相棒を殺された捜査官の復讐劇を描いたポリスアクションドラマ。　
原作は元シークレットサービス捜査官のジェラルド・ペティーヴィッチによる同名小説。　
ウィリアム・L・ピーターセンが主演、マイケル・グリーン、ウィレム・デフォー、ジョン・パンコウらが共演。　　

シークレット・サービスのジミー・ハート（マイケル・グリーン）は退職2日前にこれまで追い続けていた紙幣偽造団のアジトに単独で潜入して殺されてしまう。7年間もジミーとコンビを組んできたリチャード・チャンス捜査官（ウィリアム・L・ピーターセン）は、新たな相棒ジョン・ヴコヴィッチ（ジョン・パンコウ）と共に捜査を始める.....

秩序無き狼たちが暴走する。
様々な男女の思惑が交差し、捜査は思わぬ方向に。
女に騙されて捜査官が命を落とす羽目になったり、ハイウェイを逆走するなど激しいカーチェイスや派手な銃撃戦が繰り広げられる。
主人公の捜査官達による一線を越えた行動が裏目に出て、驚きの結末を迎える。
最後に笑うのは果たして誰だ？
「今日から俺の犬になるんだ」　

2024.6　テレ東で鑑（午後ロード・吹替：井場洋子 訳）　

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フリードキン監督追悼鑑賞9本目。
追悼の前に『フレンチ・コネクション』だけは観ていたので、10本を鑑賞し一先ず終了にします。

実はこれがずっと観たかった。
噂に違わず色々とんでもなくて、面白味が詰まってた。
私は『恐怖の報酬』が一番好みでしたが、フリードキンらしさと言えば今作が一番かも知れない！

先ず、オープニングから迫り来るカッコ良さ。
撮影監督がロビー・ミューラーでした！！違うのが直ぐに解る。

内容は偽札犯に殺された相棒の仇を討つべく悪戦苦闘するシークレットサービスの捜査官の姿を描く犯罪アクションサスペンス。

カーチェイスは『フレンチ・コネクション』よりこちらが凄い。全力疾走追跡劇。


ウィリアム・ピーターセンって『12人の怒れる男』に出てたけど、他は観たことなくて主役は初めて観ました。目的と手段がごちゃごちゃになり、感情が前のめりで暴走するかなりヤバイ捜査官。

非道な偽札犯が若かりしウィレム・デフォー（29歳）で、出て来た時は一瞬分からず、似てるけど...ええっ、イケメン枠？って感じで中々のカッコ良さでした。

偽札の運び屋でジョン・タトューロ（27歳）も出てるけど、顔が変わってない、そのまんま。

今の時代、絶対に撮れない内容なので、これは追悼鑑賞のラストにピッタリの必見物でした。

おお、意外に面白かった。
ウィレム・デフォー若い！当時30歳なの？嘘でしょってくらい凄みのある存在感で魅力的。主人公がどうも好きになれなくて、その分だけデフォー演じる悪役に惹きこまれた。

85年のLAってこんな雰囲気だったのかな。生まれる前だしLA行ったことないから何も知らないけど、リアルに街を封鎖して撮ったんだろうカーチェイスとか味があって良かった。
個人的にマイケル・マン監督かPTA監督にリメイクしてもらいたい。レフン監督でもいいかも。