【田宮二郎と若尾文子】
(以下は2001年に増村保造の映画がまとめてリバイバル上映されたときのレビューです。)
最近再評価の機運が高まっている増村保造の映画が連続上映されている。とりあえずという…
妻を残し外へ出る夫と女を送り出し金を稼ぐ野心家は、その行動原理を反転させたことで男女の関係に破綻をきたす。岸田今日子と離別しようとする田宮二郎はそれ故囚われの身になるが、若尾文子を害しようと田宮から…
>>続きを読む配信無いからDVD買った。
まーた最愛の人間に先立たれる若尾文子ぉ!
でも本当の愛を見つけられたからヨシ!
愛していない夫と同空間に居る時の死んだ目の演技がすごい。
全然関係ないが戦後の空間に…
濱口の『PASSION』を観てからあまり時間が経たずに観たからか、似たような雰囲気というか、つくりを感じたところが所々あったのかなと思ったら、濱口さんが昔自分の作品と一緒にこの作品を上映したことがあ…
>>続きを読むたかが車でベートーベンを流したくらいでドヤる男。それが田宮二郎。
現実に絶対いなさそうなキャラクターやあり得ないセリフばかりで笑いが出そうになるけれど高い完成度😅
普通に喋れ!と言いたくなるほど…
1964年公開。これは傑作。若尾と田宮が美しくて、二人とも当時30前後だというのに大人の色気が凄まじい。撮影にも力が入っていて、画面の構図とライティングがバッキバキにキマっていて痺れる。途中でちょっ…
>>続きを読む増村による企業倫理×男女の愛憎が絡み合うお得意のヤツ。
画面半分を箪笥や、電柱で区切ってもう半分に被写体が佇むような圧迫感のあるシネスコ。どいつもこいつも行動に躊躇いがなくて速い。
特に若尾文子の為…