水の娘の作品情報・感想・評価

「水の娘」に投稿された感想・評価

a

aの感想・評価

3.8
Pathé bellecour 1019
河川に反射する2人や光の影をみているだけで、綺麗すぎて泣きたくなってしまった。ピアノの生演奏付きでの上映、終わった後の鳴り止まない拍手、とても素敵な映画でした、記録。
ルノワール的詩情はデビュー作にして全開だ。川の緩やかな流れと木々の揺らめき、船上から捉えた陸の移動、白馬に料理を作る女性にかかる木漏れ日などで冒頭から魅了される。中盤のトリック撮影も原初的な迫力に満ちている。女が崖から転がり落ちるショットを割らずに撮っているのにも驚愕。

傑作というほかない。
ドイツ表現主義にかまけた感じで嫌い。
あの流れで誰も死なないのはルノワールらしからぬ甘さ。
しきぶ

しきぶの感想・評価

3.5
ジャンルノワールの長編第1作で、サイレント映画。
田舎ののどかな河川をすすんでいく船と少女から物語ははじまる。
冒頭の少女の叔父が長い船上を逆走していくのをとらえたショットからして素晴らしい。
叔父に強姦されそうになる時や、町民に襲われる時の過激ともいえるカットバック。
燃える干草やジプシーの家とその火が反射し、浮かび上がる町民の顔の怖さ。
闇に逃げていくジプシー。
そして、鮮烈なのは中盤の少女が見る夢。さまざまなトリックが盛り込まれてるが、森の中を白馬にのった男女が駆けるシーンはおよそその90年後のアンジェリカの微笑みを思い起こしたり、、
枯れ木が生えてる荒野を少女が向こうに走っていくショットの映像感覚の鋭さ。
an

anの感想・評価

4.0
夢のシーンがシュール系入ってた。ラストカットで少し山中貞雄がフラッシュバック。
アンジェリカの微笑みを思い出す。
何とも夢のシーンが、とらうま的に良い。
最初の横移動も素晴らしい。処女作には思えない。すでにモチーフも確立されている。
サイレント映画。
冒頭の船で叔父が移動する所は面白い。

幻惑の所の特殊撮影は、充分鑑賞に耐えうるクオリティ。
むしろ、もうその時代に撮影技法が確立されていた事に驚く。

しかし、ヒロインは青い眼なんだと思うけど、クッキリメイクと合わさると、ちょっと眼が怖い…。