無法松の一生を配信している動画配信サービス

『無法松の一生』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

無法松の一生
動画配信は2024年3月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

無法松の一生が配信されているサービス一覧

無法松の一生が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

『無法松の一生』に投稿された感想・評価

けん

けんの感想・評価

4.0
三隅研次監督作品 勝新太郎主演

三船敏郎版は鑑賞済みですが、主人公の松五郎は勝さんのイメージとかなり近い👏
雰囲気もすごい好きだし、時の流れの表現が粋です!それに勝さんの熱演っぷりもあってすごく切なく感じました😂
言葉ではなく表情や瞳で心境を表す演技は座頭市とは対照的!こんなに目が綺麗なんだ!と再認識しました笑 
祇園太鼓も心に響くし、シンプルにめっちゃ格好良くてびっくり👍なんでジャケ写がないんでしょう…
負けん気が強くて情に厚くて不器用な松五郎に勝新のイメージがシンクロする。
吉岡親子と松の疑似家族な距離感が優しくて暖かい。
吉岡夫人の有馬稲子の年月を経ても見た目が変わらないのはなぜだ。
勝新のドタドタした走り方でごぼう抜きは少し無理あるかも。
祇園太鼓を叩くシーンの下から撮すカメラワークが松の滴る汗に臨場感があって良い。
誰にも看取られず金だけ残して人知れず息絶えるラストシーンは胸に込み上げるものがあった。
 グレタ・ガーウィグ版を観てから、「ひとり若草物語祭」してたのが、ついこないだの気がするが、大林さんの遺作を観たら、こんどは「ひとり無法松祭」しちゃってる。
 
 というか、勝新バージョンは存在すら知らなかった。
 しかも観始めると、オープニングで監督にクレジットされるのが三隈研次じゃん!
 どんなもんかなあ、と思って観たら、これはこれでやっぱりいい作品でした。
 
 三國版は未見だけど、無法松の脚本はすべて伊丹万作のオリジナルを使っているんだね。
 私は子供の頃から映画が好きだったんだけれど、「監督」という職業の役割がなかなか理解できませんでした。
 「物語は脚本家が書くでしょ? 演技は俳優さんがするでしょ? で、撮影はカメラマンがするじゃん。じゃあ、監督って何する人?」
 小学生の頃は、ほんっとに理解できなかった。
 もし同じ質問を子供からされたら、1943年版・1958年版・1965年版の無法松を連続して見せるといいね。
 監督の仕事がどういうものか、とても理解できると思う。
 
 三隅版は、いきなり冒頭からアニメ合成の蝙蝠が飛び交うし、「なんじゃこりゃ?」と思いかけたんだけれど、これはこれでやっぱり素晴らしい作品でした。
 松五郎役を見比べる意味でも楽しい。
 
 稲垣版2つは(1943年版はカットされているので、そこは想像するしかないけれど)ほとんど同じ話運びなんだが、本作はおなじ脚本でも取捨選択とか入れ替えがあって、「96分で描き切れるの?」と思いながら観始めたけど、「あ、綺麗に処理してる」と感心するところが多かったです。
 特に「青葉の笛」のリハーサルシーンの省略は、「あ! なくても成立する。いや、むしろテンポよくなってる!」と感じて、ここは見事。
 何よりも、三隅監督は本作のようなしっとりした演出もできるんだと思った。
 「1943年版=水墨画」「1958年版=水彩画」とするなら、本作はコッテコテの油絵なんだけど、そこに「勝ち目のない戦いに挑んだ」(というか、あてがわれたんだろうが)三隅監督の意気込みを感じました。
 アップや会話でのパンの多用は時代の要請なんだろうけど、それはそれで「違い」があって面白かった。
 あと、松五郎、初見から惚れちゃってるじゃん! どうかな、とも思うけど、「違い」ですな。
 
 稲垣版2本(というか、伊丹脚本)の「ぼんぼん→若大将→吉岡さん」は、35年くらい前の高校の頃に1958年版を初めて観た私ですら、「吉岡夫人、結構残酷な発言してるな」と感じ、「いやいや、当時ならそれが酷いことでもなく当たり前の感覚だったんだろうな」と考えて、そこは現代人(つっても35年も前か!)ゆえの感じ方なんだけど、なんか思い出すたびにしこりがありました。
 本作は、そこが「ぼんぼん→若大将→敏雄さん」に微調整されていて、「あ、やっぱりそうだよね。『吉岡さん』はあんまりだもんね」と思った。
 っていうか、本作は私が生まれる3年前の映画なんだけれど。
 今なら「敏雄くん」だろうね。でもそれじゃ、普通過ぎるので、松五郎の寂しさが全然わからなくなっちゃう。
 だから「敏雄さん」でいいのだ。
 
 もちろん稲垣2作品に較べると、評価が低くなる本作だろうけれど、少年時代の松五郎が幻視する幽霊のホラー演出は本作がいちばん楽しい。幽霊なのに刃物持って追いかけてくるところはさすが三隅監督!

『無法松の一生』に似ている作品

無法松の一生

製作国:

上映時間:

104分

ジャンル:

4.0

あらすじ

暴れん坊だが無垢の心を持つ天涯孤独の松五郎は、足を痛めた少年・敏雄を救った縁で、敏雄の親である陸軍大尉・吉岡と妻・良子と親密になっていく。しかし、吉岡大尉は急死し、残った母子は松五郎を頼る…

>>続きを読む

瞼の母

製作国:

上映時間:

83分

ジャンル:

配給:

  • 東映
3.9

あらすじ

5歳で母親と生き別れた番場の忠太郎。博徒になり、母を捜す旅を続けていたある日、弟分を救うため飯岡家の数名を斬る。江戸に向かった忠太郎だが、飯岡家の追っ手も迫る。そんななか、母と思われた女性…

>>続きを読む

沓掛時次郎 遊侠一匹

製作国:

上映時間:

90分

ジャンル:

配給:

  • 東映
4.1

あらすじ

渡世人の沓掛時次郎は、自分を慕う朝吉と旅を続けていたが、ある時、朝吉が殺され、復讐を遂げた。その腕を見込まれた時次郎は鴻巣一家の助っ人して三蔵を手に掛ける。彼の妻と息子を、その伯父のもとに…

>>続きを読む

怪談お岩の亡霊

製作国:

上映時間:

94分

ジャンル:

配給:

  • 東映
3.8

あらすじ

貧乏と堕落のどん底に喘ぐ御家人・民谷伊右衛門はいまだ仕官の夢を捨て切れないでいた。恋女房・お岩も無頼な伊右衛門に愛想を尽かし父・左門に連れ去られる。そして、伊右衛門は博奕仲間の薬売り・直助…

>>続きを読む

四谷怪談

製作国:

上映時間:

84分

ジャンル:

配給:

  • KADOKAWA
3.4

あらすじ

裕福な武家の娘に見初められ、秋山らの金づるにされそうになった伊右衛門。彼には献身的な妻・お岩がいたが、妻につれない態度をとっていた。ある日、流産し体を害したお岩のために薬を買いにいった小平…

>>続きを読む