ホラーとかスリラーというよりエロティックでシュールなコメディみたい。
怪奇すぎて理解出来ない。
冒頭の拘束プレイは面白い笑　
モリコーネの音楽や雰囲気はお洒落で良い。

おしゃれなOPとEDが良い

初っ端から続・荒野の用心棒のフランコ・ネロが拘束プレイされてて度肝を抜かれた。愛人役の人だけど、実際に歳取ってから結婚してるのね

奇妙でよく分からない不思議映画かと思いきや中盤あたりになって物語が掴めてきて、幽霊の話だと分かるまでに時間かかる

音楽はエンニオ・モリコーネだし、脚本と撮影はそれぞれ夕陽のガンマンとサスペリア2の担当で製作陣が素晴らしい

前衛芸術ホラーミステリー？
（自信が無い）

画家のレオナルド、現在スランプで絵が描けず、静かなアトリエを求めて田舎のある元伯爵家の古屋敷に移り住む。
夜中に凄まじい音がして確認に行くと、絵の具やカンバスがブチ撒けられてぐっちゃぐちゃ。　

屋敷の元住人のことを調べると、以前機関銃に撃たれて死んだヴァンダという少女の話を聞く…ここ迄が序盤〜中盤で、
この後、レオナルドはどんどんヴァンダの幻影に囚われて正気を失ってゆく展開になるのですが…そもそも冒頭から訳分からない。

レオナルドと恋人のフラヴィア、常にオーバーアクション。
あえてのこういう演技手法なのかも知れませんが（不勉強で判断出来ず）振りが大きく、落ち着きがなく、常に走ってる。
なので常態からややハイテンション気味なんですね、そこからシームレスにギア速に入っちゃう。

現実と夢と妄想の区切りがすぐ判断出来ないのでひとつの流れが切り替わって「あ、さっきの妄想か」ってなる不親切設計 笑

冒頭、緩い亀甲縛りで椅子に縛られてるヒゲから胸毛まで露わにしたパンイチ男性が登場。
はい？……………どういう状況？？？

唐突に路上で女性とイチャコラする←妄想
看護婦に何かケアされてる←妄想
雑誌を買う時に幻聴が被る←伏線
突然始まる背後に兵士を従え突撃←妄想
恋人の背後から首を締める←妄想

ずっとこんな調子。
前衛画家という設定だからか、映像もナチュラルに妄想の景色を乗せてくるので、こっちは何を見せられてるんだろう……と悩むことしばしば。
目を眇めると老婦人が棺桶になってるのシュール。

ヴァンダという少女が性的に奔放だったと知り、写真を手に入れ、悩ましく幻惑してくる彼女の幻影に取り憑かれてゆくレオナルド。
そしてオチの梯子の外し方が…笑
商売人だな…と思うのか、結局エロスから逃れられない憐れさを思えばいいのか…困惑😅

サントラをエンリコモリオーネが手掛けています…これがまた訳のわからなさに一役買っているという。

マンレイ辺りのシュールレアリズムがちょっと入っているかも知れない幻想エロス前衛芸術ホラー……でした。

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