四季の愛欲の作品情報・感想・評価

四季の愛欲1958年製作の映画)

製作国:

上映時間:96分

4.5

「四季の愛欲」に投稿された感想・評価

tukahon

tukahonの感想・評価

5.0
最高のラストに痺れた。
そしてチョイ役の西村晃がいい仕事してる。
佐々木

佐々木の感想・評価

5.0
原題「四季の演技」、それがどうなったら「四季の愛欲」になるのか。この挑発的な映題がまず素晴らしい。勝負している。この卓越した下ネタの裏にどれだけ知性と諦観が隠されているかは映画を見れば判る。家族其々の恋愛事情が転がるに連れ性の哀しさが爆発的な笑いに広がっていく。劇場は爆笑の渦。妹役の中原早苗が後半破壊的に笑いを誘う。戦後ファミリーコメディの快作。2016/7/12シネマヴェーラ渋谷。
tk33220

tk33220の感想・評価

3.3
冒頭で山田五十鈴が何かにぶつかり割ってしまうところの運動や、楠侑子の熱海駅での窃視などをカメラで捕らえようとしないのは勿体無い。キム・ギヨンの映画のような過剰さは笑えるし、終盤に嵐のような勢いでモデル当選の知らせを伝えに来る男には感動してしまった。
P後輩

P後輩の感想・評価

-
最高のコメディ。大傑作よ。

@シネマヴェーラ渋谷 35mm
moku

mokuの感想・評価

5.0
渡辺美佐子の足に安井昌二が水虫薬を塗るシーンでやけにメロウでドラマティックな音楽が流れる所に唸る。

失恋しかけてよれよれになっていた山田五十鈴が、働きに出てシャキッと凛々しい姿で現れた時には「よ!名女優!」と声を掛けたくなるくらいカッコ良かったな。
結局すべてかっさらってくのもベルさんだったしなー。

にしても、楠侑子を見ると旦那の別役実の顔が浮かぶのなんとかしたい…。。

このレビューはネタバレを含みます

連れ込み宿で桂木洋子が浮気相手ともつれながら、ヤる覚悟で来たけどその前に他の女と手を切る約束してよ〜!と懇願するも、浮気相手はヤりたい気持ちが急いてテキトーな生返事ばかり…このシーンが大好き。桂木洋子が純真な分だけ一層メンドくさい感じや、その場に及んで男に判断力なんてあるわけがないのがよく伝わって苦笑いが止まらない。

安井昌二が渡辺美佐子にグイグイいく水虫シーンでは、直前に商品名をあげて水虫薬のCMも流れるけど、やはり日活映画お馴染みのタイアップ? そうだとしたら、ああやって物語に組み込んでフェティッシュなシーンを創り上げた中平康はスゴい。

登場人物が東京〜箱根〜那須・宇都宮を行ったり来たりで移動が多くちょっとだけロードムービーな風情もあって◎。
売れっ子モデルの洒落た住まい、独身男(正確には別居)の独り住まい、母娘の東京中心部の庶民の住まい、桂木洋子が嫁いだ関東田舎の商家の住まいなど色んな暮らしぶりがうかがえて面白かった。

しょっぱなから「苦労して洗濯して汚れが取れないよりも、ちょっとお金を出してクリーニング屋にキレイにしてもらった方が、かえって経済的よ」と浪費家丸出し発言をする山田五十鈴は見ているだけで元気が出てくるドラ猫みたいにたくましいキャラクター。男無しでは生きていけない風にもみえるけど、料理屋の女給長を生き甲斐を持ってこなすところからすると、実は男なんて要らないんだけど迫られたら断れないどころか即引火してしまうタイプだと思う。

狂言回しな中原早苗は程よくかしましくて、本作で初めて可愛らしいと思った。一番若くて恋愛すべきなポジションながら、唯ひとり、男の影がないのも可笑しい。

本作で初めて認識した楠侑子(性悪モデル役)が最高だった。特に落ちぶれてからが。

ホームで呆れる姉妹たちに、汽車に乗った母親・山田五十鈴は高笑い。最高なラストショット。

唯一の不満がおどろおどろしいタイトル。もう少し軽い感じには出来なかったのか。なぜ原作通り『四季の演技』ではダメだったのかな。とにかく傑作。
傑作。
〆はギャグなんだろうけど、こんな絶望的な笑いは見たことが無かった。
すげえ笑っちゃうけど。
高笑いする山田五十鈴…