末期ガン患者の話ではあるものの重くない観やすいストーリーに加え、脇役にウーピー・ゴールドバーグとキャシー・ベイツを起用しているのも良かった。しかし、それ以外はこれといって特筆することもないありがちな話だった。

一人の女性の話。
マーリーは、充実した日々を送っていた。だが、顔色が悪いと会社の同僚に言われ、念のため病院で検査をすると、末期のガンであると告げられる。マリーは何とか平然を装うが……ってあらすじ。
面白かった。何とも説明しづらい感情になった。テンポ良く展開して、心理描写が絶妙でした。ウーピーゴールドバーグさんが良いアクセントです。切ない、悲しい、嬉しい、全部入ってる映画。
まぁ多くは語るまい（笑）

若い時に『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』を見て、あくまで客観的に楽しんでましたが…

今作は３０代で余命半年を宣告される女性のお話。３０代、他人事じゃないよ。ありえる話だよ。うちのオヤジだってガン発覚から３週間もしないうちに亡くなったワケだし。

ただ、日本や韓国だといかにもお涙頂戴なノリでずーーと行く中、お国柄でしょうこの映画は割と明るく、時にファンタジーに、時にエッチに描かれています。しかしそれが返って無理してるんじゃないの？強がってるんんじゃないの？って思わせてツライ。このパターンの方が心に来るね。

ただね…女性だとワタシ、感情移入できないんですよねぇ。
。まぁ逆にガエル・ガルシア・ベルナル君が癌の役だったらこの映画にどっぷりハマってしまいそうな気がします。ほどよい距離で見れました。

そしにしてもあんまり注目してなかったけど、ケイト・ハドソン老けましたね。３０代の役どうなの？と思ったけど実際この頃３０歳くらいなのね。老け顔。演出？

ウーピー・ゴールドバーグ、キャシー・ベイツも元気そうでなりよりです。

女性の方はこの映画見ると色々考えちゃうのではないでしょうか？？

ちょうど同時期にやっていたジョセフ・ゴードンの『50/50 フィフティ・フィフティ』の方が好きかも。

• #片腕２０１１年公開映画