大学教授の男、不妊の妻、そして長きに渡り男の愛人として尽くしてきた雇われマダムの三角関係と葛藤を描く。
淡島千景演じる正妻の綾子は自らがオーナーを務めるバーの経営を高峰秀子演じる愛人の三保に任せ、…
これで成瀬の映画も30本目らしい。なぜこんなに心惹かれるのだろうと考えても明確に答えは出ないのが成瀬の映画で、60年以上昔の作品だとしてもなぜか心に寄り添ってくれると感じる、不思議な作家。
今回は軽…
妻として生きる淡島千景と、女として生きる高峰秀子が、妻として女としてじゃなくなった時、残ったのは母としてだった・・・
そんな親たちを反面教師にして、娘として息子として生きる子供は、一足早く大人とし…
松山善三と共同脚本の井手俊郎って誰だろう…と調べたらわたしの大好きな川島雄三の「洲崎パラダイス 赤信号」と「女は二度生まれる」の脚本家でもあった!
今作も結構好き。
女優ふたりの、ほんとに芝居?と…
高峰秀子が仲代達也のアパートの階段を登り、思いとどまりまた降りていく上下のクレーンショットが素晴らしかった。
森雅之のクズっぷりもまた気持ちいい。
高峰が手離した息子と乗るジェットコースターのシーン…
自分勝手な男と女
結局酷い目見るのは子供です
自分の欲望のままに好き勝手してたら
きっと子供も同じ道を歩みます
ぐちゃぐちゃ言ってるデコちゃんはやっぱり上手いなぁ〜
安定の成瀬巳組の出演者、
変…
女性の複雑性の対決!
収まりきらない結末が胸にクルー画面の中に人生が流れていて泣ける。ありがとう成瀬の会!
なんかやっぱり抑制的な演出は品がある、そしてその余白が胸にくるから素晴らしい
千景が高峰に…
大映映画か市川崑かってぐらい陰影の聞いた画面、成瀬映画にしては珍しい。
正妻・淡島千景 vs 愛人・高峰秀子のドロドロから、子供たちの出自のネタバラシまで至るの盛り上がりが見事。
千葉泰樹の『河の…
五所平之助の『愛情の系譜』にも似た妙な色気がカラーのフィルムに纏わりついている。
冒頭の踏切のショットが本編全体を貫く不吉さを駆動させ、実際終盤には自らの生い立ちの真実を暴露された姉弟が踏切の前に立…