杏っ子の作品情報・感想・評価

『杏っ子』に投稿された感想・評価

a9722
3.9

父の大きさよ、、
実の娘に対してもあまりにも達観しすぎててある意味冷たいとも感じるけど
娘に焦っているところや心配する顔は一才見せず、常に大きく余裕があり、別の自分が自分を眺めるような人生への構えか…

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2025/4/9 @ シネマヴェーラ
初めての成瀬、永遠の成瀬
木村功がとんでもないクズ。杏っ子っがズバズバと思ったことを言える女性でよかった。
作家先生の優しさによって木村功の惨めさがつのっていく…

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ユロ
5.0
映画ということを忘れるほど夢中になって見たのは初めてかもしれない。木村功のベストact
正面から映ってるときは襖がどれも勢いよく開く
箪笥も内職道具も出てくるが、どれも滑るものとして撮ってる?

@シネマヴェーラ
初めての成瀬、永遠の成瀬

漫画のキャラデザのように顔立ちを見ればその人の性格がわかる。そういったわかりやすさを担保しつつ、一切問題を解決させようとしない意地悪さにやられた。父親の人間的な余裕がまったく事態を好転させないどころ…

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4.0

木村功のクズ男ぶりに、自分はこんな振る舞いとは無縁だったと言い切れる者は前に出なさい。このクズ男に対峙する香川京子はただ泣き寝入りするようなタマではなく堂々と渡り合い、ときには無自覚に木村を追い詰め…

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4.0
このレビューはネタバレを含みます

1958年製作公開。原作室生犀星。脚色田中澄江 、成瀬巳喜男。監督成瀬巳喜男。新人の三井美奈がとってもキュート。

その昔、従妹と鎌倉に遊んだ帰り、彼女が露店で売っていた杏を買いたいと言うのでひと籠…

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相手は普通のやつでいい。金持ちやイケメンはよせ。金は生活できる分だけあればいい。
良いこというね。拝金主義、マッチングアプリ、どうしてこうなった。
平行線を辿り続ける香川京子と木村功。山村聰も決定打を打つことはない。一連の2人の関係が夫婦の在り方として語り続けられ、真後ろから奥へ向かう香川京子を捉え続けるカメラも観客に当事者性を差し向ける。
4.5

映画『杏っ子』は、室生犀星の同名小説を原作とし、父娘の関係を軸に、結婚生活の現実と男性の情けなさを描いた作品である。主人公・杏子は、作家として成功している父・平山平四郎のもとで育ち、経済的にも精神的…

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