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水の娘
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『水の娘』に投稿された感想・評価

ジャン・ルノワールの単独監督1作目。当時の妻カトリーヌ・エスランの映画女優への夢をかなえるために制作。

父を亡くした気の毒な娘(カトリーヌ・エスラン)は、乱暴な叔父ジェフの元から逃げ出すが次々と受難に襲われる。やがて、夢で見た白馬に乗った若者が現れ。。。

グリフィス監督とリリアン・ギッシュによる少女受難モノの模倣をベースに、アベル・ガンス監督「鉄路の白薔薇」(1922)の高速カット・バック、シェストレム監督「霊魂の不滅」(1920)のオーバー・ラップ幽体離脱表現を組み込んでいる。

夫妻で観た好きな映画を真似ながら、妻をヒロインに映画を作るのはとても楽しかっただろうなと笑いながら観た。

※当時ルノワール監督は29歳。父親ピエール=オーギュスト・ルノワールの晩年の絵画モデルだったカトリーヌ・エスランは23歳。共にアメリカ映画狂で、カトリーヌはアメリカ女優に憧れていた。

※脚本は本作で乱暴な叔父ジェフを演じた俳優ピエール・レストリンゲス。
さっ
4.5
死ぬほど美しいショット多数。運河を行く艀の上、流れていく景色の中でカトリーヌ・エスランをとらえたやつとか鳥肌もの。ルノワールはデビュー作からキャメラがトラヴェリングする。後半の夢はかなーりアヴァンギャルド。夜闇の中の炎と群衆のシルエット、叔父に襲われてしまうシーンとかの高速編集も良い
3.4
ルノワールの単独監督デビュー作にして既にセンスの塊。

古の特撮技法を用いた幻想的なショットの数々、そして「ピクニック」で頂点に達する光のゆらめきはこの頃から。
映像美はシェストレムを彷彿とさせる。
ある意味詩的リアリズムの源流的作品。

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