラクターも兼ね備えた男であったが、それでも青年は後悔をしていた。
自分や周囲に対する横柄な態度、口を開けば過去の栄光にすがる愚痴ばかり。
目の前にいるのはただの大阪のゴロツキだった、ボクシングだけの男だったのだろう。
青年は自伝を下敷きに構想をねっていた自分の映画作りも放棄し、
この男にも今日限りもう2度と会うことはないと思った。

態度には出していなかったはずである、表向きは和やかに彼の横柄さや愚痴に付き合っていたはずだ、
ただ相手も世界に挑んだボクサーである、態度には出ない機微を感じ、自分に付き合ってくれていた青年を引き止めたそうにしたが、
青年も”それはもう勘弁”と面会を締め、二人が別れの段になった時である。
元ボクサーは青年に泣いてすがりついた。
“自分はボクシングを失って、こんな風にしか振る舞えない。でも、もう一度輝きたい”と。

映画”どついたるねん”の誕生前夜、阪本監督と赤井英和にはこんなやりとりがあったそうである、
どこかで見た話をうろ覚えで自分が書き直しているので、
多分間違いや誇張があると思うが、映画を見てみれば、大筋は外れていない事は
わかってもらえると思う。この映画での赤井英和はこのままのキャラクターだから。

映画は自伝を元に、自伝の先のIFを描いたものである、
いいのを一発もらい意識のないまま戦い、意識のないまま負けた、
途切れた意識の中にある本気だけが宙に残り、噛み合うものもないまま回り続ける。
そんな自分の”本気”をリングから降りた自分が見上げている。
本人同様のリング禍でボクシングを失った人気者のボクサーが、
リングに残してきた本気と合わせるように空回りでもがき、周囲との当てこすりで
メッキを剥がしながらも、ボクサーとしてカンバックしようとする話である。

「自分の死に場所くらい自分でわかっとるわ」
言いたくて言いたくて、言った事。やりたくて、やりたくて、やった事。
ただし現実ではない、映画という”嘘”の場で。
だからこそ、嘘の分を埋めるために魂を込めざるおえなくなる。
半ドキュメンターである、映画としてのレベルは高くない。
それでも評価したくなる本気を感じる映画である。
Rjork

Rjorkの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あんたが死ぬのは寂しい場所じゃない



あちこちかっこいい
ハイヒール👠モモコと、美川憲一。タバコくわえながら、モーニングの🍞かじってる会長がリアル
ボクシングだけの漢の人生
リングで散ろうが腕を上げようが最高だよ
ぶぶこ

ぶぶこの感想・評価

3.5
半分ノンフィクションのノリで撮られた映画。軽快なテンポでエンターテイメントとして良質な映画。
tsumuji

tsumujiの感想・評価

3.0
一番の収穫は、原田芳雄の歌唱力。

ドラマか映画かと聞かれたらドラマ的。

定義は知らんけど。
ethangucci

ethangucciの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

大和田正春戦はリアルタイムで見た
狂気なラスト
痛烈なノックアウト負け生死を彷徨った赤井選手が自伝的な映画に主演とボクシングファンである俺には当時とんでもない気分になった
赤井が俳優?
マジか
ボクシングのイメージダウン
がんばれ

赤井は非常に良いが周りが良くない
じゅんP

じゅんPの感想・評価

4.6
演技なんて超越して訴えかけてくる生き様ってやつに打ち抜かれちゃったわけで、選手に密着したドキュメンタリーとはまた違う、映画のアプローチでスポーツを観ることの感慨に到達しちゃってた。

タレントとしての赤井英和しか知らなかったけど、YouTubeで試合の映像見漁る程度には浪速のロッキーに惚れ込みました。