旦那を奪おうとする2号さんのドロ沼物語
終始暗い雰囲気ですが、重すぎずにちゃんと引き込ませてくれる辺りが増村監督の凄さですね👏
文子の女優魂が炸裂する乱闘シーンはちょっとびっくり！笑
田宮二郎さんもイケメンで女癖悪い男役ピッタリすぎます😏笑

都内に行く用事があり、昨日金曜日に引き続き、若尾文子映画祭Side Bの本作を鑑賞。。。

「ただれ」って凄いタイトル。。。😨漢字を初めて知った。。。

本作の若尾文子は、昨日鑑賞の「華岡青洲の妻」の清楚な中にも凛とし佇まいのキャラクターとは異なり、やさぐれた感じ、でも美しく強いキャラクターを上手く表現していて、凄い女優さんだなと思う。。。

本作も「華岡。。。」と同じ監督さんの作品。若尾文子の演者としての才能を上手く引き出して様々なキャラを演じさせることが出来た監督さんなのかな。。。シーンに馴染まないおどろおどろしいBGM(個人的な感想😅)を頻繁に入れるのはちょっと苦笑したけど。。。

同監督、若尾文子主演作品は沢山配信でも観れるようなので、時間がある時に観てみよう。。。

当時は不倫して2号さんを持つのは結構一般的だったのかな？今も変わらないか。。。

当時の"豪華な"アパートってあんな感じなのね。。。確かに主人公の友達が住む、時代劇に出てくる浪人が住む長屋のような障子が破れきったところよりは立派だったけれど。。。

ところで、主人公がソファに寝そべって見ていたボクシングの試合はファイティグ原田あたりかな。。。

田宮二郎演ずる浅井は、クルマ、金、風呂、ビール、そしてセックスに明け暮れる世紀末戦士！

女どもが入り乱れてキャットファイトを繰り広げる場外乱闘ありのバトルロイヤル形式。
爛れに爛れた人間模様に、劇中に何度となく言葉として発せられるCRAZYを見る。

ソープオペラ、メロドラマの原液が毒々しい。

画面の奥行きと陰影の映像美。

全てを暗闇とし、閉ざされた未来へ向かうエンディングが恐ろしく美しい。

〜〜

浦和の鰻尽くし、私もご馳走になりたい。

2018劇場鑑賞11本目

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