1967年製作公開。原作林芙美子。脚色堀江英雄。監督大庭秀雄。
1952年大映製作版を昔観ていますが内容は忘却の彼方。複雑な親子関係の物語でした。
望月優子は、幸薄いのか多情なのかよく分からぬが…
成瀬巳喜男の『稲妻』と同じ原作だが、監督の体質なのか、まるで違う話のように観ることができた。面白さでは、大庭のほうが毒気がある。例えば母親役の望月優子の下品さは、成瀬版の浦辺粂子の奥深さに比べると底…
>>続きを読む遅ればせながらこんなの見せてくれて本当にありがとうございます。倍賞千恵子の四六時中冷めきった目、信じられないほど上手い。望月優子が先頭に立って引っ掻きまわす中でニート画家柳沢に枯れ穂積、自分が知らな…
>>続きを読む同じ母から生まれたが父はそれぞれ違う四姉弟。
シリアスな笑い。これは大映版と比較したくなるなー。
母に泣き縋る次女、それを尻目に旅立つ三女の対比。
藤田まことが実はイイ人どころかアレで意…
男に苦労した母親、そして父親が異なる三人姉妹と一人息子の家族の姿を、長女と次女の男関係を中心に描くドロドロの愛憎劇。面白く観れた。
男たちが誰もだらしなく、女性たちがそれに引きずり込まれて行くが、…
畳にぶちまけられたすき焼き(牛肉100g180円!)を惜しむ望月優子にもらい泣き。豆腐は洗って食べればいいとかも言ってたな。悪気がないけどだらしない母親を成瀬版の浦辺粂子は子どもっぽく演じていてそれ…
>>続きを読む成瀬巳喜男『稲妻』のリメイクで、話もまんまなので観ながら「こんな話だったな~」と、結構最近成瀬版を観たにも関わらず全然覚えてない自分にがっかりしてくる。浦部粂子が演じた母はこちらでは望月優子。数段し…
>>続きを読む成瀬と同じ原作では分が悪いかもと思ったけど、こちらも面白かった。
一つ一つの出来事を比較的さり気なく描いていると思うんだけど、その割には全くダレない。映像も奥行きがあって美しい。
家族内の問題の原因…
東宝版もいいが松竹版もいい。大庭センセイ、こんな下世話な話を撮らないで〜とは思うが、望月優子はもちろん、稲垣美穂子の演技が光っている。大庭センセイらしい雨、水面のシーンも素晴らしくファンには嬉しい。…
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