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泣きながら生きて
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『泣きながら生きて』に投稿された感想・評価

東野幸治のホンモノラジオで紹介されてたから見てみた、こんなん泣くに決まっとる。
いつか俺も親になったらこれくらい愛情深くありたい、そして少し不器用な父親になりたい。

ふたりでいるときはぎこちなくても、別れたあとに涙が止まらなくなる家族の姿に心を打たれた。

いろんな事情で配信とかはされないだろうし違法視聴するしかないけど見てほしい作品。
Epi
4.0
ドキュメンタリーとして、これほど泣ける話を、自分は観たことがない。

元々は、フジテレビのドキュメンタリーとして2006年に放送された、"中国留学生”シリーズともいえる一連の作品の最終話にあたる。

このドキュメンタリーのプロデューサーだった張麗玲さん自体が、まず、ドラマチック。
元々、中国で女優をしていたが一念発起して来日、日本の大学を卒業して今はなき大倉商事にOLとして勤めていたときに、中国留学生のことを映像にしたいと思い、フジテレビに、いきなり押しかけて直訴。機材を貸し与えられ、OLとして働きながら仲間を集めて映像を撮り続け「小さな留学生」からはじまる"中国留学生"シリーズを手掛けて、国内外の数々の賞に輝きく。そして、とうとう、CSの中国番組を放送する会社「大富」の社長に就任していまに至る…というドラマも真っ青な経歴の持ち主。(実際、彼女を追った番外編のようなフジのドキュメンタリーがある)

その彼女たち製作グループが、日本で出会ったのが丁尚彪さん。
文革の下野政策で満足な教育が受けられず、上海で下層の仕事をしながら家族を養っていた彼は、一念発起して日本へ語学留学。ところが、着いた先は、北海道の原野の中の過疎地で、来日のために重ねた借金の返済と日本語の勉強を両立しなければならなかったのに、アルバイトもままならないため、彼は、日本語学校を飛び出した。
そこから、ビザの延長申請が認められず不法滞在者として東京で働き始め、13年の月日が流れる。その彼の驚くべき生活がこの作品の中で、描かれていた。

池袋にちかいアパートに一人暮らし、3つの仕事を掛け持ちして、風呂は、流しのお湯を使って済ませ、倹約と勤勉をずっと続けながら、上海の家族に仕送りを送り続ける。
国籍を必要としない、仕事を得るのに少しでも有利な日本の資格をとり、欠けた歯を笑いながら、懸命に、そして真摯に暮らす。不法滞在のため、一度も故郷に帰られないまま。

仕送りを送られるうの妻と娘の姿も描かれる。上海で懸命に仕事をしながら娘を育てる妻。夫の仕送りは、娘の勉学のために使われ、娘は、父の期待に応えようと、懸命に勉強。NY州立大学の奨学金を獲得し、18才の夏に一人でアメリカ留学生活に向うことになる。

アメリカへ行く途中、東京でたった24時間、トランジットを使って再会を果たす父と娘。再開の歓喜、そして一緒にいる貴重な時間、別れのシーン、全部号泣ものだった。

一方、母親は娘が出て行ってから、一人で上海に暮らし、娘に会うため申請するビザが11回も拒否!そしてとうとう、娘がアメリカへ行ってから5年目、12回目でようやくビザ申請で許可となったのだった。

彼女は、アメリカへ行く途中最大72時間のトランジットを利用して、夫と東京で13年ぶりの再会を果たす。

13年間ぶりの再会に、たったの72時間!この夫婦の再会で、我々は果てしなく泣くことになる。

そして、娘がドクターになる。
それからのシーンがまた心に染みて…リアル「名もなく、貧しく、美しく」だった。

彼らは、あくまで真面目で、真摯で、そしてほがらかで、感謝を忘れない。
人ってほんとうに素晴らしいと泣きながら思える作品だった。

この名作TVドキュメンタリーが、当時、ある慶應大学の奔走によって、映画として、全国で上映されることになった。(自分は、バルト9で観た覚えがある)これもまたドラマチックなことなのだが…

こんな素晴らしい作品が、今は、DVD化もされていないし、パッケージ化もされていない。

のちに、一部の元留学生から、訴訟などがされたおかげらしいのだけれど…。
いつかまた、是非、観て、人のちからの凄さを目の当たりにされるといいな、と心から願っている。
michi
4.5
私達家族が日本に来たのは1992年。
当時私はまだ4歳、日本と中国のハーフである父、中国人の母、クウォーターの私。
もちろん家族全員日本語が話せませんでした。
全財産が家族3人で6万円でした。
父は私と母を養う為にすぐに働き始めました。
昼間は日本語学校、午後は言葉をあまり必要としない肉体労働ばかり。
3つの仕事を掛け持ちし、睡眠時間は毎日3時間ほどでした。
そうやって我が身を削って今日まで育ててくれました。
大学まで行かせてくれました。
このドキュメンタリーに出てくる丁さんも同じです。
命を削って家族の為に生きています。
今なお続く不変的な人種差別、偏見、イジメ、数々の苦境の中でそれでも人は生きていかなきゃいけないんです。
自分と重ねながら涙が止まりませんでした。
親の無償の愛を感じます。

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