日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人の作品情報・感想・評価・動画配信

「日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人」に投稿された感想・評価

mh

mhの感想・評価

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ながらく注目されてこなかったフィリピン残留孤児についてのドキュメンタリー。
軍票を乱発し、過度の徴収含む長年の搾取をしてきた旧軍=日本人が、フィリピン市民にめちゃくちゃ嫌われていたために、起こった悲劇。
片親が日本人(戦死か日本に帰国)であることを隠したまま、山奥に隠れ住んでいた戸籍のないみなさんと、その違憲状態を解消しようと動いている弁護士や、民間団体を取材している。
同時に成功例=中国残留孤児にも触れている。
中共とのつながりがもはや明確な当時の朝日新聞だけど、彼らの扱った中国残留孤児問題に関して文句はあろうはずがない。
その現在も伝えてくれるとても貴重なドキュメンタリーでした。
フィリピン残留孤児のみなさんは高齢で、急がないと間に合わないから、このドキュメンタリーを作ったと断言する弁護士のかたがかっこよかった。
ドキュメンタリーはかくあるべきとも思った。
日本なら振武寮、ドイツならレーベンスボルンなどなど、戦後70年80年経ってようやく掘り返されることがまだまだあるんだろうね。
面白かった。
フィリピン残留孤児の話
何が起きても私の人生だものねという言葉きついです、そうして自分を納得させているような悲しい言葉です
mellow

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5.0
差別と貧困の中を生き抜いた残留邦人。
日本人の親に対する想いが心の支えだったのかな。
いろいろ考えさせられた。
skchi

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4.0
外国の政治家に、
日本は不思議な国です
と言われる国。

棄民。
自分で行ったんだから助ける必要なくね?って言ってるわけか…
登場してた現役政治家のお二人よ。
まだ日本国籍をとりたいと思って貰えてるだけ有難いと思う。
そのうち、選ばれなくなるよね。

今後選挙のとき、
裁判官のことちゃんと調べて、
必要なら×付けようと思った。
政治家より大事かも。
扱っているテーマは大変に興味深いものがある。文字通り、日本人が忘れてしまっている戦争の一端である。
しかし、どうも掘り下げの弱さが気になる。もっと深掘りできたはずなのに、その部分が気になった。
そして、演出的にももう一つの部分が。それは掘り下げの弱さにも繋がってしまっている感じがする。
知らない戦争の傷跡を知るためには見るべきだが、その部分は留意して欲しい。
none

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3.9
フィリピンの在留日本人の認定の難しさ。
"お父さんが日本人だから私も日本人"
中国残留孤児たち。幸せと孤独。
中国残留孤児はよく聞いたことがあったけど、フィリピンにも残留日本人が沢山いたのは初めて知った。

政府の対応がとにかく遅かったんだ。メディアや大衆からのプッシュがなかったら、ただただ問題の消滅を待ち続けてただけだったんじゃないか。

政府や大使館に手紙を書き、山積みの資料の中から親族の手がかりを探し、証拠をかき集めて、やっと申請が出せる。こんだけ苦労して申請しても100通るってわけじゃないし。

「戦争は本当にむごいですよ。親が死んでも涙が出なかったですよ。お母さんが死んでも、『あ、お母さん死んだ』って。」なんて、もう何も言葉が出ない。
作業中のながら見だったので字幕はきちんと見ていないけど、フィリピン残留孤児の実態がわかりやすく描かれている。

中国残留孤児よりも注目されにくいフィリピン残留孤児は、日本政府がその存在ごと忘れ去ろうとしていたことが明らかになる。

解決を先送りにして事態の風化を目論む日本政府と、救済を求める残留孤児。
日本政府が本腰を入れ始めたのは安倍晋三元首相あたりからだという遅すぎる対応。

フィリピンでは大東亜戦争により憎まれた日本人の子供として差別され、無国籍で貧困に苦しみ抜いた人たち。日本語がわからず、日本でも差別される現実のなか、それでも日本国籍を取得した人の「日本では幸せ」という言葉は、どれだけの艱難辛苦の果てにたどり着いた悲願だったのだろうか。
残留孤児の皆さんは、一人残らず素敵な笑顔をしていたのが印象的だった。

外国で有事の際、日本政府が国民を守らないのはこの件に限ったことではない。
たくさんの人に知ってもらいたい現実が詰まったドキュメンタリー。
坂J

坂Jの感想・評価

3.5
中国の残留孤児のことは知っていたが、フィリピンにも多くの孤児が残されていたとは。

第二次世界大戦といえば、真珠湾攻撃、インパール作戦、シベリア抑留などがよく知られているが、フィリピンでの激戦はあまり知られていないように感じる。

フィリピンで多くの日本人が命を落とし、残された日本人はゲリラによって命を狙われていた。そのため、日本人として証明できるものを焼き捨て、その結果、日本国籍が得られない人が続出した。

今も日本国籍を得られない人がおり、その人たちにスポットを当てた映画です。中国の残留孤児だった人の現在も描かれており、日本語が話せず、ご苦労されている様子が映し出されています。


ぜひたくさんの人に見てほしい作品です。
Tyga

Tygaの感想・評価

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戦後、迫害を逃れるために日系であることを隠さないといけなかった人たち。そのまま現地の人になることも充分にできなければ自分の国にも帰ることができない。まさしく時代に翻弄された人々の話。
本当にすぐ解決しないと当事者が消滅してしまうという危機意識をすごく感じる。

遠い土地で朧げな父の記憶と共に「自分は日本人なのだ」というアイデンティティを持ち続けていることはとてもすごいと思う。
国家がしっかり保障すればそれに対して善意や感謝を返すという中国残留孤児のような関係になればいいねと思った。

おんなじ残留孤児でも中国とフィリピンで扱いが違うところとかめちゃくちゃ日本政府だわ〜って感じがする。
ウクライナ侵攻を見てもわかるように戦争を仕掛けるのは国民というよりはあくまで国家であるので、「戦争受忍論」とかいう戯言は未来永劫許容されるべきでない。
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